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天皇の国事行為、秋篠宮さまに初の委任 両陛下の英国ご訪問で!?

天皇、皇后両陛下が17日から4日間、英国を訪問される際、臨時代理を委任された秋篠宮さまが、天皇陛下の「国事行為」を担当されることになった。宮内庁によると、秋篠宮殿下が天皇陛下の国事行為を一時的に代行されるのは今回が初めてという。陛下はこれまで、政権交代前の天皇陛下の海外訪問などの際に、国家元首の代理を務めてきた。

国事行為は、憲法に基づき「内閣の助言と承認」を得て、国民のために天皇が行うものである。内閣総理大臣や最高裁判所長官の任命から、法律の公布など多岐にわたる。日々、陛下は内閣の関係書類に署名・捺印し、宮中での行事にも出席されます。

天皇の臨時代行は、憲法と「天皇の海外訪問の際及び「心身の故障又は事故」の場合の臨時代行に関する法律により可能とされている。陛下は、昭和天皇が入院されていた1987年10月、昭和天皇ご夫妻の訪米時に初めて委任され、皇太子時代にも天皇の海外訪問や入院の際に臨時代行をされている。

国事行為の臨時代行ではないが、秋篠宮殿下は、天皇陛下の入院と地方訪問が重なった2011年11月、叙勲受章者や外国要人との会見も行っている。天皇陛下が皇位継承順位第1位に代わられたことで、継承順位に変化が生じている。昨年、天皇陛下の皇位継承者となったことから、東京オリンピック・パラリンピックの閉会式に陛下の「親臨」として出席された。

1月17日、英国に向かう政府専用機に乗り込む際、陛下は秋篠宮殿下と歓談され、殿下は頭を下げて見送られた。陛下の訪英中、秋篠宮殿下が定例閣議に伴う業務の一部を引き継がれることも想定される。

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