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私のイチオシ。ライブイベントでジェットコースターに揺られ中に若新雄純さんのラジオが沁み渡る!

こんな短期間に人生揺さぶる選択しちゃっていいの?と焦ることはないだろうか?

例えば、転勤の命を受けるか、転職するか、引越しするか、家を買うか、不妊治療を始めるか、結婚するか、離婚するか、親の介護を引き受けるか、子どもの受験をさせるか、などなど。

しかも、そうした選択は、一つだけ単体でなく、複数が絡み合うことが多い気がする。

そんな迷えるジェットコースターの人生を模索しながら生きる私…いつも、計画的に節目節目をクリアしていそうな人を羨ましく思っていた。

そんなときこちらのラジオの回に出会った。

若新雄純さんといえば、お茶の間のイメージは、優しさもありつつ本質をズバッとつく物言い。このラジオではリスナーより悩みに若新さんの考えを存分に聞ける贅沢なもの。起業家や若手のエリートからの相談が多い気がする。彼らは私と全く違う属性だけど、若新さんのコメントは普遍的なものが多くて好き。

予実合わせの人生、はまさに目標に掲げたものを獲得していく人生。

こねあげる人生、は、人生に起こる様々な想定外のイベントも受け入れ一生懸命生きてくうちに人生自体がオリジナル作品のようになり、自分でも作れると思ってなかった作品ができがるんじゃないか、というような話だった。

リスナーの悩みは、予実合わせの人生の人で「目標を達成したら燃え尽きてしまった。次どうしたらよいか」というものだった。

若新さんは、このようなコメントをしていた。

燃え尽きるということは、燃料があるということ。もっと大きな燃料を探してきて焚べたいならそれもいい。ただ、燃え尽きることに悩み相談してきてるってことは、新しい燃料を探して焚べてまた燃え尽きて、というクセに対してそれでいいのか悩んでるのでは?

そして、こねあげる人生もあるよ、とまとめていた。

小さい頃から、私たちはいつだって、燃料を与えられてきた。

テスト、進路、進学、就活、婚活、妊活、保活、昇進昇格…。
達成するかしないか、問われる燃料。
しかし、燃料を燃やし尽くしたら何が残るのか?
もともとその後には「幸せ」が残ると洗脳されてきたのかもしれないけど、もうみんなわかっている。

テストでいい点とったから、進学したから、結婚したから、望む会社に入れたから、子どもができたから、「幸せ」なのか?

多分そうじゃない。

話が逸れたけど、冒頭の話に戻る。

子どもの病気や障害、親のリソース、自分の能力。様々な制限の中で、生きづらくてもどうにか毎日、何かを取捨選択しながら生きている。

しかも、完璧な選択肢なんてほぼない中で。
何かを捨て、何かを失い、何かをリスクに晒しながら、それでも、このジェットコースターのような毎日を生きている。

目標?

そんな大層なものはない。
ただ、家族みんなが元気に暮らしていくことだけ。
目指すのは、おはよう、いってらっしゃい、おかえり、ただいま、いただきます、ごちそうさま、おやすみ、の繰り返しだけしかない。
明日のことすらわからない。

じゃあ、今幸せ? 

困ったことに今私は多分、人生で1番幸せなんだろうなと思う。
こんな、疲れ果てて綱渡りの毎日が。

子どもたちの寝息に挟まれて眠る瞬間。
朝起きて伸びをする幼い顔を眺める瞬間。
明日明後日と続く人生がどんどん生成されていく。
また今日も生きていこうと思う。

たぶん、私は今、こねあげる人生を生きているんだなぁ。

若新さんのラジオを聴きながらそう深く納得した。

人生のジェットコースターに疲れてしまったら、私は今「こねあげる人生」を生きてるんだよね、と納得したらよい。

どんな作品が出来上がるのか楽しみにしようじゃないか!

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