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【エッセイ】国民を守る!

   政治不信というけれど、根本の不信は「国民を守る」かどうかだと思 
  う。いまだに解決しない拉致被害者救出問題について考えました。今回
  は過激すぎて、おそらく1名も賛成はないと思うので、フリー公開にし
  ました。

《本文》
被害者の第一陣が帰国して20年以上。一向に第二陣帰国のニュースが流れてこない。それなりに交渉はしているのだろうが、ここまで進展しないのは不信感しかもたらさない。

政治家は、「国家は国民をまもるためにある」と言う。
各種の愛護団体は、「生き物を命は何よりも大事だ」と言う。
人権団体も、「人権が軽んじられている」と言う。

拉致被害者のことを考えると、これらの言葉がかなり虚しく感じてしまう。他国の国民を勝手に誘拐し、いまだに返さない。別に危険な場所に行っていたわけでも、何らかの利益を目的に近づいたわけでもない。普通の人が、子どもが普通に生活しているなかで起きたことだ。
それなのに、国家は、社会は、いまだに助けの手が届けられていない。
拉致した側の事情ばかり忖度して……。

もう十分、手は尽くしたのではないだろうか。話し合いは十分すぎるほど行ったのではないだろうか。
それでもダメだったら、国家としてやるべき手段は1つしかない気がする。
武力による強制奪還だ。

米軍は、テロリストを突然、遅い命をも奪っている。このことには100%賛成できない部分もあるが、国民を守るという意味では立派だと思う。しかし、目前の危機ではない部分にはいささか疑問を禁じ得ない。
対して、拉致被害者は現在進行形で危難のなかにいるわけだ。これを救出しない国家って何なんだ!?

自衛隊には、米軍のように、他国にいる国民を探し出して救出するスキルはないのだろうか。なければしかたないが、もしあるなら、やってもいいと思う。これまで十分すぎるほど手を尽くしてきたのだから、国際世論の理解を得ることは不可能ではないと思う。もちろん十分、手を尽くさないといけないが、国際社会だって自国民を守ろうとすることに反対するとは思えないんだけどなぁ。

ここで、心配になるのは、カノ国は核保有国だということ。我が国が実力で被害者を奪還したあと、もし核が我が国に…。
想像するだに怖いし、自分にできるかといわれば自信はない。
しかし、自国民を守るという意思以外の思考が壊れている状態なら、やる!
為政者として、やる!!

国民の側としても、来るなら来い! ってノリで応戦する。
 AII FOR ONE
1人の国民の命を守るために、全国民が命を失ってもいい。
そんな思いになることがあるんだ、人間って。

AII FOR ONE
これが国家の本来の姿であるんじゃないかなぁ。
本来の状態になっていないから、国家として欠陥状態に甘んじているから、外国も不当な要求をしてくる。
日本に来て、日本の生活を荒らしまわる。
こんな状態を招来しているんじゃないかなぁ。

国家って何だろう。
ムダに税金を取り上げる存在ではないはず。
今一度、国家とは何かついて考えてもいい時期にきているのかもしれない。

本来の国家になっていたら、為政者だって勝手なことはしなくなるんじゃないかなと思ったりもする。




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