もし大東急が解体されなかったら
もし大東急が1948年6月1日に分割されなかったら。
戦前(戦時中)の東急は実は巨大な企業であったことはご存知でしょうか。
戦前
大東急成立までの歴史。
1922年田園都市株式会社の子会社として
目黒蒲田電鉄が設立。
鉄道省元官僚の五島慶太さんが専務に就任した。
1923年の関東大震災というピンチを師匠の阪急電鉄の小林一三さんの宅地開発アドバイスにより開発した高級住宅を沿線に建設して分譲していった。
1923年に目蒲線が開業して1926年に目蒲の子会社の東横電鉄が東横線を開業した。
1929年には日吉に慶應義塾を誘致に成功した。そのおかげで学生という乗客を獲得 その資金を元手に企業乗っ取りや友好買収がスタート。
1933年に東京南西の交通統一と国分寺線計画で大井町線とバッティングの阻止するために五島さんは東京川崎財閥を口説き落として池上電鉄の株の過半数を買収。1934年に目蒲に吸収合併して拡大。
同年には東横百貨店が渋谷に開業した。
1936年 渋谷開発のために千代田生命保険から玉電の株を買収して乗っ取りに成功して
玉電は東横電鉄(旧)に合併されて後に渋谷が東急の本丸になるきっかけになった。
1939年に目蒲(田園都市)と東横が合併
東横電鉄(新)に改めた。
その後江ノ島電鉄を買収したり東横ニュース劇場(現東映)を開業したり三越乗っ取りに失敗したりした。
そして東京地下鉄一元化を巡って対立した京浜電鉄(現京急 姉妹会社湘南電鉄含む)を利光鶴松小田急(旧)社長と一緒に乗っ取り1939年3月に京浜は東横傘下になった。
しかし1941年の陸上交通事業統制法により東京地下鉄と東京高速鉄道は国に買収されて帝都営団地下鉄(東京メトロ) になり地下鉄関係会社はグループから離脱した。
同年電力事業を取られて赤字経営の小田急(旧)(現小田急 京王井の頭線)を友好買収
1942年5月1日東横 小田急 京浜の3社が合併。東京急行電鉄(大東急)が誕生した。
1942年 五島慶太さんは東条首相の頼みで運輸通信大臣(現在の国土交通省 JRグループ(旧国鉄) 日本郵政 NTT kddi ソフトバンクモバイルが合体した巨大省庁のリーダー)に就任。
そして1944年に宿敵京王電気軌道(現京王電鉄)を合併 1945年に子会社の相模鉄道(神中鉄道)の路線を運営受託。
こうして大東急が完成した。
(東急京王線 現京王電鉄本線)
(東急井の頭線 現京王井の頭線)
(東急小田原線 現小田急小田原線)
(東急江ノ島線 現小田急江ノ島線)
(東急東横線 現東急東横線 )
(東急京浜線 現京急本線横浜以北)
(東急湘南線 現京急本線横浜以南)
(東急厚木線 現相鉄本線)
なぜ大東急は分割されたのか。
こうして巨大な東急が誕生したが
なぜ今の東急は不動産はめっちゃ強いのに路線テリトリーが小さいのか。
それは分離独立したい旧小田急などの各社と沿線復旧を早めたい非分離派の東急の利害が一致して分割再編成を決定したからだと思います。
東急は資金調達問題に悩んでいたが本当は何もしてないわけではなかった 新しいバスを導入したり 東急小田原線と国鉄(現JR)御殿場線の直通車両運行(現小田急ロマンスカー)
東急蒲田と湘南蒲田(京急蒲田)の接続(蒲蒲線計画の先駆け)を計画した。大東急解体しなくても東急は復興して発展する可能性があった。
なぜ東急から小田急 相鉄 京急 京王(帝都)が分離独立したのか。
その理由は戦後復興を早めることと戦前の状態に戻してほしいと旧4社が分離独立運動をしたからです。五島慶太さんが公職追放されていたためチャンスと思ったからである。しかし過度経済力集中排除法では鉄道事業は適応対象外になった。
それでもなぜ五島慶太さんは東急を分割したのか 戦後復興を早めて従業員や住民に食べ物が買えるようにする。
多摩田園都市を開発して高級感のある電鉄にすると考えたからである。
そして1947年に相鉄が1948年6月1日に小田急京急 京王が東急から独立して それぞれ競争して発展していった。
