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【23回目のラジオ】~巳年でございますね~

2025年1月3日(金)本放送
   1月10日(金)再放送
ゆめのたね放送局 ブルーチャンネル19:30~
『今日もあなたとSono con te』


2025年は十二支の6番目、巳年です。
十二支は「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」ですが、どうして「ヘビ」が「巳」なんでしょうね。だって「ヘビ」は「蛇」の字があるんですもん。

といえば、十二支の他の動物も、「鼠(ねずみ)」は「子」だし、「牛(うし)」は「丑」だし、「虎(とら)」は「寅」だし、「兎(うさぎ)」は「卯」だし、「龍(たつ)」は「辰」、「馬(うま)」は「午」、「羊(ひつじ)」は「未」、「猿(さる)」は「申」、「鳥(とり)」は「酉」、「犬(いぬ)」は「戌」、「猪(いのしし)」は「亥」で、本来の漢字とは違う文字があてがわれていますよね。

なぜ、「鼠牛虎兎龍蛇馬羊猿鳥犬猪」ではないのでしょう。
ちょっと気になったので、調べてみました。

十二支の起源

 中国最古の王朝、殷の時代には既に十二支が使われていました。これは約4000年前、日本は縄文時代のころの話で、古すぎて詳しいことは分かっていません。
発掘された殷墟(殷の時代の遺跡)から見つかった甲骨文字には、十二支の漢字のもととなった字が刻まれており、循環する順序を表すのに用いられていたと考えられています。子の次は丑、丑の次は寅、……、亥の次は最初に戻って子、といった具合です。特に1年の12カ月を表すのに用いられました。

覚えやすいよう、動物が当てはめられた


 殷の時代の十二支は動物とは対応していませんでした。子の字にねずみという意味はなく、単なる12個のうちの1番目という意味だったのです。十二支に動物名が与えられたのは殷の時代から何百年も後、戦国時代から漢の時代だと考えられています。
 つまり、十二支の動物たちが先に決まっていてそれを文字で表したのではなく、「十二支の文字があってそこに動物の意味を後づけした」のです。動物を表す鼠のような別の漢字があるのはこのためです。

無学な庶民にも理解させるため


 十二支は、天文学での星の位置や、暦での年や月、時刻などを示すものとして使われていましたが、知っていたのは上流階級や専門家だけでした。しかし、時代が下ると、権力者が下々の者に命令を下しやすいように、無学な庶民にも暦に使われる十二支を理解させる必要に迫られました。
そこで身近な動物の名前をつけて対応させることで覚えやすく、また分かりやすくしたのです。これには中国の西方、バビロニアの天文学の影響を指摘する説もあります。

分からないことも多い

 動物名が与えられたのも、今から約2千年も前の話で、資料が限られているため、なぜ子にねずみが当てられたのかなど、十二支に属する動物はどのように選ばれたのかはほとんど分かっていません。
子や丑などの文字がもともと殷の時代にどんな意味であったのかも謎に包まれています。さまざまな解釈は試みられていて、植物の成長過程であるとか、幼児の成長過程などの説明はありますが、想像の域を出ません。

「子丑寅……」 十二支の漢字はなぜ「鼠」ではなく「子」なのか? - ねとらぼ

十二支は動物とは関係がない

その理由ですが、本来の字ではわかりにくいこともあって、馴染みのある動物の漢字を十二支にあてはめているからです。そのため『十二支の漢字』は、動物とは関係がありません。

十二支の漢字が、本来の動物の漢字と異なる理由は? – ニッポン放送 NEWS ONLINE

なんと…十二支は動物ではなく、単なる12の数を数えるための「記号」のようなものだったんですね。
薄学な庶民にもわかりやすいように、動物を当てはめて教えた、ということだったなんて。

検索すると、同じ質問文が出てくるので、同じようなことを考える人は多くいるんですね。

巳年に関しては、以下のような記述がありました。

漢字の「巳」の原字は頭と体が胎児を描いたもので、子宮が胎児を包むさまを表す「包」の中と同じである。そのため十二支の「巳」は植物に種子ができ始める時期と考えられる。
『漢書 律暦志』では、「止む」の意味の「已」とし、草木の成長が極限に達して次の生命が作られはじめる時期と解釈している。
この「巳」を「ヘビ」としたのは無学の庶民に十二支を浸透させるため、動物の名前を当てたものであるが、順番や選ばれた理由は定かではない。

巳/み/巳年/みどし - 語源由来辞典

「植物の種子が誕生する」などの意味があることから、巳年は「新しい時代が始まる起点となる年」と考えられているそうです。また「巳」を「実」とかけて、いままで取り組んでいたことが実を結ぶ年とも言われるそうで、どちらにしても希望にあふれた、変化の年と捉えられているようですね。

