好きな人の前でハイになるメカニズム
こんにちは、きらりです。
好きな人を前にするといつもの調子で振る舞えない。
好きであればあるほど、その悩みは誰しもが抱えています。
付き合う前の状態で好きな人を前にすると、脳から快楽物質(ドーパミン)が過剰に分泌されます。
それに反比例して、心を落ち着かせる物質(セロトニン)の分泌量は減ります。
その結果どうなるかというと、浮き足立ってハイになる酩酊状態に近くなります。これは脳がそう出来ているので、回避することは出来ないと思った方が良いでしょう。意中の人の前で行動がバグってしまうのは当たり前なのです。
好き避けされる女性は、その状態に心地よく酔うことができます。「楽しい」「嬉しい」「幸せ」こんな感じですね。
好き避けする男性もハイになるのは同じです。ただ違うのは、悪酔いしてしまうということです。
理性的な好き避け男性は、好きな女性を前にしてハイになっているのですが、その状況に身を任せてしまうとどうなるかわからないという恐怖を感じます。
その結果ハイテンションであることを悟られまいとして、
「俺は全然お前のこと好きじゃないし、楽しいなんて微塵も思ってねーし」
という態度で打ち消そうとします。
そうして、
「なぜ彼は私にだけ冷たいの?」
「あんな態度、ありえない」
と思われる結果となります。
以前にも書きましたが、「大好き」という本心を隠すために正反対の言動を取る反動形成です。
彼は(そうはあまり思えないでしょうが)貴女を前にしてハイテンションになっているのです。
ハイテンションになっている人に対してハイテンションで臨んでも盛り上がるのは自分と同じ楽しく酔える人だけです。言うなれば双方陽キャ同士の場合です。好き避けする男性には望めません。
彼の真逆に振り切れた好き避け態度はハイテンションになってしまっているが故なので、まず落ち着いてもらう必要があります。そのためには、貴女自身も落ち着くことです。好き避けされる側がフワフワした状態のまま彼の言葉を正面から受け取ってしまうと、彼のペースに巻き込まれてしまいます。
心を落ち着かせる物質(セロトニン)の分泌が減っているのに好きな人を前にしてどうやって落ち着いたら…と思うかもしれません。
一つの方法としては、相手は酔っ払いだと思うことです。
酔っぱらいに変なテンションで絡まれていると思えば、彼の刺々しい言動の一つ一つをまともに取り合う必要はないと思えてきます。
彼はハイになってウザ絡みをしてきますが、「はい」「そうなんですね」「ところで○○の件なんですけれど」と淡々と接すると、正気に戻ってきます。
恋愛初期はアップダウンが激しく楽しい時期でもあるのですが、付き合うとなると落ち着ける関係がベストです。
好き避けされる女性は盛り上がって一緒に楽しく過ごしたいと頑張ってしまいがちですが、彼にとってはハイになって自分を見失うことは楽しいことではないので、好き避けが弱まってきてからが本当の関係構築だと思ってうまくあしらいましょう。