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出雲旅行記① サンライズ出雲編

島根県出雲市に旅行に行ってきました。
一番の目的は、ずっと乗りたかったサンライズ出雲に乗車すること。
せっかくなので終点「出雲市」駅まで乗って、出雲観光をしてきました。


サンライズ出雲とは

サンライズ出雲号とは東京-出雲間を走行する寝台特急列車です。
 *東京-岡山間はサンライズ瀬戸号と連結されています
国内で唯一、定期運行されている寝台列車がサンライズ号となります。
 *臨時寝台列車は全国で5種類ほど運行されているらしいです
  いつか乗ってみたい…
全席指定でB寝台個室ソロ/B寝台個室シングル/B寝台個室シングルツイン/A寝台個室シングルデラックスの4種類の寝台とノビノビ座席の計5種類から選択できます。
ノビノビ座席は2階建ての雑魚寝部屋のような車両でベッドは無し。
寝台料金不要で乗車料金と指定席特急料金のみで乗車できます。
その他の個室は乗車料金+指定席特急料金+寝台料金を支払って乗車します。
自分はB寝台個室シングルを利用しました。

サンライズ出雲の切符の買い方

購入方法は以下の3つです。
・みどりの窓口
・ネット予約・・・JR東日本「えきねっと」、JR西日本「e5489」
・旅行会社のパッケージプラン

発車日の1か月前の10時から切符の販売が始まります。
発売日当日に購入しないと売り切れてしまうことも多いです。
自分は発売日当日の10時ちょっと過ぎにみどりの窓口で購入しましたが、最も部屋数が多いB寝台個室シングルでも「残席が少ないため寝台を選ぶことは出来ない」と言われました。

下りを利用する場合、静岡駅より西から乗車する方は発売開始日を間違えないように注意が必要です。
サンライズ号の下りは21:50に東京駅を始発として運行します。
静岡駅は24:20発となり、日付をまたいでいます。
切符の発売開始日は自分が乗車する日の1か月前ではなく、自分が乗車する列車が始点を出る日の1か月前となります。
自分は過去に浜松駅から乗ろうとして、自分の乗車日の1か月前に窓口で切符を買おうとしたら既に売り切れで買えなかったことがあります。

サンライズ出雲乗車

ここからが乗車当日の話になります。

熱海駅ホームの電光掲示板

東海道本線の終電を利用して22:29に熱海駅に到着。
サンライズの乗車時間まで1時間弱の待ち時間があります。
時間をつぶす場所もないので、熱海駅のホームでひたすら待ちます。
自分以外にも大きな荷物をもった人が何人かいました。

熱海駅ホームに入ってくるサンライズ号

23時23分、熱海駅発のサンライズ出雲に乗車。
荷物を置くために自分の寝台へ向かいます。
2階建ての車両の1階部分、階段降りてすぐの部屋。
同じ車両に熱海から乗る人はいなかったらしく、廊下にいるのは自分だけでした。

B寝台個室シングルの様子

個室の第一印象は狭いけど綺麗。
前述したとおり、B寝台個室シングルをとりました。
部屋の高さは万歳して指先が天井に触れるくらい。
寝返りが難しそうな幅の寝台部分と、その横に荷物を置ける板張りの数十センチのスペース。
窓と駅のホームの距離が近く、カーテンを下げておかないと外から室内が丸見えです。

車内探索

荷物を置いて、貴重品とカメラだけもって車内を探索。
深夜なので他の乗客の迷惑にならないように静かに…と思いましたが列車の走行音で足音は気にならなさそうです。
小さなラウンジスペースを発見。
利用している方がいたので写真を撮ることは控えました。
とりあえず座って外を眺めてみたけど、真っ暗で碌に見えない…
朝に出直した方が良さそうです。
シャワーカードの販売機がありましたが既に売り切れ。
事前のリサーチで東京駅(始発駅)で購入しないと手に入らない可能性があると聞いていたので納得です。
他は個室が並ぶ車両が続くので自分の寝台へ戻ります。

寝台列車での一夜

走行中の列車内を探索した結果、見事に乗り物酔いしました…
もともと乗り物しやすい体質に加えて、朝型人間なので深夜の行動は苦手、ついでに空腹も加えて酔いやすい条件が揃ってました。
そんな状態でキョロキョロあたりを見回しながら列車内を歩き回れば調子が悪くなって当然でした。
寝台に戻って備え付けの寝衣に着替えて横になりました。

寝てみると思っていた以上に快適
立っていた時より揺れは気にならないし、走行音も大きく感じません。
普段から電車に乗ることが多く、日中も列車の音が聞こえる場所で過ごすことが多いからかもしれません。
やや肌寒かったのでヒーターをつけて、室内灯を消してカーテンを下げて就寝。
しばらくはウトウトしては目を覚ましてを繰り返します。
目が覚めるたびに外を眺めると都市部だったり海沿いだったり様々な夜景が見られ、非日常感に心躍ります。
そのうち熟睡してしまい、6時ごろの車内放送で目が覚めました。
次の岡山駅ではサンライズ出雲とサンライズ瀬戸の連結切り離しでは行われるとのこと。
数分間の停車の後、サンライズ出雲が発車します。
車窓から外の風景を撮ったけど失敗。
流れてしまって謎の光景になってしまいました。
もっとカメラの練習します。

9:58ついに終点の出雲市駅に到着。
10時間ぶりの揺れない地面‼

出雲市駅ホームにて

乗って早々に電車酔いで思うように動けなかったけど、寝ていれば体調は問題なし。
列車の揺れも慣れると心地良いし、夜景を眺めて過ごすのも非日常感が味わえて大満足です。
唯一の後悔は乗り物酔い対策を万全にしてくるべきだったということくらいですね。
次に乗車の機会があれば、違う寝台の種類を選んで違いを楽しみたいと思います。

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