私にとっての2025年は、そんな変化のある年になるんでしょうか…

十二支というと、私は子どもの頃に、「十二支」がうまれた話を、『まんが日本昔話』で、観た記憶があるんです。
YouTubeで検索すると、「十二支の由来」という話をみつけました。
そうそう、これ。このお話です。

むかーし むかーし その昔
やおよろずの神がまだこの世にいらっしゃいました頃
山また山そのまた山奥の山のてっぺんに
神様のお屋敷らしき1軒の家が建っておりました

今日は12月30日
お正月まであと1日という日でしたが
神様のお家は夜遅くまで明かりがついておりました

神様はこんな夜更けまで何をしておられたのか…
神様は全国の動物たちに手紙を書いておられたのです 
一枚一枚同じ内容の手紙を何枚も何枚も神様は書き続けられました

そうしてとうとう全部の手紙を書き終えられた神様は窓のところお立ちになってプーッと手紙を窓から吹き飛ばされました
プー プー プーッ
手紙は山から川、川から谷へと国中の隅々まで飛んで行きました

一夜明けて今日はもう12月31日です
カエルの家族もこの手紙を手に入れます
父ガエル がこれを読むと
「なになに『明日の正月の朝一番早く来たものから順に
12番目までを1年交代で動物の大将にします 神様』
ああ、これはなんとしても勝たねばならぬ」

ぞうさんたちもこの手紙を手に入れました
お猿さんたちも
熊さん 雪男 キリン コアラ
ライオン トラ ヘビ ダチョウ ネズミ
みんなみんな森の動物たちはみんな
この神様からの手紙を読みました

ところが ここに1匹のんびりものの猫がおりました
猫はネズミくんからこの神様の手紙のことを聞きました

ところがいたずらもののネズミは
「明日朝早く神様のところへ集まるのを、明後日の朝集まるのだ」
と猫に教えました

猫はそれでも「ネズミくんで親切だなぁ いい仲間なんだなあ」
そう思ったそうです

さて 12月31日の太陽もゆっくり沈んでまいります
動物たちはあしたに備えて皆早くから眠るようにしたようです

ところが牛さんだけは
「わしは歩くのが遅いから今夜中に出かけるとしよう」
そう言って夕方のうちから神様のところへ向かって歩き始めました

これを見たネズミ「こりゃ楽だわい」
ぴょーんと牛の背中に乗っかってしまいました

何にも知らない牛は
「もしかしたらわしは1番かもしれんぞ」
そう言ってノシノシと歩いて行きました

さて いよいよ翌朝です
カエルのお父さんもたくさんのカエルに見送られていよいよ出発

犬と猿も出発しました
トラも ヘビも うさぎも 鶏も 羊も 馬も みんなみんな出発しました

ところが中には
つい寝過ごしてしまって出発しなかった動物たちもいたようですよ
うさぎも頑張ります ヘビも頑張ります

ところで、猿と犬は初めのうちは仲良く一緒に走っていたのです
ところがだんだん走るにつれてお互いに真剣な表情に変わってきました
そしておしまいには何とか相手に負けまいと
もうめちゃくちゃになって走り出したのです
丸木橋のところへやってくるとなんとか相手より先へ渡ろうと
先を争って…とうとう橋は折れてしまいました
そしてとうとう猿と犬は大喧嘩
キャキャキャキャッ!
ワンワンワン!
キャキャキャキャッ!
ワンワンワン!
でもお互いにこうしてはいられないことに気づいて
やがて犬と猿は再び出発しました

さあて いよいよ新年の太陽が昇りました
その太陽を背にして真っ先に現れたのが
牛です いいえ、ネズミです
ネズミは牛の背中からぴょんと飛び降りると
さーっと神様の前に駆け出して行きました
「神様、新年おめでとうございまチュウ」
「よう おめでとう おめでとうー」
「ンモウー!」牛は悔しくて仕方ありません
ねずみ、牛に続いて虎が到着しました
そしてうさぎ 龍が到着しました
こうして動物たちが次々に到着してきたので神様はいよいよ動物たちに
順番を発表されることになりました

まず最初の年はネズミです
続いでうし!とら!うさぎ!たつ!へび!うま!ひつじ!さる!とり!いぬ!いのししの順番です

カエルのお父さんはとうとう13番目でした
「神様どうか私も入れてください」
神様にそうお願いしましたがこれはダメなのです
カエルのお父さんはもう悲しくて仕方がありません
だって あんなにたくさんの仲間から激励されて出てきたのですから
カエルのお父さんは悲しげに「もうケールケール」
そう言って帰って行きました

さぁて 神様を囲んで十二支達の酒盛りの始まりです
龍もご機嫌です
虎もご機嫌
うさぎとネズミも「かーんぱーい」
ところが犬と猿はまだ喧嘩をしています

キャキャキャキャッ!
ワンワンワン!

