ダ・ヴィンチ恐山さんの騒動について
徒然なるままに書きます。
ちょっと身の上語りもあるから身バレも有り得る。
先に結論
今回の炎上は『ポーの法則』がそのまま当てはまるんじゃないでしょうか。文字で表現したための失敗だと思います。
以上です。あとは補足なので読まなくても大丈夫です。めちゃくちゃ長いので
はじめに
一オモコロファンです。定期的に見るようになったのは6年くらい前です。
社会人2〜3年目の時に職場の人間関係がクソな上に、6連勤夜勤の後に6連勤日勤の切り替えをやってて、
メンタルとフィジカルがズタボロの時に休憩中いつも見てました。
生活が終わっていてメンタルが荒れても自分は面白い人間でありたいと思い続けられたのはオモコロのおかげです。
ありがとうございます。
つきましてはまず、匿名であることを謝罪します。
これは、どのジャンルでもそうですが厄介オタクの「全肯定の呼吸」の使い手に絡まれるのが嫌だからです。
盲信的な視野が狭くなったオタクに噛み付かれるのは本当に恐ろしいため、匿名とさせていただきました。
よろしくお願いします。
本題
個人的にはダ・ヴィンチ・恐山さん(以下恐山さん)、ファンだけど「これ炎上しそうだな」って思い、見ていました。
やはり媒体の差はでかいですね。
「あー、エキサイトしちゃったー」で済ませてもいいんですが
「なぜ?」を考えたい。
「なぜ、YouTubeで企画したTwitter五十音は炎上せず」
「なぜ今回のTwitter頻出100選は炎上したのか」
まず、お前はどっち派なんだよって事なんですが…中立を気取る訳ではなく擁護してる人も批判してる人の気持ちもわかります。
擁護派
・いつものことじゃん
・え?性格悪いとか今更…?
・着眼点が面白い
批判派
・こういう『俯瞰で観てます』みたいなの嫌い
・趣味『人間観察』とかいってそう
・『ギャグ』でやってんですよー(笑)え?本気にした?(笑)みたいなスタンスが嫌
・暴力的すぎる
意訳をしてますが、割と揉めてたのはこのあたりかな。
どっちもわかります。
ただ、どっちの気持ちもわかるって言ったけど擁護したいあまり『ブロックしたとか、嫌いになったとか言ってるヤツらダサ過ぎ!マジでキモい!』みたいなのもいたんですけどそれは違うと思う。
反対意見を迫害して、理論も考えもなく、本能でただ庇うのは流石に愛じゃなくて盲信だと思っています。
生放送で「Twitterを破壊した」みたいな事を言われてましたね。個人的には「自分の事を面白ツイッタラーだと思っている人間への攻撃」と思われそうな行動だったと思っています。
あそこまでコテンパンに、いわゆる『俯瞰』的な視点での揶揄(本人は揶揄しているわけではないと言っているが)をされたら「自分の事を面白ツイッタラーだと思っている人間」の自尊心はズタズタのはず。
オモロの砂場で遊んでたら『オモロのガキ大将』が来てしまいましたね。
言わせてもらうと、これは批判をしたいわけではなく「あるあるネタ」と言うものの性質であると考えます。
少し前にオモコロライターにお笑い芸人のYouTubeネタで何を見ているかという記事がありました。その際恐山さんが上げていたのがスクールゾーンの俵山さん。僕も好きです。
ある種今回の件と似た悪意あるモノマネとかが上手い。好きなのは0:30のファミマ。自信持てや
(悪意あるやつ以外もやる。そういうので好きなのは優しさすら拒絶する女)
これがなぜ許されるのか?というとひとえに媒体の差かな、と思います。
わかりやすく言うと動画と文章という差かなーと。
文字と動画の差
仮に世界の表現に 冷たい と 温かい しかなかった場合
小説→冷たい
動画→温かい
だと思うんですよ。
このイメージなんとなくわかりますかね?
