就活つらい本当につらい
就活のことを考えると簡単に涙が出るので、今の私なら天才子役をやれると思う。我輩は哲学専攻の4回生である。内定はまだない。
これまでの就活
いっちょまえに将来の夢があった。人気業界な上に採用する人数が少ない。業界大手の選考は何の手応えもないまま早々に脱落した。採用数が限りなく少ない中小規模の企業の選考を突破する自信もない。
そろそろ視野を広く持って、他の業界も考えようと先月から思い始めた。緩やかに夢を諦め始めていることがつらい。ESを書いたり面接練習をしたりするうちに自分がしたかったことの輪郭が掴めなくなっていることもつらい。一番入りたい業界の光が強すぎて、他の業界をうまく見られないこともつらい。富士山と比べたら高尾山も比叡山も同じようなものだ。
みんなは自分の志望業界をどうやって見つけているのだろう。自分がやりたいことを、みんなはちゃんと知っているのかな。それとも折り合いをつけることが上手なのだろうか。
そもそも就職活動になじめない
最近になってようやく、面接の場数を踏むことの必要性が分かってきた。面接の場での要請に従って自分の話を端的に伝える為にはそれなりの訓練が必要だ。だけど、入る気もない企業に面接練習のためにエントリーするなんて心が受け入れられない。みんなはどう?
模擬面接サービスは利用しているけれど、そんなに数をこなせるわけじゃない。まずこの、面接突破という虚無のためにたくさん練習を積まなければならないことが苦しい。色々な就活サービスが、自分の言葉で答えろと言う一方で、結論ファーストとか一分以内とか、暗黙のフォーマットもある。結論ファーストで話せるのはあらかじめ質問を推測して回答を練りに練っている場合だけだろ。用意した答えがほしいならESで聞け。
就活生が落とされる前提で20社も30社もエントリーするから企業は何回も面接して志望者のほとんどを落とすし、落とされるから就活生は保険にたくさんエントリーしなければならない。誰も幸せになれない。馬鹿正直に志望動機を考えることに疲れたよ。たくさん受けていると「就活の軸」なんてわからなくなる。
今のわたし
大学の講義が始まっていよいよ惨めな気持ちになっている。勉強するために大学に入ったのに、平日は面接と説明会で予定が埋まっていてなかなか授業を受けられない。こんなので卒論書ける気がしない。つらい。どの方向に走ったらゴールがあるのか分からない。大学のキャリアセンターとか就活情報サービスのキャリア相談とか色々利用しているけど、私が自分のことを分かってないから相談しても何か足しになる返事が返ってくることはなくてそれもつらい。つらいよ。
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