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【エッセイ】例の「百条委員会」を、別腹で探る

満腹状態になった兵庫県の「百条委員会」情報。いまさら、どんな情報が飛び込んできても、脳裏には入ってこない。
しかし、別腹、まだ食べられるのだ!

自治体が変わってしまって、皆が真剣に仕事をしているのではあれば、この発想はここで終わり。
ただ、いまだに私が知っている自治体のままだったらというのが前提だ。仕事がなくても、時間と体を持て余している職員がそこらじゅうにいる状態。持て余した時間と体をひたすら、趣味に費やしている状態だったとしたらの話である。

何が気になるのかというと、自らこの世を去った理由だ。
満腹情報では、内部告発がバレた、公用PCに記した個人生活がバレそう。大きなところは、この2つだ。

しかしだよ、皆が職務時間に私用をつかっているのだとしたら、そう恥ずかしさは湧かないと思う。まぁ、あの内容はちょっとはばかれるものだが、それにしても開き直ればいつかは終わるものだ。
かつて、わが国最高峰の官庁の、最高峰の人が集まる部署の机にはどれも女性の裸体写真でいっぱいだったという話しを聞いたことがある。
こんな世界にいる人が、命を絶つほどの恥を感じるとは思えない。

また内部告発がバレたところで、クビになることはない。出世の妨げにはなるが、出世一直線の公務員は女性問題など眼もくれない。そこそこの出世しか考えていないことが窺えるわけで、命を絶つほど絶望するとは思えない。

では、開き直った人間が、自ら命を絶った理由は何か?
考えるに、自らに絶望したとき。開き直った人間にも、わずかに残っていた純粋な心。純粋な心に裏切られた事実を突きつけられたとき、自分に絶望してなんてことはあるものだ。

実際、私の周囲で自ら命を絶った人は何人かいるが、皆、大事な人に裏切られたことが理由になっている。
敵から攻撃されてなんて話は、映画やドラマ以外では起こっていない。
敵から攻撃されたくらいで、命を絶つほど人は弱くない。
思春期の子どもは別にして、大人の場合は、自分に絶望したときだと思う、自ら命を絶つのは……。

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