それは光だった。


私には眩い光にみえた。


ある人には闇にみえた。


ある人には何にもみえなかった。


私は自信を失くしてしまった。


少しずつ光は輝きを失っていた。


やがてどこかへ消えてしまった。


いつしかそのことも忘れてしまった。


忘れたことも忘れてしまっていた。


しかしそれは胸の中で消えることはなかった。


ただ認める勇気がなかった。


でもそれは拒んでいただけだった。


それはそこにずっとあった。


私はみえない光を忽然とみつめていた。











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