
女の敵は誰なのか?──「安く買おう」とする男の心理を交流通貨論で分析
こんにちは。今回は「女の敵は誰なのか?」という、ちょっと刺激的なテーマについて考えてみたいと思います。結論から言うと“女の敵”とは以前noteに書いた「女性を安く買おう(選ぼう)とする男」です。勿論、女の敵は女的な話もありますが、今回は扱いません。
さて。「買う」というのはもちろん、お金だけの話じゃありません。人間関係において、女性と男性がやり取りする“見えない価値”を全部ひっくるめて「安く手に入れようとする態度」のことを指します。今回は、そんな行動原理を「交流通貨論」を使ってサクッと整理していきましょう。
交流通貨論とは?──6種類の通貨をざっくり解説
「交流通貨論」というのは、人と人とがやり取りしている価値を6つの“通貨”に分解してみるフレームワークです。
現金通貨
金銭や物質的支援、奢りやプレゼントなど経済的価値
恋愛通貨
ロマンチックな感情や性的魅力、ドキドキ感
親愛通貨
相手そのものを大切に思う気持ち、家族愛や信仰心に近い存在への愛着
信頼通貨
誠実さや思いやり、約束を守ることで得られる信用・安心感
快楽通貨
楽しさや喜び、面白さ、一緒にいてワクワクできる満足感
社会通貨
地位や名声、SNSのイイネなど社会的評価に基づく影響力
男性が女性を“安く買う”というのは、「できるだけ少ない通貨で女性を手に入れたい」という姿勢。反対に、“最上級”に女性を大切にする人とは、これらすべての通貨を惜しみなく投入できる人──たとえばお金もあって地位も高く、イケメンで誠実、家族を大事にし、さらに女性を溺愛するような理想的スペックを持った男性のことを指すわけです。
女の敵は「安く買おう」とする男
さて、本題の「女の敵は誰なのか?」ですが、もう一度結論を言うと、「女性が提示する通貨価値に対して、あからさまに低い通貨で手に入れようとする男性」と言えます。
極端に言えば、お金も払わない、愛情(親愛通貨)も示さない、誠実さ(信頼通貨)もナシ、社会的評価(社会通貨)も低い。そういった通貨が足りない状態で「それでもオレのこと好きだろ?」「付き合ってくれない?」という態度は、女性から見たら“安く買おうとしてる”ように映るんですね。
チー牛が嫌われるのはなぜ?
よくネットで言われる「チー牛」なんて言葉も、その意味合いに近いものがあります。“チー牛”というレッテルを貼られると、勝手に「いろいろ価値が低いイメージ」の男性像として扱われる。
要は「恋愛通貨(見た目の魅力や雰囲気)も微妙、社会通貨(地位や評判)も低い、お金(現金通貨)も大してないかもしれない」と判断されがち。そうすると、女性としては「こんなに少ない通貨で私を手に入れようとしてる!?」と感じてしまうんです。実際の人柄がどうであれ、“チー牛レッテル”を貼られるだけで、最初の評価が底値スタートになってしまうわけですね。
最悪の「購入」は性犯罪
そして、もっとも深刻なのが、いわゆる性犯罪のケースです。女性としては、それこそマイナスの通貨を押し付けられる形。暴力や脅迫という圧倒的な負の手段で肉体を“買い取る”形になるのは、女性からすれば最悪レベルの被害です。
本来であれば、どの通貨をどう出し合うかは当事者同士の同意があってこそ。しかし、犯罪によって「強制的に女性を自分のものにする」やり方は、交流通貨論で見ても“最悪の形での購入”と言えるでしょう。
【体験談】知り合いのAさんの場合
ここでちょっと、友人のAさん(30代男性)の話を紹介します。Aさんは昔から女性と付き合いたいとは思うものの、
経済力は平均よりちょい下
見た目も地味めで社会通貨も低め
さらに自信がなくて信頼通貨を発行する余裕もない
……という感じで、恋愛であまりいい思いをしてこなかったそうです。
でもある日、交流通貨論を知り「とにかく自分にできる通貨は最大限出そう」と思って、まずは女性のちょっとしたお願いを引き受けたり、誠実に接する(信頼通貨を発行する)ことに集中してみたんですね。すると少しずつ「この人、意外と頼りになるかも」「真面目で安心できる」という印象を持ってもらえるようになって、最終的にはお付き合いに発展。経済力や見た目が決して飛び抜けていなくても、他の通貨(信頼や快楽、親愛)をちゃんと出せば女性の評価も変わるんだな、と実感したとのこと。
「安く買おう」とするより、少ないながらもきちんと自分の通貨を出すというスタンスが大事だったわけですね。
まとめ──通貨を惜しまない姿勢こそが“最大の武器”
女性を安く買おうとする男性は、女性にとって“敵”になり得る。
チー牛と呼ばれる人が嫌われがちなのは、価値(通貨)がないのに買おうとするイメージを持たれやすいから。
性犯罪は強制的にマイナスの通貨で相手を買い取る最悪の形。
とはいえ、通貨は経済力だけじゃない。誠実さ(信頼)、楽しさ(快楽)、親愛などをきちんと発行することで評価は変えられる。
結局、女性との関係で大切なのは「惜しまず通貨を出す」こと。お金がなくても誠実さや信頼、楽しさを提供することはできるんです。最初から「安く済ませたい」なんて考える人は、そりゃあ敵認定されても仕方ない。逆に言えば、「何らかの形でちゃんと通貨を出してくれる男性」は、女性から見れば味方になりうる存在なんですよ。