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地方出身の芋女が東京で外資コンサル勤務の夫と結婚するまで②

年齢=彼氏いない歴 で焦りを感じていた私は街コン・婚活パーティによく参加していた。
街コンや婚活パーティは、私が参加していたものでは回転寿司形式のものとグループトーク形式のものがあり、グループトーク形式のほうが話も盛り上がるし楽しかったので、よく参加していた。同じテーブルだった人たちと二次会的な感じで飲みに行って盛り上がったりすることもあった。

本筋とはそれてしまうけど、こういう出会い系のイベントではネットワークビジネスの人もよく紛れていて、初めて東京って怖いなと思った。初めて東京で会社以外の女友達ができた…!と思ったら勧誘だとわかって、度々ショックを受けていた…。

最初の何回かでは、いいなという人もおらず、いいねと言ってくれる異性もおらず、撃沈していた。
そんな中で、職業SEの同い年の関西出身の男性と出会い、ラインを交換してご飯に誘われた。今までの人生で自分を恋愛対象として見てくれる人がいなかったので、異性に免疫がない私は、「かわいい」とか「誰か芸能人に似てるって言われない?あ、○○だ!」みたいな彼の軽やかな誉め言葉を、毎回本気で喜んでいた。その彼とは2回ご飯と遊びに行って、3回目のデートで付き合うことになった。人生で初めての彼氏にワクワクしているのもつかの間、徐々に相手の悪いところが俯瞰で見えてくるようになった。

 私は東京での友達が少なかったので、毎週予定が合えばデートしたいと思っていた。一方で彼は、社員寮に一緒に暮らしている友達とウェイウェイやっていて、週一回はオールで飲んで出社するというようなエネルギッシュな遊び人で、彼女は二の次らしく、私とは全然タイプが違った。彼は私といるとき、いつも関西弁で隙間なくしゃべっていた。要約したら俺はかっこいいしおもろいし仕事もできて友情に熱いねんっていう一文になるような自慢話を、いろんなエピソードを織り交ぜながら毎度喋っていた。私はそれを聞いてただただ、「すごいね」といいながら笑っていた。そんなに自分に自信を持てるのがうらやましかった。
こんなに相性が合わないのに、人生で初めての彼氏だったので、粘りに粘って半年くらいは付き合ったつもりだった。向こうから連絡が途絶えたのに、別れようってこちらからラインしたら、自分から振れなくてごめんとか言ってきて、ごめんってなんだよって感じだった。結局振られてるという事実がどうしようもなくて、悲しみにくれていた。
 

街コンでの出会いはこんな結果だったけど、懲りずにこの後も出会いを求めていく。。

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