#背番号のストーリー 【#自己紹介】<親子を繋いだ背番号8>
#背番号のストーリー アイコンの紹介
この写真は私のアイコン写真です。
ユニフォームを着て走り出しているのは私です。
次男が少年野球を卒団する時に「親子対決」というのがありました。
その時、私は24年振りに大学時代のユニフォームを着ました。
私がこのユニフォームを着た理由。
それは「背番号」にありました。
次男の背番号は「8」でした。
私の現役時代の背番号も「8」でした。
私にとって背番号「8」は思い入れのあるものでした。
その背番号と同じ番号を次男も付けている。
何かの縁を感じたことが、このユニフォームを着た理由です。
大学時代の背番号8
これは亜細亜大学のユニフォームです。
私は準硬式野球部に所属していました。
「準硬式?」となるかと思いますが、硬式と軟式の中間くらいのボールを使用する野球で、大学を中心に地味に盛んです。
亜細亜大学は東都リーグの1部(当時)に所属しており、リーグが6部まであった事を考えると、中々の強豪でした。
1部の開幕戦だけは神宮球場で試合をすることが出来て、出場した時は意外とカツカツな外野の人工芝で、足をガクガクさせながらフライを取った記憶があります。
亜細亜大学は硬式野球が有名で、2学年下に侍ジャパン現監督の井端さんがいました。
隣のグランドで硬式野球部が大声を出してダッシュしている姿を横目で見てましたが、それは壮絶なものでした。
YouTube等で地獄の亜細亜大学野球部について取り上げられていますが、あの話は本当です。
準硬式野球部だから大丈夫と気楽な気持ちで入部したのですが、浜田高校(島根県)の主将や今治西(愛媛県)のエースだった方もおり、春には宮崎、夏には栃木に合宿する程、本格的な部だったので、入った後に相当後悔した記憶があります。
そこでの背番号は「8」でした。
背番号8との出会い
初めて背番号「8」を付けたのは、高校1年生の秋からです。
帯広柏葉高校の硬式野球部時代の頃です。
どちらか言うと「勉強頑張れ」という高校だったので、私が野球部に入った時は、先輩が6人しかいませんでした。
外野なら「いきなり試合に出してあげるよ」という甘い誘いに乗ったことが、私が背番号「8」と出会ったキッカケです。
中学時代のショートからセンターにコンバートすることになったですが、俊足強肩が売りだった自分にとってセンターは天職でした。
広い守備範囲を縦横無尽に走りまわることが出来、走者を捕殺する快感を覚えると、背番号「8」は私の運命の番号となりました。
ちなみに野球入部の見学にはアナウンサーの安住紳一郎さんも来てましたが入部には至りませんでした(一説には丸坊主が嫌だったと言われてます)。
帯広柏葉高校は意外と有名な卒業生が多くシンガーソングライターの中島みゆきさんや、DREAM COME TRUEの吉田美和さんなどがいます。
次男が同じ背番号で打席に立つ感覚
次男は有難いことに中学校進学後も野球を続けることとなり、3年生になると主将に選ばれ私が高校時代に立った同じ打席に立つ事になります。
その時の背番号も「8」。
31年の時を経て次男が同じ背番号で同じ球場の打席に立つ姿を見ると、とても感慨深いものがありました。
高校時代最後の打席もこの球場であり、当時、私も主将だったことも含めると運命的なものを感じます。
ちなみに次男も最後の打者になってしまいました。
次男と背番号8との出会い
次男は小学5年生の時に背番号「8」と出会いました。
最初は「偶然かな」と思っていたのですが、次男は左利きだったこともありセンターに定着。6年生や地区選抜チームでも背番号「8」となったことから、これは縁なのかなと思うようになります。
親のエゴと挫折
ここまで偶然が続くと私と同じ高校のユニフォームの背番号「8」を次男に着て欲しいと考えてしまいます。
しかしながら次男が2023年3月に私の母校を受験するも合格することが叶いませんでした。
自分の母校に息子が行けななかった辛さは、経験したものでしかわからないものがあります。
しかしそれは完全に「親のエゴ」ということにも気付きました。
「8」から「♾️」へ
次男は意外とケロっとしていて、むしろ私の呪縛から逃れてホッとしていたかも知りません。彼には彼の人生があると強く感じた瞬間でもありました。次男は野球部が強い私立高校に入学しました。
そして特待生や推薦入学の生徒がほとんどの野球部に入部しました。
2023年の秋大会は北海道大会ベスト4に進出しています。
彼にはまだ背番号はありません。
一般入学組の次男には厳しい挑戦になりますが、なんだか楽しんでいるようにも見えます。
引退するまで背番号は当たらない可能性もありますが、仮に背番号がまた「8」になったら、その時こそ運命を信じます。
その時は親子の背番号「8」では無く、彼だけの「8」です。
頑張れ次男、君の未来は「♾️」だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?