想定の範囲外にテンパる好き避け男性

一年あっという間ですね。
遅ればせながらあけましておめでとうございます。きらりです。

年末年始はクリスマス・年越し・初詣とイベントが多い時期ですが好き避けする男性から誘われることはあまり期待出来ません。

こういったイベントごとは男女の仲の節目になることが多いので、進展しなければいけないような圧を彼らは感じます。それは好き避け男性に限らず社会がそういう空気になっています。だからこそアプローチはしてくるけれど煮え切らない彼らに業を煮やして、決定打が欲しい一心で誘ってしまうこともあるかも知れません。

しかしビビりでプライドが高く恋愛経験に乏しい彼等は、そういった雰囲気に呑まれてしまうことへの恐怖は人一倍です。
うまくリードなんてできるわけが無いですし、まして告白する流れになってしまったらパニクって突き放してしまうかも知れません。

つまり好き避け男性にとってイベントとは何が起こるか読めない恐ろしい日であり、シミュレーションが難しいので、内心後ろ髪を引かれつつも誘いには応じないことで安全策をとる可能性が高いです。

彼らは貴女のことが好きで気になって堪らないのですが、

「付き合ったら○○に行きたい」

「○○したい」

といったエモい妄想に浸っていることは実はあまりありません。彼らのシミュレーションは反省会から始まります。

「あの時キョドってこんな事をしてしまった」

「咄嗟に○○と言ってしまったけど、キモイと思われなかっただろうか」

こんな風に貴女とのやり取りの一部始終を思い出しては自分にダメ出しをしています。そして次に顔を合わせる時はやらかしのリカバリーのために綿密に戦略を練ります。

しかし恋愛というものは本能でするものなので、シミュレーション通りにはことが運ばないことがほとんどです。自分の感情はもちろん相手のテンションにも左右されますし、予期せぬ出来事も起こります。

そうしたことにパニックに陥り言動がバグるのは彼のコミュニケーション能力が低いためです。

彼らはシミュレーションはしますが別にコミュニケーション能力を上げようと思って頑張っている訳ではないので、いつまで経ってもアドリブが効かず場当たり的な対応をして自爆し続けるのです。

ですからイベント以外のごく普通の日でも、お誘いは断られると考えておいた方が良いでしょう。
想定外の事態からはまず逃げるのが好き避けする男性です。

そして、彼らの妄想はほぼ反省点と課題のあぶり出しなので、「○○に一緒に行ってみたい」といった具体的なアクションまで頭が回らず、考えてもいないことは実現も難しいので、彼らから誘われることもあまり期待はできません。

「じゃあ何時までもこのまま?詰んでるじゃん」

と思われるかもしれません。
実際好き避けする男性側に合わせてばかりだと進展しない可能性がとても高いです。

ただ、誘うことに意味はあります。
好意の仄めかしにもなりますし、貴女から誘われたことで彼の中に貴女と二人で遊ぶという議題が追加されるからです。

最初は断られてもめげずにまた誘ってみるのが良いでしょう。
一度誘ったことでシミュレーションは済んでいるからです。シミュレーションの結果アリであってもナシであっても、初めに誘った時よりは具体的なビジョンが彼の中に芽生えています。

付き合う直前の両片思いの状態になると、強制的に距離感の縮まる場所(例えばカップルシートのカフェやカラオケ)に行く男女もいますが、そういったところはやはりイベント同様プレッシャーがのしかかるので、好き避けする男性には向いていません。

彼の得意分野であったりやらかしてもあまり目立たないところ、そもそもやらかす可能性が少ない場所(映画やライブなど)であれば前向きになってくれる可能性も上がります。

「めんどくさい…」

そう、面倒くさいです。
誘うところは貴女があまり進展したくない異性とどうしても遊びに行くとしたら、という観点で考えると良いかもしれません。別になんとも思っていないしその気もない上司や同僚と長時間二人きりになるところには行かないですよね。相手がその気でグイグイきたりして何かあったら困りますから。

好き避けする男性は、そうしたその場の雰囲気で進展させてしまうのは不本意なのです。そもそも気軽に付き合うことが難しい関係性が好き避けの一因ですし、それなりに性欲はありますから自分が流されてしまいそうだと感じるとストッパーがかかります。
逆に言えばそういう可能性があるような誘いに乗ってくる時はそうなっても構わないという気持ちが少なからずありますし、付き合うという意思確認をせずに体の関係を持ってしまってもヤリモクだったなどということはまずありません。

彼らの歩みはとても遅く小さなことの積み重ねなので、彼のことで頭がいっぱいになってしまうとなかなか進まない現状に病んでしまうこともあります。放り出したくもなりますし、腹が立つこともあるでしょう。

そういう時は他に目を向けることをおすすめします。自分は彼氏が欲しいのか、それとも彼と付き合いたいのか考えてみるのもアリです。別に付き合ってもいない男性に義理立てする必要はありませんし、彼以外に気が合う人と出会える可能性を潰すことも無いでしょう。

両片思いであっても、目の前のことしか見えない人とそうでない人とではスピード感が違います。
好き避け恋愛の場合、柔軟なコミュニケーションを取れある程度恋愛経験のある側がもう一方に合わせる形になりその形は付き合ってもあまり変わらないので、自分が求めている相手について深く考えてみることは大切なプロセスとなるかと思います。






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