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裏側こそ面白い(オンラインスクール体験談)
本日もみなさんとのご縁に感謝。
たかはしです。
コロナ禍を契機に在宅ワークが広がり、それに伴いITやクリエイティブ分野ではオンラインスクールの導入が進んでいます。
私もその流れにのりWEBデザインスキルを習得するため、とあるオンラインスクールへ入会しました。そこで気付いたのは、ただ「スキル習得」だけを目的とするのはもったいない!ということ。
一受講者として、単に「Webデザインが出来るようになればいいや〜」と考えていれば、このような気付きはなかったかもしれません。
ですが、私はスクール選びの際「代表者の生き方への憧れ・共感」が決め手でしたので、ある意味「スキル習得」には固執していませんでした。これが良かったのです。
サービス提供者側の視点で、スクール運営自体に興味津々でした。「スキル」を得ることはもちろんですが、特に私のような経営ど素人の立場からすると、発見と学びがギッシリ詰まっている教材だったのです。
本記事では、私がオンラインスクール受講の過程で得た具体的な気付きをもとに、何事も表面的にみるだけでなくその裏側にも興味を持つことって大事!ということについて深掘りしてみます。
受動的か能動的かで変わる理解
何かサービスを利用するとき、「このサービスって誰のために、どんな意図で設計されてるんやろ?」という視点を持つことが私の癖です。ついつい裏側を覗きたくなるんですよね。裏側を知って、「やっぱりこのサービスはすごい!好きだ!」となる場合もあれば、反対に「このカラクリっておかしいよな…」となる場合もあります。おかげで怪しい投資話などには今のところ引っ掛かったことはありません。
さて、この疑い深いともいえる考え方ですが、「思考法」としてはとても大切だと思っています。これは教育の分野でもしばしば耳にするのですが、「受動的学習」と「能動的学習」の話。
受動的学習は、教師や教材から与えられる情報をそのまま受け取り、覚えることに重点を置いた学習方法。 知識や技術を短期間で効率よく伝えることが可能で、特定の正解が存在する分野には適していると言われています。しかし 柔軟な思考力や問題解決能力を育むには不十分であり、実際に社会で直面する複雑な課題に対応する力は身につきにくいとされています。
一方、能動的学習は、学習者自身が主体的に考え、情報を整理し、応用するプロセスを含む学び方。実践的な学びの中で、自律的な思考力や創造性を育み、学んだ知識を現実的な社会で応用しやすいとされています。
つまり受動的な姿勢であれば、得られる価値は限定的。ましてや裏側までも興味が及ばず表面だけの理解となってしまい、結局は物事の本質には迫れないですよね。問題解決能力や創造性を育む力こそが現代社会において最も必要な力だといわれて久しい昨今。物事の裏側にまで興味を広げ、能動的な行動の先にある楽しさ、それが結びついてこその学びだよなと常々思います。
ママ向けオンラインスクールに入会してみた
扶養内で働いていた当時、「もう少し頑張らなきゃ」と感じていた私。金銭的な不安や焦りの中で目にしたInstagram広告は、「在宅ワークで小遣い稼ぎ!」「かんたんお家副業!」など魅力的な文句で溢れていました。しかし過去の副業経験から「稼ぐ」ためには相当な努力と時間が必要だと痛感していた私は、そう簡単には甘い誘いには乗ることはありませんでした。
そんな中、あるママ向けオンラインスクールの経営者の発信に心を動かされました。その理念や姿勢に共感し入会を決意。今思えばそれも含めてPRだったといえばそれまでなのですが、そこには「筋の通った企業理念」と「仕事と真摯に向き合う姿」が一貫性をもって表現されており、強く心を揺さぶられたのです。
実際入会してみてからも、「なるほど」と思うカラクリがたくさん。卒業生が講師を務め、受注システムやフォロー体制もコミュニティ内で完結させている仕組み。「ママ」というカテゴリーを密度の高いコミュニティに醸成し、クライアントと結びつけるという資金の流れ。また卒業生の得意を生かして新たな講座を提供し、それをプラスαのサービスとして販売。入会者1人1人のスキルアップだけではなく、その「価値」を発揮できる場所もサービス化していくことで、コミュニティの拡大が期待できるということです。
「スキル」の習得だけを考えると、今やYouTubeなど無料教材で学べる内容は多いので、「独学でも良かったかな」と感じる場面も正直なところありましたが、総じて考えると自分の人生を経営していくためのたくさんのヒントを得ることができる貴重な体験となりました。
このような学びを得たのもやはり、裏側を知りたい!という能動的な興味があったからです。「スキル習得」だけを受動的に学習していたとしたら、「YouTubeでも学べたやん」と感じていたかもしれません。しかし、入会したからこそ見えてくるものが確実にありました。そこに面白さを感じられるか否かは、自分自身の思考や姿勢次第!
いつでもどこでも経営者思考
Voicyパーソナリティの木下斉さんが提唱する「ジブン株式会社経営」という考え方。まさにこの思考の土台が能動的であることだと思っています。
今月もビジネスクール開始していますね!
この、自分自身を一つの会社に見立てて、経営者としての視点で人生をデザインしていく思考。まさに私が今回オンラインスクールの体験を通じて感じた「裏側を見る面白さ」と深く繋がっていると思いました。
自分という資産をどう運用し価値を高めていくか。そのためには、物事の表面だけでなく、その背景や仕組みを理解しなければなりません。
例えば学んだスキルをただ使うだけではなく、「このスキルが市場でどのように評価されるのか」「どうすれば自分ならではの価値を提供できるのか」といった視点にまで考えを広げることだと。このプロセスこそが経営者思考そのものです。
「切り売り」の働き方には限界があることは今や周知の事実。だからこそ、どんな立場であっても、自分自身を磨き上げて市場価値を高めていくというスタンスは大切で、それはどんな場面でも必要だということを、オンラインスクールでの体験を通して自分自身に深く落とし込めました。
さいごに
オンラインスクールは単なるスキル習得の場ではありませんでした。裏側に興味を持つ能動的な行動の中で、サービスやコミュニティ全体から学び得ることが多かったのです。本当におもしろかった!
余談ですが、人にも表と裏の顔があると言いますよね。私はその人の裏側というか奥にある魅力を知り、さらに好きになるという経験がよくあります。裏側ってなんだかとても尊くて、やはりそこにまで辿り着きたいなと思ってしまいます。そこが一番大切だなと…。
そんな想いも込めて書いていたら、とても長い記事になってしまいました。
最後でお読みいただき、ありがとうございました!