法律の論文答案の書き方って??〜自己紹介を兼ねて〜
1.はじめに〜法学部生の悩み〜
はじめまして。
このnoteを見ている人の多くは、試験前で「答案ってどうやって書いたらいいの、、?」と悩んでいる法学部生ではないでしょうか。知識を入れたはいいけど、その知識を事例問題でどんなふうに書いたらいいのか分からない!というのは法学部生のあるあるだと思います。罫線だけのなが〜い答案用紙に一体何を書けばいいのか、過去問を見た瞬間に頭が真っ白になりませんか?
このnoteでは法学部生のそんな疑問を解決するべく、答案の書き方を中心にオリジナルのテキストを販売していきたいと考えています。
2.法律答案の基本
(1)法的三段論法って?
大学の授業で最初の方に、「法的三段論法」という言葉をよく耳にしませんか?私自身も、1回生の時、教授が「答案は法的三段論法で書かないと点が伸びないです」と口酸っぱく言っていたのを覚えています。
でも、その内容についてわかりやすく解説してくれる教授は少ないのではないでしょうか。
私の所属する大学でも、
「人間は死ぬ」(大前提)
「ソクラテスは人間である」(小前提)
「ゆえに、ソクラテスはいずれ死ぬ」(結論)
という例だけを何度も解説され、結局これが法律答案にどう活きるのか、全くもって意味不明でした。
でも、法的三段論法を使えないと点は伸びないんですよね。おかしな話です。
(2)法的三段論法をどう身につける?
じゃあ、その法的三段論法をどこで身につけるか?これは予備校で身につける人が多いと思います。(教授に言うと怒られますが笑) でも、予備校ってかなり値段が張ります。法曹志望ならまだしも、法曹なんて全く考えていないとか、うっすら考えている程度の人はわざわざ予備校には行かないでしょう。
そうなると、法的三段論法を身につける機会がない!ということになってしまいます。これではテストのたびにすごくストレスにならざるを得ません。
そんなみなさんはぜひこのnoteから答案の書き方を吸収してください!
3.法的三段論法を身につけるメリット?
(1)当然のメリット〜点が伸びる〜
これはもう、ひとえに点数が伸びる!ということに尽きます。少し私自身の経験も交えてお話ししたいと思います。
私の大学では、80点以上がA+、79点〜75点がAというように評価されます。(相対評価で、A+は330人中全体の15%程度)
ここで、法的三段論法を身につける前後の点数を比較してみると、、
身につける前…一回生前期 78点(A)
身につけた後…一回生後期 87点(A+)
差は歴然ですね。ちなみに80点台後半は多くても上位5人程度にしかつかないとされています。つまり、ざっと計算しても60人くらいは追い抜いたわけです。
(2)点数を伸ばすことのメリット??〜法曹志望や悩んでいる人にとって〜
点数、点数と言いましたが、点数を伸ばすメリットは何でしょうか。
まず、法科大学院入試です。法科大学院の入試は、学部成績と入試成績の合算であることが多いので、学部時代に成績を取っておけば上位ロースクールに行きやすくなります。法曹志望か悩んでいる人も、とりあえず答案の書き方を学んで成績を取っておけば、後々第一志望のロースクールに行けない!なんてことは防げるわけです。
次のメリットとしては、弁護士のリクルートの上でもすごく有利だということです。大手事務所のインターン・クラークに参加する際、学部成績は実は結構重視されています。ただのテスト一発の成績ではなくて、結構いろいろなところで関わってくるんですね。
(3)答案の書き方を身につけるメリット〜法曹志望ではない人にとって〜
では、法曹志望ではなく、そこまで高得点を取る必要がない人は、答案の書き方を身につける必要はないのかといえば、そんなことはないです。
法学部って、単位を取るだけでも結構大変ですよね。どの知識をどう整理すれば良いかが結構難しいはずです。
実は、法律答案の書き方を学んでいく中で、徐々に法律の基本がわかるようになってきます。これが分かってくれば色々な知識をうまく整理することができるので、試験勉強もコスパ良くすることができます。法曹志望ではない方、もちろん卒業のための単位が足りていない人にもこの記事はとてもおすすめできる、というわけです。
4.おわりに
今後、この記事では、まずは多くの大学で最初に学びがちな民法総則をテーマとして法律答案の書き方の基本を解説します。
その後好評であれば、他の法律科目についても、各科目に特徴的な書き方があるので、それを解説していきたいと考えております。
よろしくお願いいたします!