好き避けはキープしたいが本音

こんにちは。きらりです。

「据え膳は食わない」に書きましたが、好き避け恋愛で好きバレはしてはいけません。

好きバレとは、告白したり誰が見ても彼のことが好きなんだなというバレバレのアプローチをすることだけではありません。彼の好き避けを正面から受け止め、それに振り回され続けるのも好きバレに繋がります。

彼が酷い言葉を投げつけたり、素っ気ない態度を取るのは貴女の反応を見るためです。私も散々いいようにやられましたが、泣かせようとすらしてきます。自分の言動に好きな女性がショックを受け、狼狽し、時に涙する、その様子を見て表面上はシラっとした顔をしながら、内心

「効いてる効いてる…そんなに俺のことが好きなんだな」

とニヤニヤしています。

それを繰り返すことにより、彼は貴女の気持ちが自分にあることを確信します。

彼は自分の都合でキチンと付き合うことはしたがらないのですが、他の男にみすみす奪われたくは無いので、有り体に言えばキープしておきたいのです。自分さえその気になればいつでも付き合うことができる、しかも自分優位に。そのためのキープです。

好き避けされる女性は、彼が自分のことを好きだと感覚でわかっているので、キープに甘んじてしまうことが多々あります。例えば貴女が他の男性と親しげにしていたりすると、彼はあからさまに不機嫌になります。

「やっぱり彼は私が好きなんだ」

そんなふうに思ってしまいませんか。だからこそ実直に待ってしまうのですね。

しかしキープは「俺のことを好きな女フォルダ」に入れられただけなのです。
そしてそのフォルダには、自分以外の女性も含まれます。
さらに言えば、他のキープ女性より格下げされることもあります。


男性は種をばら撒く生き物ですので、質より量を重んじます。
フォルダには彼の歴代の元カノや現在彼にアプローチしている別の女性も入っています。
女性は好きな人が出来ると元カレのことはどうでも良くなりますが、男性は別れたあとも元カノは今でも自分のことが好きなはずだと本気で思っていたりします。自分の種を受け入れてくれる女性の数が強い雄の証だからです。ヤリチン男性がヤッた女性の数を数えていたりするのと理屈は同じです。

フォルダに入れられた女性が彼が思うようにならなくてメンヘラ化したり、彼のことを何よりも優先したり、「○○さんのことはよく分かってる!」と上から物を言ってきたりすると、格下げされます。自分のことを好きな女性というのは男性にとって有難い存在で、自尊心をくすぐるのでキープはしておきますが、相手が自分に沼っているのが解ると、それ以上手をかける必要が無いので、優先順位は下がります。

腹が立ちませんか?
だから彼の言動に振り回されてはいけないし、
好きバレしてはいけないのです。

好きバレしてしまったら、まずキープから脱出しなければなりません。

「俺のこともう好きじゃなくなったのかな?」

と不安に思わせると、彼はまた揺さぶりをかけて確かめようとしてきます。

「押してダメなら引いてみろ」という言葉がありますが、貴女はもう押してしまっているので、引くのはこのタイミングです。具体的には物理的にも精神的にも彼と距離を置きます。

頑張って会話を繋げようとせずに、業務連絡のみにとどめます。
用件が済んだらサッと切り上げます。
何か言われたら、「そうですか」「わかりました」とそつ無く対応します。

好き避けされる女性は素直で感情表現が豊かですので、いきなり切り替えるのは難しいかも知れません。ですから必要以上に顔を合わせないようにすることをお勧めします。彼のことを目で追わない、彼と鉢合わせしそうな場所に行くのは極力避ける、雑談はしない。貴女自身も彼をその他大勢に格下げしたつもりで行動するのです。

女性側も彼が好きだと初めは苦しいかもしれませんがここが踏ん張りどころです。
これらを心掛けてひと月もすれば、貴女も以前ほど彼に関心が無くなってきているのに気付くと思います。
貴女に彼と自分を俯瞰で眺める余裕が生まれたということです。
そして彼も勿論貴女の変化に気付いています。

「好きな人には好かれないのに、どうでもいい相手ばかりからモテる」

こんな話はよく聞きますが、どうでもいい相手とは適正な距離が保てているからこそキープにされないのですよね。

「塩対応をしたら、彼が離れてしまうんじゃ…」

と不安になるかもしれませんが、その他大勢と同格に扱って彼が離れていくのであれば、それは好き避けでは無かったのです。ただ自分を好きにさせたかっただけなのです。好き避けであれば、貴女に他に好きな相手ができようが、転職や引越しなど物理的な距離が出来て会わなくなろうが、何年も忘れられず思い続けているのが好き避けする男性です。


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