ところでその時猫がものすごい剣幕で現れました
「うーん!おのれ、ネズミのやつ!よくも明後日などと騙したな
喰ってやるから 待てぇ!」
猫はネズミを追いかけ回し始めました

こうして何やら賑やかな宴会は延々と続けられました
ね年から始まり、うし とら うー たつ み うま ひつじ さる とり いぬ いのししと続く十二支はこの時から始まったということですよ
そうしてネズミに騙されて十二支に入れなかった猫は
今でもこの時のことに腹を立てて
ネズミを追いかけ回しているということです

【ほのぼの】まんが日本昔ばなし「十二支の由来」(高画質)

市原悦子さんと常田富士男さんの語りが、優しく心に響いて、とても大好きでした。
YouTubeで数十年ぶりに聴いたお二人の声は懐かしく、何だかほっこりしました。その感動もあって、ラジオでお話ししたくなったんでしょうね。

巳年といえば、私の父は年男。2025年は7廻り目で84歳になります。
12年前はまだ車も運転できていたのですが…
70代後半で認知症を患い、ADL(日常生活動作)は問題ないものの
IADL(手段的日常生活動作)は指示や見守りが必要になりました。
もともと、人と積極的に話す人ではなかったので、
子どもながらに「何を考えているのかわからない」人でした。
そんな父も、年を取り、もちろん私たち子どもも年を取って
すっかり大人同士になったので、それなりにコミュニケーションを
取れるようにはなりました。
孫が来ると目じりを下げて嬉しそうにほほ笑む父の笑顔も
見ることができるようになりました。

巳年生まれの特徴や性格を調べるとこんなことが書いてありました。

【巳年生まれ】性格と特徴①長所
 そんな著しい進化を遂げてきたように、巳年生まれも向上心が高く、自分の弱点や問題点を克服するための努力は怠らない性格。常に目標に向かって自分を高め、計画を周到に練りながら冷静に物事を進めることが出来る計画性の高い特徴も目立ちます。
 また、獲物を狙うような高い集中力で粘り強く物事をこなし、着実にレベルアップすることが得意で、負けず嫌いな性格から何度転んでも立ち上がるような、打たれ強さも持ち合わせています。そんな巳年生まれは、自らの能力(芸)を極限まで高め、その能力や芸は名人芸と呼ばれるような「名人肌」の人が多いとされています。

【巳年生まれ】性格と特徴②短所
 しかし、高い向上心と集中力を持ち合わせている分、1つのことに執着しすぎて周りが見えなくなることがあります。また、負けず嫌いな性格は高いプライドに繋がり、人に弱みを見せることを嫌い、自分のことを話そうとしない秘密主義な傾向があります。また、他人への興味よりも自己顕示欲が強いので、冷静沈着な性格から感情が薄く冷たい人だと誤解されやすいタイプとも言えるでしょう。
 そんな巳年生まれには、こちらから話を聞いて隠す気持ちを引き出してあげることで、秘密主義な性格に寄り添ってあげると良いですね。また、1つのことに執着しすぎないように客観的な意見や視野を広げてみるよう勧めてあげると、持ち前の向上心で問題を克服していけるのではないでしょうか。

【干支の雑学・トリビア】巳(ヘビ)年について知ってみよう! | くらしのいいもの研究所

さらに、巳年と相性のいい干支はあるのか調べると

<相性の良い干支>
◆子年・・・自分にないものを面白いと感じ合える良い相性。
◆丑年・・・基本的な性格が違うことが逆に強い協力関係になる良い相性。
◆卯年・・・気さくな卯年に心を開きやすく良い関係になれる。
◆辰年・・・好奇心旺盛な辰年を冷静に分析できる巳年が支える良い相性。
◆巳年・・・同じ性格で考えや気持ちを分かり合える良い相性。
◆午年・・・お互いの良い面を引き出せる良い相性。
◆未年・・・打ち解けるまでに時間がかかるが長く付き合える良い相性。
◆申年・・・真逆の性格ですがそれを受け入れることが出来れば非常に好相性。
◆酉年・・・考えが似ていて意気投合し強い協力関係で非常に良い相性。

