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2024年9月9日(月)の開運情報⭐︎水星乙女座入り・重陽の節句
9月9日15:50に水星が乙女座入りします。
9月9日〜9月26日までは、日常の仕事のことや健康管理について考えることが増えそうです。
やるべきことをスムーズに進められるように
後押しをしてくれる時期でもあります。
9月9日は五節句の1つ 重陽の節句です。「菊の節句」とも呼ばれ、菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願います。
現代では、9月に敬老の日があるので、無病息災や長寿を願うのは、敬老の日の印象が強い気がします。
余談ですが、敬老の日は、もともとは55歳以上を対象にはじまったそうですが、現在の55歳の人は若く、祝うには早すぎる気がします。
老人福祉法では65歳以上を高齢者としていますが、やはり、現代の60代はまだまだ若々しい方も多いため、70代を迎えてから敬老の日をお祝いするという方も増えているようです。
五節句の中では、あまりなじみがない節句ですが、旧暦を使用していた頃までは五節句を締めくくる最後の行事として行われていました。
五節句とは、奈良時代に中国から伝わった、奇数が重なる日をめでたいとした考え方です。江戸時代に幕府が節句を元に公的な祝日とした5つの節句が現代まで残っています。
古来中国では、奇数は縁起が良い「陽数」、偶数は縁起の悪い「陰数」と考えられ、陽数の最大値である「9」が重なる9月9日を「重陽」と呼び、節句の1つとしました。
旧暦の9月9日は、現在の10月中旬ごろにあたり、菊が美しく咲く時期と重なります。今年の暦だと、10月11日が該当します。
菊は「仙境に咲く霊薬」として、邪気を払い、長寿の効能があると言われてました。
菊を用いた厄払いや「観菊の宴」と言う、菊を眺める宴が宮中行事の一環として平安時代初期に開催されました。
[縁起が良くなる食べ物]
・菊酒
菊を鑑賞しながら「菊酒」を飲むと長寿になると言われています。
現代では、菊の花びらを散らした盃に冷酒を注いで飲むことが主流となってます。
・栗ごはん
「栗の節句」とも呼ばれています。
重陽の節句は作物の収穫時期と重なるため、江戸時代から重陽の節句に栗ごはんを食べる習わしがあります。
・菊花の葛椀&菊梅雑炊
野菜料理をおいしくする7要素中4要素をクリアしている料理です。4要素とは、旨み・塩分(甘み・油分)・食感・香り(刺激)です。
・秋茄子
茄子料理を食べ、不老長寿や無病息災を祈ります。
「茄子の煮びたし」・「秋茄子の含め煮」・「焼き茄子」などが人気のメニューです。
9日(おくんち)に茄子を食べると中風にならない」と、言う言い伝えもあります。「くんち」とは、収穫を祝う秋祭りの総称の1つで、重陽の節句の際に行われた祭りであることから、「九日(くんち)」の名前が定着したと言われています。九州で行われる「長崎くんち」や「唐津くんち」はその名残です。
・菊モチーフの和菓子
重陽の節句が近づくと菊モチーフの和菓子が販売されます。菊の干菓子や光琳菊が有名です。
光琳菊は、尾形光琳という江戸時代の絵師が描いた菊のことをいいます。京都の菓子屋さんには丸に点一つであらわす大胆なデザインの「光琳菊」というお菓子が並びます。
それぞれの菓子屋さんで、色んな菊モチーフのお菓子があるので、食べ比べも面白そうです。
・食用菊のおひたし
晩生の品種で、正式名称は「延命楽」、紫色をした「もってのほか」という食用菊があります。
山形県産の食用ぎくのなかでも特に香り高く、美味とされています。由来は、「天皇家の家紋を食べるとはもってのほか」や「もってのほかおいしい」と言うことからです。
山形では、食用菊をおひたしのほか、酢の物やてんぷらなどにして食べるそうです。
[行事]
・菊の着せ綿
観菊の宴の前日に、菊の花に真綿を被せます。宴が開催される朝に菊の香りと露を含んだ真綿を使用し、顔や体を拭いて無病息災を祈りました。
・菊湯
菊を湯船に浮かべて入ります。
菊の香りには邪気を払う力があると信じられていました。
・菊枕
乾燥した菊の花びらを枕に詰めて眠ります。菊湯同様菊の香りには邪気を払う力があると信じられていました。
・菊合わせ
大切に育てた菊の美しさを競うイベントです。
10月・11月頃にですが、現在も、各地で菊が展示されているのを見かけます。
・ピンポンマム
丸い形をした菊の花です。花嫁さんのブーケにも使用されます。お部屋に飾ってみるのも良いかもです。