新しくできたお花屋さんへ。
初めて入るときってドッキドキ…
一瞬、「行くのはまた今度にしよう…かな」って思った。
「いや、今日の私は行きたいんだ!」
そう思ったらお店の前にいた。
(こういう選択でもいちいち不安がるのよ)
いざ、入ってみると優しい笑顔の店員さん。
とっても穏やかな口調でなんでも答えてくれる。
お一人だったからオーナーさんかと思ったら雇われているらしい。
なんと二ヶ月前くらいにこのお仕事に就いたばかり。
しかもお花のお仕事は初めてにも関わらず、お店はほぼ任されているとか。
「不安になったりしないのですか?」
と、聞いてみると
「わたし、そういうのあまり感じないみたいで・・・。お客さまにこういうこと言って良いものか、あれなんですが。まだまだ勉強中ですが、花束やアレンジを考えたりハーバリウムを作ったり本当に楽しくて好きみたいです。まぁ、包んだり片づけたり苦手なことも多々ありますけどね。」
と、とーっても楽しそうに話してくださいました。
・・・私だったらこんなふうには思えない。
花のこと全然わからないし、聞かれたときに知識が無かったらガッカリされてしまうんじゃないか…とか不安になってしまうだろうな。この店員さんはそんなこと考えもしない。むしろ楽しんでいる。
こんなにも人って違うんだ。。。
「とっても可愛いですよ」
「日々、勉強なんです」
「この子、こんな蕾なかったのに成長してるんですよ~」
この方の言葉や声のテンションから、花や植物が好きなことが伝わる。
私はこの方との出会いで大事なことを知ることができた。
肩書とか技術とか知識とか、、もちろん大事。でもそれよりも
「好き」って気持ちがそこにあるのか?
「好き」でやっていることなのか?
っていうのは人に伝わる。
楽しんでいるのか嫌々なのかも伝わる。
気持ちが溢れていて、楽しんでいる人から買いたい。何より売っているものを大事にしていることが伝わるとなおさら。
あのとき心に従って、このお店に来て良かった。
余裕があると、人との会話も楽しめる。
こういう時間を大切にしたい。
色んな人と関わると良い意味で自分の「普通」が崩れる。
もー楽しくて仕方ない!!
気にしすぎちゃうわたしには無い日常がそこにはあった。
ほんっとうに、楽しんだもん勝ち!だわ。