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バカラで勝つための確率論 〜勝者が知るべき秘密〜

バカラは非常にシンプルなゲームであり、賭ける対象は主に2つ、「プレイヤー」と「バンカー」です。

この2つの選択肢は、表面的には50%ずつの確率で勝つように見えますが、実際には少しだけ違います。その理由や背景について解説していきます。

バカラでは、カードの合計点が9に近い方が勝者となります。プレイヤーかバンカーのどちらかに賭け、その結果によって賭け金が2倍または0になるという非常にシンプルなルールです。

まず、大まかなイメージとして、コイン投げを考えてみてください。表(プレイヤー)か裏(バンカー)が出る確率は50%ずつですよね。
しかし、バカラの場合、少しだけコインの重さが偏っていると考えるとわかりやすいです。バンカーの方が、プレイヤーよりわずかに有利なのです。

なぜそうなるかというと、バンカー側には特定の条件下で「追加のカードを引くかどうか」を決める優位性があるからです。プレイヤーはまず決まったルールに従ってカードを引き、その結果に基づいてバンカーが次の行動を取るので、バンカーは結果的に有利なポジションにあります。

プレイヤーとバンカーの勝率

具体的な数字で言うと、プレイヤーが勝つ確率は約44.6%、バンカーが勝つ確率は約45.8%です。残りの約9.6%は引き分け(タイ)となります。

では、バンカーがわずかに有利である理由をもう少し詳しく見てみましょう。バカラでは、最初に2枚のカードが配られ、その合計が8または9の場合は「ナチュラル」と呼ばれ、その時点で勝敗が決まります。ナチュラルが出ない場合は追加のカードが引かれますが、このときバンカー側には「プレイヤーの結果を見てから行動する」選択権が与えられます。これにより、バンカー側は不利なカードを引かなくても済むことが多く、プレイヤーより少しだけ勝率が高くなっているのです。

実際のゲームでの賭け方とハウスエッジ

さて、プレイヤーとバンカーの勝率を見たところで、実際にどのように賭けるべきかを考えてみましょう。多くのカジノでは、バンカーに賭けて勝った場合、手数料として5%が取られます。これは、バンカーの方が有利であるため、その有利さを補正するためです。

例えば、あなたがバンカーに200円賭けて勝った場合、通常であれば2倍の400円を受け取りますが、5%の手数料(10円)が引かれるため、実際には190円しか手に入りません。この手数料がバンカーの有利さを緩和し、長期的にカジノ側が利益を得る「ハウスエッジ」と呼ばれる仕組みを作り出しています。

具体的な例を使って説明しましょう。コイン投げの代わりに、サイコロを使って考えてみます。サイコロには6面ありますが、もし「5」と「6」がバンカーの有利な目だとしましょう。この場合、バンカーが勝つ確率は他の目に比べて少し高くなります。それに対して、プレイヤーは「1」から「4」が有利な目だとします。バンカーの勝率は高くなりますが、その代わりにカジノが手数料を取ることでプレイヤーがバンカーに賭け続けても、長期的には必ず利益を得られるわけではないことがわかるでしょう。

要するに、バカラのプレイヤーとバンカーの勝率はほぼ50%です。

しかし微妙な違いが存在しバンカーがわずかに有利です。これはバカラのルールによるものであり、プレイヤーの行動に応じてバンカーが最適な判断を下せるからです。しかし、カジノ側はこの有利さを5%の手数料で相殺しているため、バンカーに賭けることが必ずしも有利な戦略とは言えません。

最終的に、どちらにどのタイミングに賭けていても、確率は約50%、1/2という事実は変わりません。

しかしプレイヤー/バンカー どちらかへの偏り【出現の波】があるのも事実です。

プレイする上で重要なのは、ゲームの背後にある数字と確率を理解し、それを基に冷静な判断を下すことです。バカラは運の要素が強いゲームですが、少しでも理論を理解すれば、長期的には損失を減らし、利益につなげることができるでしょう。

次回はプレイヤー/バンカーの偏りについて書いていこうと思います。


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