実は東京高速鉄道を作ったのは小田急ということは大東急は小田急(利光氏)の地下鉄進出計画から始まり小田急再建のために東急主導で3社合併して大東急は設立された。そして戦後復興で映画(東映東映アニメーション)と道路事業(田園都市線)をやりたい東急(五島氏と大川氏)と徹底解体したい京急(井田氏)によって終了したのである。
もし大東急が分割されなかったら
作者の自作
赤は東急 小さいオレンジ色は東急子会社
緑はJR(旧国鉄) 青白色は他社(西武グループ)
まず横浜駅は東急のテリトリーになる
東急東横線 東急湘南線 東急神中線 3つの東急路線が交差する駅になる。JRと横浜高速鉄道以外は東急電鉄の路線になる。
東急湘南線はオシャレな路線になり高速電車が運行している。 東急京王線は路線幅を改築してjrと直通できるようになった。(予測)
史実の相鉄独立は1944年の神中鉄道合併により阻止されて第2の田園都市線になっていたかもしれない。
東急は関東で二番目に総延長路線が長い
巨大私鉄になっていた。(関東で一番路線距離が長い私鉄は史実別世界線変わらず東武鉄道)
大東急のイメージは高級住宅開発と観光参拝鉄道を兼任する阪急と近鉄を足したような風貌を沿線住民は想像していたかもしれない。
東急小田原線 東急神中線は豪華な駅がたくさんある清潔な郊外路線(阪急京都線みたいな)になっていた。
でもしかし相鉄の青色電車と切磋琢磨な相鉄の歴史 可愛いソウニャンは存在しないことになってしまう。(悲報)
相鉄西口は東急横浜西口になっていたかもしれない。
東急百貨店新宿店や東急百貨店品川店が存在した。
田園都市線は史実通り開業して江ノ島線に直通していた。
別世界線でも東急ターンパイクを作ろうとした可能性が高い 史実では東映を再建するため
別世界線では横浜西口の土地を東急(史実の相鉄)が開発するために高速道路案が出されていたかもしれない。
東急大井町線や池上線は史実通りデジタル化電子化していった。
東急ロマンスカーが箱根や江ノ島を走っていた。
もし安藤さん(史実の小田急社長)
が東急社長になったら
井田さんと田中百歩さんは京急中福の祖ではなく大川博さんとともに東映再建者として東急史に残っていたかもしれない。
田中百歩東映社長により史実通り
東映と東急(大)は分かれていた可能性がある。
川崎社長さんは相模鉄道ではなく東映か静鉄に左遷あるいは堤康次郎の右腕として鉄道史に残っていたかもしれない。
湘南線は事故が、置きにくい路線になったが
車両速度がjrよりも少し遅くなっていた。
東急湘南線の車両カラーは赤ではなく緑か青になっていたかもしれない。
なぜかというと車両の色を変えて幽霊を引き寄せにくい環境にして旧京浜湘南地域を浄化してオシャレな東急沿線にする政策を東急がする可能性があった。
しかし野球を持つことができなかった私鉄として歴史に残る可能性が高かった。もし大東急がゆっくり広大な沿線を復興する選択をしたら大東急は広い沿線をブランド化するところに投資していたため球団買収する余裕がなかった可能性が高いから。
ユーチューバーが[東京急行電鉄とは
東横京浜小田急が合併東京急行電鉄が誕生。
京王神中を合併。その後東急ロマンスカーが
発進。]と解説していたかもしれない。
国鉄みたいに労働組合が強く
ミニ国鉄と呼ばれていた可能性もあった。
旧神中鉄道路線は田園都市線みたいに高級住宅街 ビルや商業施設が立つ沿線になっていた。
京急の空港問題を東急が抱えていたかもしれない。
三崎延伸は三浦環境保護団体と協議して断念した可能性が高いため東急湘南線の終点は東急久里浜になっていたかもしれない。
東急ターンパイク計画は実行されていたかもしれない。田園都市線は一様作られたがターンパイクが大東急沿線内で作られて高速道路がメインになっていたかもしれない。
湘南蒲田と東急蒲田は蒲蒲線でつながっていた。
つまり阪急京都線みたいな路線を東急は
たくさん持つようになっていた。
東急は阪急阪神hdと同じ規模の大鉄道会社になっていた。新宿と渋谷、品川の一等地を持ち八王子から小田原 久里浜などの神奈川県と東京南西部が高級感のある路線になっていた可能性が高い！。
テレビ東京の(褒めまくり番組悔しいけど御社褒めまくり)で大東急(史実の京王)と
東武鉄道(史実if変わらず)の社員同士が褒めまくっていた。
番組を見た感想 [京王ランナーの席が
