殿堂予想〜フィオナ編〜
この記事は主に仲間内との意見交換を目的として
執筆していますが、どなた様でも全文読むことができます。
こんにちは、あるいはこんばんは。
片田舎でデュエル・マスターズをしている者です。
前回に引き続き殿堂予想をして参ります。
いつもの如く独断と偏見と私怨のみの予想なので信憑性は皆無となっております。ご了承下さい。
あと解説の後半で確率計算が入っており、ちゃんと計算したのですが筆者の知識不足で間違っているかもしれません。その際もどうかご理解ください。
それでは殿堂予想〜フィオナ編〜やって参ります。
まず、フィオナアカシックのデッキから殿堂入りが予想されているカードは以下の通り「でした。」
おめでとう、〈巨大設計図〉は4月発売の構築済み
デッキの白緑天門に収録される事が決まったぞ!
……は?
筆者が仮原稿を作っていた時点では〈巨大設計図〉の殿堂確率は私怨抜きで90%の鉄板枠だったのですがその矢先に構築済みデッキの内定が決まってしまいました。まず大前提として、超CSを2連覇したループデッキであるフィオナアカシックは現在の型を完全に消滅させると言う予想でした。そこで何を規制するか考えた時、デッキのエンジン部分且つ、今後もマナカーブを無視したリソースを稼ぐ〈巨大設計図〉をかけるのと言う予想を立ててたのですが、ここにきその予想が瓦解してしまいました。
そこで、フィオナアカシックを消滅させる前提をそのままに新たな予想を立てると消去法で〈森夢龍フィオナ・フォレスト〉一択になりました。
と言うのも〈天命龍装ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー〉だけの殿堂では〈激烈元気モーニンジョー〉でリペアできてしまう上、〈ナウ・オア・ネバー〉と言うカードがもはや〈天災デドダム〉や〈切札勝太&カツキング-熱血の物語〉のような立ち位置についてしまいこれを規制すると数多のデッキが巻き添いを喰らってしまうからです。
おそらくフィオナは〈樹食の超人〉と同じ末路を辿るでしょう。
あと、少しでも〈巨大設計図〉基盤のデッキにダメージを与える為に〈超七極Gio /巨大設計図〉も急遽プレ殿候補に追加させて頂きます。ちなみにこれにより〈巨大設計図〉を引く確率は大体6%減少します。少しでもね、少しでも奴にダメージを…
と言うわけで殿堂予想〜フィオナアカシック編〜
〈森夢龍フィオナ・フォレスト〉80%本命
〈天命龍装ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー〉
〈超七極Gio /巨大設計図〉プレ殿90%本命
で提出したいと思います。
あと、本命の予想ではないですが、
〈天命龍装ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー〉
がかかる確率は20%と設定させて頂きます
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
で締めても良いのですが、ここで終わるには早すぎる気がしますので、筆者が現状世界一嫌いなカードである〈巨大設計図〉のヤバさの解説をしたいと思います。
巨大設計図
このカードの効果はシンプルで、4枚山を見てその中のコスト7以上のクリーチャーを全回収すると言うものです。このカードが実装されたのはEP2の頃で同期には〈「俺」の頂ライオネル〉や〈「智」の頂レディオローゼス〉等ゼニスが初収録され猛プッシュされてる弾でした。
そこで、新弾一押しのゼニスやアンノウンを回収する為に作られたのが〈巨大設計図〉です。〈巨大設計図〉のバリューを上げる為にコストの重いクリーチャーを沢山採用してしまうと手札事故の原因となってしまうので恐らく当時の開発はそれを踏まえて「4枚も見ればデッキから1枚、運が良ければ2枚のクリーチャーを回収できるだろう」と言う思想の元作られたのだと思います。
2コストで上振れれば2ドロー。ぶっちゃけ当時は見向きもされなかったカードだったでしょう。そもそも期待値1枚にするだけでもデッキに7コスト以上のクリーチャーを10枚入れなければならないからです。それとは別に〈巨大設計図〉も採用して…
これなら明らかに〈未来設計図〉を使っていた方がマシです。そう言う背景があり全く使われませんでした。
しかし、時は流れ双極編。ここにきてツインパクトと言う新たなカードタイプが登場しました。上面と下面でコストも役割も違うこのカードタイプは〈巨大設計図〉に革命をもたらしました。今までの欠点であった「〈巨大設計図〉に引っかかるカードを沢山採用できない」問題と「序盤から7コスト以上のカードを抱えててもなんの意味もない」問題の両方が解決されたのです。例を挙げると〈黒豆だんしゃく/白米男しゃく〉ですね。
このカードの下面はマナブーストとマナ回収がセットになった便利な初動ですが上面は8コストのクリーチャーなので〈巨大設計図〉の回収対象です。
このように〈巨大設計図〉で初動も回収できるようになったのですね。これにより、切札となる大型獣以外でも、上面が7コスト以上且つ下面が初動になるカードで固めることでマナカーブを守りつつ、〈巨大設計図〉の出力を爆上げできるようになってしまったのです。これがほんとにヤバくて、現在環境にいる「フィオナアカシック」や「巨大天命門」は7コスト以上のカードが平均32枚採用されていますが、
この時の〈巨大設計図〉の出力を計算すると
1枚以上捲れる確率がおよそ99%
2枚以上捲れる確率がおよそ98%
3枚以上捲れる確率がおよそ85%
4枚以上捲れる確率がおよそ43%
小数点以下切り捨て
(筆者の数学の知識はカスです。ちゃんと計算した
のですが万が一間違っていたらごめんなさい。)
誰ですかこんなクソカード生き残らしたのはとんでもない数値が出ています。
まず、2枚以上回収する確率が98%且つ、0回収の可能性が0.1%程しかないので、この呪文は完全に撃ち得です。
ちなみに一般的なモルトnextデッキの〈メンデルスゾーン〉の2ブースト確率はおよそ84%なのでこれと同等の確率で3枚以上回収しています。
このアドバンテージの取り方は明らかに異常です。
おまけに、前述の通り初動も回収できるようにデッキを構築しているので 2ターン目にこれさえ撃っていれば3ターン目の行動が確約されるも同然となり、一枚でも〈巨大設計図〉を引けた試合は序盤の手札事故はほぼ皆無でしょう。更に、このカードのコストが2なのでブーストしながら余ったマナで唱えても強力です。また、大量にカードを抱えられる特性上、単純なハンデスにもめっぽう強いです。
いや、コンボデッキなのに物量でハンデスに打ち勝つなよ。
考えれば考える程このカードの異常性がわかりますね。マジでなんで生き残らせたんだ!?
このカードにお迎えが来るのはいつになるのか今後注目です。
おわりに
と言う訳で今回の殿堂予想兼〈巨大設計図〉解説、2024年春の殿堂予想は以上となります。
ここまでお付き合いいただきほんとにありがとうございました。
あと公式様、なるべく早く〈巨大設計図〉を殿堂にぶち込んでいただけると幸いです。
カードの画像はデュエル・マスターズ公式サイトのカード検索のものを使用させて頂いております