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防災士になりました

いやいや…まさかですね。
看護師&呼吸療法認定士&公認心理師&心理カウンセラーというカタガキを持っている私なんですが、今回「防災士」の資格を取得することになりまして。

そもそも、防災士という資格があることを知りませんでした。
この6月まで。
私は地御前地区自治会の生活安全事業部に籍を置いているんですが、その部長から、「自主防災会に入って」と言われまして。
言われるがまま自主防災会に入り、会議に出席しているうちに「今年度の防災士試験、会長が推薦するって言ってるから受けてみて」とのお話があり、ン万円する受講・受験費が、自主防災会より出されるため、自己負担なしで受けられるという、何とも有り難いお話だったので、「はい」と二つ返事で受けてしまった、というのが事の次第です。

防災士試験を受験するには、まず、防災士養成講座受講の申請をします(私の場合は自治会がすべてやってくれました)。
その後送られてくる「防災士教本」をよく読み(384ページある、ごっついという印象)、A4用紙30枚の「履修確認レポート」の虫食い部分をすべて埋めます。救命講習を受けていない人は、消防署やその他日本防災士機構が認めている救急救命講習を受ける必要があります。
そして、2日間の養成講座(講義)を受けます。講座1日目に「履修確認レポート」を提出しなければならないので、レポートができていないと養成講座の受講ができません。2日間の講義終了直後に、試験があります。
試験は30問、80%以上(24問以上)の正解で合格となります。

前職が看護師なので、救命講習は受けてはいたんですが、医師・救急救命士以外の人は3年ごとに講習を受けなおして更新しておくことが必要なんですよね。私が救命講習を受けたのは、かれこれ14年くらい前だったので、「受講している」という履歴は無効でした。
なので、講座前に消防署の救命講習を受けに行きました。

余談ですが・・・
消防署の救命講習を担当してくださった隊員さん、ネイビーとオレンジの隊服姿、めっちゃカッコイイ✨ですね。わかってるくせに、「こんなときどうするんですか?」なんて質問したりして、ちょっとかまってちゃんしてしまった私をお許しください・・・(。-人-。) 

さて、話を防災士養成講座に戻しますね。
私が受講したときは二人掛けの机が縦に6列、横に8列くらいあったので、100名近くが受講していた、ということですね。
いま、防災士はそのくらい注目を浴びている資格なんだと思います。
ちなみに、合格率はネットで調べたところ、92%とのことでした。
(じゃ、養成講座受講すれば、たいてい受かるんじゃね👍)
と、思っていたんですが、受講すればたいてい受かるその試験に、自治会からお金を出してもらっておいて、8%の不合格者になったらどうしよう…と急に不安が強くなって。
なんとか92%の中に入りたくて、講義の途中、睡魔が邪魔しに来てもメモを取り手を動かして必死に抵抗し、頑張りましたー(;´∀`)

防災士は1995年の阪神淡路大震災の教訓をもとに、地域住民主体の防災力の向上を高めることを目的として2002年に設立された民間資格です。現在は23万人を超える防災士が活躍しているそうです。
防災士=地域の災害時に守ってくれる人 ではないことを知っておいていただきたいです。あくまでも、自主防災活動のリーダー的存在であって、地域住民の安全確保や生活保守をする人ではありません。
「あんたら、防災士じゃろ!避難所をなんとかせーや!」ではない、ということをしっかり認識しておいていただきたいです。

災害が起きた時、どのようにして自分たちの命と生活を守るのか、普段は防災に関して無関心な地域住民の方々に、災害はいつ起こるかわからない、誰もが被災者になる可能性があることを念頭に置いて、「自分の命は自分で守る」「自分の生活は自分が守る」ことを、住民一人一人ができるように、意識啓発をしていく、そして、いざというときには率先して動けるように、と防災について学んだ人たちです。
本当は、この防災についての知識も、学校で学べるようにしたらいいですね。今は総合的な学習の中で取り入れられているところもあるようですね。

地域の中には「誰かがやってくれる」と思われている方も少なくないようです。でも、災害が起きた時には、その地域の人はみんな被災者。避難所を運営する人たちも、被災者でありながら、助け合いの心で運営を頑張っている人です。
「あれしてくれん」「これしてくれん」「ここが不十分だ」「なにをやっとるんだ」避難所では、不満の声が上がることもしばしばあると思います。不満を言う前に、「では、自分はそこで何ができているか」を考えてみてください。自分はそこでどんな役割を担っていますか?積極的に動いていますか?みんな同じ立場なのに、文句ばかりを言っていませんか?
危機的状況って本性が現れますよね。
誰もが同じように大変な思いをしているときだからこそ、相手の立場をお互いに思いやり、非難ではなく協力する、助け合える心を持ちたいですね。

そのために、私は普段からお互いの顔を知っておく、ということは大切なのではないかと思います。職場と家の往復・・・だけでなく、道ですれ違う人と挨拶を交わしたり、町内会に入って、地域の清掃活動や、お祭りなどのイベントに、できるだけ顔を出してみる、小さなことからコツコツと(誰かが言ってたよね)実行していくうちに、地域のきずなができていくんじゃないでしょうか。

私も、今自分がやっているラジオを通して、地域の人たちを結ぶパイプ役になれたらいいな、と思い、ラジオのゲストに地域の方をどんどん招いていこうと思っています。自治会長さんにも協力を得られるように、先日お願いしてきました。

というわけで、私のラジオはインターネットで聴けますので、是非聴いてみてください。
ゆめのたね放送局 ブルーチャンネル 毎週金曜日19:30~20:00
今日もあなたとSono con te 

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