わからないとこの段落丸々無意味なんですが…
小雨降る6月の肌寒い日、小説とタブレットでYouTube観るのどっちが絵になるか、程度の感覚なんですけども。
文字から伝わる特有の冷たさ。これが一番伝えたい部分です。
恐山さんが出演している「匿名ラジオ」という番組があります。
すごく好きで毎週楽しみにしているんですが以前「Twitterだと怖い人って印象持たれていて〜」って話をしていた回がありました。
いますよね、「メールだと怖い!」って言われる人。僕もそうです
まぁ、散々擦られている事なので端的に言いますけど文字だと感情が伝わりにくい。
自筆でもないし、このフォントだけ。
僕、LINEのスタンプ機能大好きなんですよね。
絵文字が嫌いだからメールでは冷たいと言われていましたが、可愛いものが好きなのでぼのぼのとか犬のスタンプとか送ります。
LINEになってから「冷たい」と言われた事は今のところ無いです。
話が逸れてすみません。首題の近くで触れた、身の上話とはここからです。
僕の学生時代の友達(便宜上こう書きます)は2chのコテハンをやっていました。
コテハン、伝わりますかね?匿名掲示板で固定のハンドルネームを持って活動する人の事です。
それなりに支持されていたようで、Twitterもフォロワー1〜2万人と記憶しています。よく覚えていませんが。
で、いわゆる幼馴染だったんですが大学時代に縁を切りました。
そいつの話はあまりしたくありませんのでしませんが、決定的だったのはやはり「Twitterで信者から肯定されることで助長してしまった」これに尽きます。
この話がどう繋がるのかですが、まだ縁を切っていなかった頃に怒髪天となった友人が言った言葉が忘れられなくて
「友達だからSkypeでは話せるし面白いと思うけどTwitterの文体が偉そうでムカつく。なんであんなに高圧的になれるんだ」でした。
恐らく全員の抱えていた違和感が「それだ!」となった瞬間でした。
元々はただ「面白い」奴でした。
あいつはただフォロワーが望む人格をロールしていただなのかもしれないし、それが素の人間関係にも影響しただけかもしれない。
でも、インターネットで「面白い」と思われたいあまり、友人の話をさも自分の事のようにTwitterに騙る様はもはや狂人でした。
自己顕示欲と承認欲求が溢れて溢れて、しょうがなかったんですね。
現実とインターネットがひっくり返っちゃったんでしょう。ネウロの篚口の親かよ。
人生の半分を一緒に過ごしていた僕らが「この、人を見下したような態度は許せない」と思ったんですよね。
まぁ、言ってしまうと「Twitter如き」で。
僕も「メール怖い」と言われる派だったので自分を変えられないの、わかります。
でも結局それって自分の人格の一部とされちゃうんですよね。
「Twitterでは嫌な奴だけど実際話すと面白いから」
であればいいけど
「実際話すと面白いけどTwitterでは嫌な奴だから」
になったら意味全然違いますよね。
ただ、今回そこまで非道い事を言ったか?と言われるとそうでもないとは思いますし、僕の例が上手くハマってないような気もしますが…
Twitterが原因で恐山さんが助長してるかといえばそういう訳でも無いですし。
でも僕らも「こいつのTwitterなんかモヤるなぁ」って違和感が開花しただけの事だったんですよね。
そこと同じ轍を踏んで頂きたくないなと個人的に思っているだけです。
ただ、これだけは言いたいです。
文字は冷たい。
小説家なら僕みたいな素人に口出しされるのも腹立たしいほど、十二分にわかってると思うんですよね。
文字通り「釈迦に説法」というか。申し訳ない。
でも、冷たいんですよ。本当に。
温度感が無さすぎて「そんなつもりじゃなかったんだけど」の事故発生率は伝達ツールの中でダントツだと思います。
今回の騒動中に「この人すごい事言うなぁ」って思ったつぶやきがあるんですよね。
意訳すると「今回の騒動は本当に嫌だ。恐山さんのTwitterの感じが嫌だ。YouTubeに出てる時は大好きだからTwitterは別人だと思う。もう見ない」って感じでした。
びっくりしましたね。「昔の僕らと同じ結論の人だ」って
でもね、これ聞いても多分、響かないと思うんですよ恐山さんには。
「Twitter怖いって思われてるんですよ〜」
(でも全肯定してくれる人がこれだけいればいいや〜)
だと思います。
自分のスタンスを変えたくないでしょう。
『この性格で、Twitterで成功して成り上がった自分』を変えるつもりはないでしょう。多分僕も同じ立場ならそうです。
匿名の数少ないアイデンティティは性格ですから。
日和ってると思われたくないですしね。
全肯定派も『恐山さんはそのままでいい!変わらないで!』って言うでしょう。