縦にも横にも動いていたりする技術の紹介や
東武鉄道が車両を長持ちさせる会社で
あることが分かりました。もし大東急が
分割されなかったら東急社員が
東武のスペーシアXを
褒めていたかもしれないし
東武社員が文化村(史実の東急レクリエーション東急文化村東映東映アニメ)の
子会社である東映田園都市スタジオの中にある東映アニメスタジオでプリキュアの
声優のアフレコを見学していたかもしれません。]
史実解説
東急は田園都市線に東映大泉撮影所を
移転しようとしていたが1964に東映が
東急グループから離脱したため幻になった。
五島慶太 東急会長はこうおっしゃった。
[皆さんの地域に、500万坪の土地を購入して、第二の東京都を作りたい。当社はすでに田園調布の町づくりをした実績があります。ロンドンで成功した田園都市を目指します。そのためには東映大泉撮影所を移したり、ゴルフ場や植物園もつくります。東京都と相談して、上野動物園も移設します。]
大東急全体でホームドア全駅設置完了していた可能性が高い。
箱根山登山戦争では東急と西武が直接対峙して史実のようにバスの爆走競争が起きていた可能性が高い。
あるいはゆっくり復興したため東急(史実の小田急)の箱根山を走るバス車両は安全走行のため西武バスのほうがスピードが早かったかもしれない。
西武よりセゾングループほうと仲良くしていたかもしれない 西武と仲良くなるのは1970年代からになっていたかもしれない
大東急が歩んだ戦後とは(シュミレーション)
1945年 8月15日(海外では9月20日)に日本は降伏した。
東急はビジネスでは勝ったが戦争には負けた。
東京急行電鉄(大東急)では五島慶太会長により東急従業員組合が設立される。
東急労働組合に改称。
1946年五島慶太会長が公職追放される。
1947年東急により小田原線と御陵線の直通が計画される。東急神中線が電線設置完了。
1947年11月東急小田原線と国鉄御陵線の直通が実行される。(史実の小田急ふじさんロマンスカー。)
1948年三宮社長が就任。ゆっくり大東急が復興していく。
同年
東急車両製作所(現総合車両製作所)が設立。
1948年東映が設立。大川博社長と田中百歩副社長により再建されていく。
1952年。
東急本社が完成。(現東急セルリアンタワー)
1952年
横浜駅西口のスタンダード石油の土地を買収。開発されていく。
五島慶太会長が公職追放解除。
1953年 西新宿に東急ホテル新宿(史実の京王ホテル)が完成。
1953年東映が日動を買収。
東急湘南線の複線化が完了。
久里浜以南の延伸を中止する。(三浦半島の環境は保護される。)
同年東急タウンパークが計画されて免許を出したが史実同様建設省に阻止された。(可能性が高い。)
大井町線 池上線 神中線 目蒲線(後の目黒線と空港線(史実の京急空港線 東急多摩川線 蒲蒲線))が複線化する。
1955年東急百貨店 新宿店(史実の小田急百貨店京王百貨店)が完成 渋谷本店 品川本店 も完成した。
同年東急田園都市線が計画される。
役員が毎晩多摩中央の地主たちや住民に挨拶する。
同年東映は全プロ配給により黒字化を達成。
1956年
白木屋を買収(史実同様五島氏の最後の乗っ取り成功になっていた可能性が高い。)
東急百貨店日本橋店開業。(史実のコレド日本橋 別世界線の東急シャンデリータワー。)
1957年東急田園都市線が開通。(開通が30年早いのは別世界線では小田急が独立していないため中央林間駅設置問題が起きなかった可能性が高いからです。)
(小田急公式サイト)
同年東急ロマンスカーが開業。
(史実の小田急ロマンスカー)
1959年 五島慶太会長永眠。築地本願寺で葬儀が執り行われて多くの財界と東急社員が最後の見送りをする。
1960年東映大映日活東急レクリが4社が合併東急娯楽映画株式会社が設立。(五社協定は廃止。)
東洋砂糖から手を引く。
1961年東急ロマンスカーが開業。
東急京王線 東急井の頭線沿線で再開発が進む。東急京王線 馬車軌道から狭軌に変更完了。八王子から国鉄に直通する。
1962年
東急神中線で高級住宅の開発が進む。
1963年東急田園都市線は中央林間で東急江ノ島線に接続して直通。
湘南クリハマカーが完成発進。
