#9 うまくコミュニケーションをとる3つのコツ
あなたはコミュニケーションがうまくとれていると自信をもっていえるでしょうか?
現代社会においては、コミュニケーションスキルは生活をするうえで最も重要なスキルといわれています。
コミュニケーションスキルが足りないことで、
・情報伝達がうまくできない
・どんな人かわからないので、信頼されない
・ストレスがたまる
・チャンスを逃す
と悪いことばかりです。
だから、コミュニケーションスキルをみがきましょう。
とよくいわれます。
しかし、コミュニケーションスキルをみがきましょう。といわれてもどのようにしたら良いかわからないという方が大半ではないでしょうか?
確かに、コミュニケーションスキルは学校でも教わっていないですし、社会人になっても教わる機会はほぼないというのが現状です。
わたしもコミュニケーションスキルが足りないとよくいわれてきました。
そして、わたし自身もコミュニケーションスキルが低いなと思っていました。
学生時代は「うまく話せないやつ」といじめられ、仕事では情報伝達がうまくできずミスを連発し、パートナーはできたことがない。
そんな自分がイヤでコミュニケーションスキルの勉強をしてみました。
すると、人生が大きく変わりました。
周りの人からは信頼されるようになり、大きな仕事を任されるようになり、パートナーができたどころか、とても良好な関係を築けています。
ここでは、わたしが勉強して実践してみて、効果がありそうなコミュニケーションのコツを3つお伝えしようと思います。
3つのコツとは、
この3つです。
これだけできれば、あなたもコミュニケーションがうまくなり、人生を変えることができると思います。
1.最後まで聞く
コミュニケーションスキルの話をすると、最もよく出てくることがこの「最後まで聞く」かと思います。
そして、もっとも大事なのが「最後まで聞く」だとわたしは考えています。
なぜなら「最後まで聞く」ことで、あいてが「わたしの話をしっかり聞いてくれているな」と思ってもらえるからです。
しっかり聞いてくれていると思ってもらえると、何を話しても大丈夫という安心感につながり、コミュニケーションが格段に取りやすくなります。
いつも最後まで聞いている。
けど、コミュニケーションがうまくいっていないように感じる。
というあなた。
話の途中で「先入観」をもっていませんか?
例えば以下のようなシチュエーション。
部下「部長、相談があるのですが。。。」
部長「どうした?何かあったか?」
部下「最近、モチベーションがあがらなくて。。。」
部長「そうか。モチベーションが上がらない時はな、とにかく動きまくることだ。そうすれば・・・・」
何となく部長は話を聞いてないなと感じませんか?
相談に乗ってあげているのにどうして話を聞いていないと思うのでしょうか?
理由としては「先入観」を持っているからです。
部下「最近、モチベーションがあがらなくて。。。」
と話をされたあとに、部長は次のようなことを考えています。
(モチベーションが上がらないか。
そういえばこの部下は最近仕事に失敗していたな。
だからモチベーションが上がらないのだな。
わたしも失敗したことがある。
わたしはどのように立ち直ったのか教えてあげよう)
部下が話をしている途中から、「先入観」で理由を決めつけ、すでに答えを用意している。
「先入観」が正しいものであれば良いのですが、間違っていることも当然あります。
先ほどの例で、モチベーションが上がらない理由を「仕事に失敗したから」と考えていましたが、実際は「親が入院してしまって」という理由かもしれません。
「仕事に失敗したから」と「親が入院してしまって」ではアドバイスが異なります。
「先入観」がコミュニケーションを悪くさせているのです。
「先入観」を持たずに話を聞いていれば、
「いつからモチベーションが上がらないのか?」や
「何か思い当たるふしはないか?」
と質問できるはずです。
質問できていたとすれば、ちゃんとした理由を知ることができて適切なアドバイスができたはず。
話を最後まで聞くために、「先入観」をなくしてコミュニケーションをとりましょう。
2.全身で聞く
コミュニケーションスキルを高める2つめのコツとして、全身で聞くことがあげられます。
話をしているときに、あいてがスマホを見ていました。
あいてが、しっかりと話を聞いていたとしても、こちらは話を聞いてもらえていないと感じるのではないでしょうか?
要するに、全身できくとは話をきく「姿勢」のことです。
どのような「姿勢」で話をきいたら良いのでしょうか?
わたしは以下のことを意識しています。
・常に「笑顔」でいる
・「大きく」うなずく
・「手をたたいて」笑う
・体を「あいてに」むける
リアクションを大きくして、あいてに「話をきいてもらえている」と感じてもらえるようにしています。
特に、「笑顔」でいることは大事だと思っています。
あいてが「笑顔」だったら安心して話せるからです。
「笑顔」を意識してみましょう。
とはいっても、意識したところで「笑顔」をすぐには作れない、と思うかもしれません。
「笑顔」をすぐ作れないという方は、練習してみましょう。
口角をあげて、歯をすべて見せる。
目を少し細くして、目じりを下げる。
マスクをしていれば、「笑顔」の練習はし放題です。
鏡を見ながら練習することも効果的です。
歯を磨くときに洗面台の鏡を見て、練習してみてはいかがでしょうか?
3.声にならない声を聞く
実際に声に出して伝えてくれることは少ないと、わたしは思っています。
「心配をかけたくない」とか「恥ずかしい」と思い、声にしないことがあるからです。
声に出していないことまで理解できれば、なんでも分かってくれる人と認められるようになるでしょう。
すると、なんでも話せるような関係になり、コミュニケーションがうまくとれるようになります。
では、どのように声にならない声を聞いたら良いのでしょうか?
わたしは、とにかく観察するようにしています。
前にあったときと変わったところ、違うところはないかを観察します。
そして、違うところがあれば直接聞いてみます。
いつもより「肩が下がっている」ようであれば、「肩がさがっているけど、何かあった?」と質問する。
「ため息が多い」ようであれば「ため息が多いけど、何かあった?」と質問する。
声に出して伝えてくれることは少ないと自覚できれば、「どのようにして声にならない声を聞くか」考えるようになります。
あいての変化に気づいてあげればあいては嬉しくなり、コミュニケーションがうまくとれるようになると、わたしは思います。
コミュニケーションスキルって
コミュニケーションは「話す」「聞く」の双方向のやり取りだと思っています。
しかし、今回お伝えさせていただいた内容は「聞く」ことのみでした。
これには理由があります。
・極めるのに時間がかかること
・完璧といえる正解はないこと
・向き不向きがあること
のためです。
一方、「聞く」ことは
・誰でもできる
・簡単にできる
・結果がでやすい
といえます。
そして、「聞く」ことができれば、あいても「聞いて」くれるようになる。「話を聞いてくれない人」の話は「聞けない」のです。
あいてが「話を聞いてくれる状態」をつくることがコミュニケーションをうまくとるコツといえるかと思います。
コミュニケーションスキルは高ければ高いほど、人生が豊かになると思います。
そして、勉強している人が少ないからこそ、身につければ大きな「武器」になります。
「聞く」力をつけて、コミュニケーションスキルを高くしていきましょう。