YouTubeに出ている恐山さんとTwitterの恐山さんを切り分けようとしたあなた。本当に凄いことですよ。
辛かったでしょう。頭ではわかっていても、グルグルしていたでしょう。
ムカついたでしょう。嫌な気分になったでしょう。
Twitterを見ないとつぶやいた後も自分の応援している人の嫌な一面がチラついてイライラしてどうしようもなかったでしょう。
綺麗事に聞こえるかもしれませんが、気持ちと思考が切り分けられなくても「その選択を取ろうとしたこと」を誇って欲しい。
それは昔の僕には絶対に出来ない選択だったし、元友人と絶賛絶縁中の今の僕にも出来ない。
冷たい文字の醸す「嫌さ」を前にしてその選択肢が出るということが、貴方の素晴らしい人格を表していると思います。
心の準備
なぜ荒れたのか?多分YouTubeの「Twitter五十音」観てる人で
『あァん?!!??』
ってなった人そんなにいないと思うんですよね。
ざっくり、温度感が〜なんて言い方をしましたが「炎上しなかった理由」はもう少しある気がします。
予兆とブレーキです。
・予兆
「今から俺悪い事言いますよォ〜(ニチャァ)」これですわ。
動画だとわかりますよね。
「あ、この空気感『やる』わ」みたいな。
その前フリというか、空気があるから面白い。
コース料理みたいな感じでしょうか。
メインディッシュだけを食べるのは違うということでしょうか。
でも、いきなりステーキ好きだからその例えは違うのかも知れない。
・ブレーキ
これ、本当に大事でしたね。
周りが「やめろやめろ!」っていうのは思った以上に効く。
例えばですけど企業名を名乗ってるアカウントで
「※Twitterは個人の意見です」ってプロフィールに書いてる人がめちゃくちゃ差別的な呟きしてたとするじゃないですか。
で、会社に連絡いくと「いや、会社とは関係ないんで」とかって言い出すと
「まぁわかるけど…!」ってモヤり、伝わりますかね?
そこで同僚とかが「それよくないよ」みたいなリプライでブレーキかけにきた場合、少し溜飲が下がりますよね。わかりますか?
note、完全にソロプレイだからブレーキ千切ってあるんですよね。やべーチャリか?
多分YouTubeだったらメンバーというAEBSも入って面白くまとまってたと思うから勿体ないなって感じですね。
結局なんで荒れたの?
ポーの法則。これに尽きると思います。
以下、引用です
以上、もうこれしかない
最後に、恐山さんについて誤解なきよう
ここまで言いましたが、恐山さん。
彼の名誉の為に言わせてもらうと、よく道化を演じていますが
決して愚者ではなくて寧ろ逆です。
広い興味による知識欲、事象に対する分解力、理解した後の創造力
それらに裏打ちされた分析力は本物です。
バズツイートの共通項を見つけようとして「集めて」「バラして」「100個に並べた」このパワープレイを本当に「ただの知識欲」で行った。これは正気の沙汰ではない。
「揶揄する気は無かった」これも恐らく本当です。恐らく…(8:2の2割くらいはバカにしてたかもしれないけど)
なぜそう言い切れるのか?僕が職場の関係でぶっ壊れそうになった時見て、腹筋がぶっ壊れるくらい笑ってまだ定期的に見ている大好きな記事。
これです
「面白さの法則」のために関西大学の取材まで行っています。
彼は事象に対しての「なぜ?」を分析する天才です。
これは本当です。
考えるのが得意で、好きで、楽しいんだと思います。
今回のnoteもあくまでその延長上にあったにすぎない。
彼は本気で心から頻出バズの法則を分析したいと考えた。
ただ、貪欲な知識欲から得た知見をnoteという学会に発表しただけ。多分
「多分」とか、「思います」とか、「恐らく」とか自信ないのは人の気持ちだからです。僕が勝手にそう思ってるだけだから。
本心は恐山さんにしかわからないので、
本人に『こんなん全然違いますよ』って一蹴されるかもしれないし
『深読みしすぎ。本当はレベル低い奴らを笑い者にしたかっただけ』とか言われるかもしれない。
でもなんとなくそう思いたくなかった。
僕が間違いなく今までの人生の中でどん底を味わってる時に死ぬほど笑わせてくれた人間が、 ただの性格の悪さで人を殴るなんてそんなことはあり得ないと思いたかった。
『全ての不可能を除外して最後に残ったものが如何に奇妙なことであってもそれが真実となる。』
僕の好きなシャーロックホームズもそう言っております。人は信じたい物を信じる生き物だから、自分の中の全ての「あり得ない」を除外して、自分の信じたいこの結論を真実とします。Elementary.
皆さんも各々、好きな真実を見つけてください。
ひねくれたファンレターですみません。
いつからかわかりませんが、あなたに元気を貰っています。
これからもそのつもりです。 次の記事を楽しみにしています。