1965年
京王閣東急劇場が観客数増加。
1970年東急玉川線が新玉川線(田園都市線の東側)開業により世田谷線を除き廃線。
1973年たまプラーザ駅が誕生。
1980年代
文化村劇場開業に伴い東急娯楽映画と
文化村が合併文化村株式会社が設立。
文化村劇場の不動産再開発により
文化村株式会社は好調になる。
1990年バブル崩壊により
500社以上あったグループを再編成
北海道の一部のバス事業を売却。
東亜航空を日本航空に合併。
事業は長野事業 伊豆鉄事業 東急(大東急事業 江ノ島電鉄事業 箱根高速鉄道事業 関東バス 神奈川都市交通 日本交通)などの交通事業 不動産事業 映画演劇事業(文化村グループ(東急レクリエーション文化村 東映 東映アニメーション大映日活。旧ワーナーマイカルシネマズ)グループ)百貨店事業に再編成されて280社が残留。
2000年 東急沿線電子化が開始。
パスモやペイで改札が通れるようになる。
2010年代新宿渋谷品川などで再開発が進む。
2018年東急全線でホームドア設置完了(小田原線湘南線など史実では独立会社だった路線も含む 史実と同じ世田谷線を除く。)
2020年代
渋谷スクランブルスクエア東棟完成。
海老名駅近くに鉄道とバスの歴史館が移転。
(史実の小田急ミュージアム)
2023年東急(大東急)新横浜線が開業(相鉄新横浜線 東急(小)新横浜線)。
つまり東急ロマンスカーが走っていたり
羽田空港へ行こう東京急行電鉄などの広告があったかもしれない。
東京メトロ半蔵門線東武鉄道との直通コラボはメトロキャラと東武キャラとのるるん+おジャ魔女どれみ(事実東映は1960年代まで東急の子会社だった。)が出ていたかもしれない。
ガメラ(史実では角川コンテンツ 別世界線では東映日活とともに大映が文化村傘下であるため東急コンテンツ)と東急がコラボ(共同宣伝)していたかもしれない。
ウマ娘と現実の競走馬は京王閣で走っていなかった可能性が高い。京王閣は江東楽天地のように複合ビル劇場になっていたかもしれないから。 (多摩京王閣と呼ばれていたかもしれない)
高尾山薬王院は観光客を呼ぶために東急グループ(東急京王線 史実の京王本線高尾線)とともに共同宣伝していた可能性が高い。
ユニバーサルスタジオが大坂ではなく東京の東急神中線(東急厚木線 史実の相鉄本線)沿線に開業していたかもしれない。関東という土地を生かした広いテーマパークとクールジャパン(アニメ)戦略で京成電鉄のディズニーランド(オリエンタルランド) と競争していたかもしれない。
東急グループ(別世界線)
東急hd 東京急行電鉄(大東急) 東急箱根hd
東急神奈川交通(神奈川中央交通+神奈川都市交通) 日本交通 東急不動産ＨＤ 東急リバブル 東急エンジェンシー 東急バス 東急百貨店 東急建設 シブチカ ナガノ東急百貨店 TOKVUシャンデリービル(史実のコレド日本橋) 東急ローゼンストア(史実の東急系5社のスーパーが一つ) 東急ホテル 江ノ島電鉄 伊豆急 御岳登山鉄道株式会社 高尾登山電鉄株式会社 東部輸送 東急テクノシステム 上田交通 上田電鉄 じょうてつ株式会社 川崎鶴見臨港バス 東急建設 財団法人五島美術館 目蒲記念文庫(大東急記念文庫)
〈大東急とは東急+小田急+京急+京王+相鉄〉
文劇株式会社(Bunkamura+東急レクリエーション+東映+東映アニメ+日活+大映+日映+京王閣) 文劇不動産 bungekanimation(東映アニメ+日活アニメ) ナイトメーション(深夜アニメ用の文劇アニメーション子会社) 大都放映(史実の角川大映スタジオ) 文劇シネマズ(史実の109シネマズ+1960年代初頭の日活興業網+渋谷東映丸の内東映+ティ・ジョイ+イオンシネマズ+わずかな大映直営館) 文劇ラボテック 京王閣劇場株式会社。文劇田園都市スタジオ株式会社 文劇京都園スタジオ株式会社(史実の東映京都撮影所) 文劇テレビ。
出典元
東急100年史（WEB版）｜東急株式会社
京急歴史館 | 京浜急行電鉄(KEIKYU)
ロマンスカーミュージアム | 小田急電鉄
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