<相性の悪い干支>
◆寅年・・・お互いの考えが異なり上手くいきにくい相性。(適度な距離感を意識しよう)
◆戌年・・・真面目な戌年をつまらなく感じやすくあまり良くない相性。(良いところをみつけよう)
◆亥年・・・真逆の性格で噛み合わないことが多く良くない相性。(仲裁者や間接的な付き合いをしてみよう)

中でも特に酉年とは相性が良く、強い協力関係はもちろん長く信頼できる関係を築くことができます。

【干支の雑学・トリビア】巳(ヘビ)年について知ってみよう! | くらしのいいもの研究所

ちなみに、うちは、母が午年、兄が未年、妹が丑年、私は酉年なので、
それぞれ父とはいい相性だったようです。
しかも、私は「強い協力関係」「長く信頼できる関係」を築けるらしいので
今後も、父といい親子関係でいられたら、と思います。

干支をみるときは、十二支だけでなく十干との組み合わせでみるそうです。
「十干」とは、古代中国の文化である「陰陽五行説」に則った観念とされています。
中国では世界が木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)の5つの要素で出来ているとされていました。更にその5つは陰(え)と陽(と)(陰=兄と陽=弟)に別れていると考えられていました。

十干のそれぞれの意味

「甲」きのえ → 木の兄
芽が成長していく様を意味している。
草木が芽吹くことを表している。

「乙」きのと → 木の弟
陽が十分に伸びきっていない状態を表している。

「丙」ひのえ → 火の兄
陽が伸びきって、奮い立っている状態を表している。

「丁」ひのと → 火の弟
陽が奮い立ったあと、満ち溢れていく状態を表している。

「戊」つちのえ → 土の兄
陽の気質による分化繁栄の状態を表している。

「己」つちのと → 土の弟
分化繁栄にあたり、分散を防ぐ統制作用を表している。

「庚」かのえ → 金の兄
陰の気質を表している。
結実、形成という意味を表している。

「辛」かのと → 金の弟
陰の気質による、統制を表している。

「壬」みずのえ → 水の兄
陽気を下に宿す意味を表している。

「癸」みずのと → 水の弟
生命の終わりを表していて、更に新しい生命が成長していくのを待機している状態を表している。

十干にはそれぞれに重要な意味があり主に中国で大切にされていました。

甲乙丙の続きの覚え方!十干(じっかん)の意味と十二支との関係

この十干と十二支の組み合わせは60通りあるので、自分が生まれた年から60年後に、同じ干支に戻るので、「還暦」というんですね。
還暦に、赤いちゃんちゃんこや帽子をかぶるのは、「生まれた年に戻る」「赤ちゃんに戻る」ということで、赤い色を贈るとされたんだそうです。

巳年の実際に起こった過去の出来事

 実際に起こった過去の出来事を振り返ってみると、まさに巳年のイメージと重なる出来事が数多くあったことが分かります。

<1965年>
日本サッカーの競技レベル向上を目的に「日本サッカーリーグ開幕」1993年に開幕される「Jリーグ」誕生の基礎となる。
<1977年>
王選手のホームラン世界新記録更新により「国民栄誉賞」が創設。気象衛星「ひまわり」や無人宇宙探査機「ボイジャー2号」の打ち上げ
が行われ科学の発展の礎となった。
<1989年>
日本の歴代元号の中で最も長く続いた”激動”の昭和から「平成」へ。
<2001年>
「アメリカ同時多発テロ」の発生により国際テロ組織の脅威を世界中が知ることに。また、当時の皇太子・同妃の間に初子である「愛子内親王」が生まれる。
<2013年>
東京都が夏季オリンピック開催地に選ばれ「2020年東京オリンピック」開催が決定。まさに戦後から復興(再生)し大きく成長(誕生)した”日本”を象徴することに。
また、東日本大震災から2年、創設9年目にして「東北楽天ゴールデンイーグルスが球団初の日本一」に輝き、地元・東北では歓喜の輪が。

 次の巳年である2025年には、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)で「大阪万博(万国博覧会)」が開催されます。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、少子高齢化やエネルギー課題を最先端技術や英知を集め解決していく、まさに「再生」と「誕生」を象徴する年となるのではないでしょうか。
・・・と記載されていました。

2025年の巳年は、きのと・みの年になるので、「陽が十分に伸び切っていない」「新しい種子が誕生する」ということから、「成長の年」と考えられているようです。
私の2025年はどんな年になるでしょうね。
2024年に撒いた種が芽を出してくれるかな…
花を咲かせることができるかな…

そうそう。「一年の計は元旦にあり」といいますよね。
皆さんは今年の目標、立てられましたか?
私の目標は、半径5mの人を笑顔にする!
そのためには、私自身が笑顔でいなきゃな、って思ってます。

どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

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