見出し画像

個人事業主のビジネスがJTC大企業をディスラプトするかもしれない件

はじめに

筆者は生命保険会社のデジタル共創オフィサーですが、20年前から趣味で文章を書き始め商用出版を重ね(別名義)最近は実名でも出版したり連載記事を書いています。また、個人事業主的立ち位置やボランティアで保険の取引先法人の顧問もいくつか受けています。生成AIはとても便利であらゆることに使っていますが、特に個人事業主的立ち位置として有効だと感じます。

筆者だけではなく、生成AIは自然言語処理、画像・音声生成、コード生成など、多岐にわたる事業活動を支援できます。その結果、1人で多様な作業を効率的に行えるようになり、個人事業者的立ち位置の人の生産性が飛躍的に向上します。

この結果、1人で事業を行っても事業が大きくスケールし、JTC大企業の従来のビジネスモデルへの影響するのではないかと思います。筆者は中小法人とDXビジネス検定という試験を運営しており、GPT4で全自動で問題を作っています。
それが以下。

ーーーーーーーーー
DXビジネス検定 練習問題

問題:DXにおける「生成AI」の役割とは何か選択しなさい。

選択肢1:生成AIはユーザーの行動を予測し、次のアクションを提案することが主な役割である。
選択肢2:生成AIは主にデータの整理とクリーニングを行い、データ分析の準備を助ける技術である。
選択肢3:生成AIは新しいデータを生成し、それに基づいたコンテンツや解決策を提供する役割を持つ。
選択肢4:生成AIは企業のコスト削減のためだけに使用されるもので、戦略的な意思決定には貢献しない。
正解:3

解説:生成AIは、既存のデータから新たな情報やアイディアを自動生成する技術であり、これによってビジネスでの応用範囲が広がる。例えば、マーケティングコンテンツの自動作成や、新製品設計のアイディア出しに貢献することができる。これにより、革新的なビジネスプロセスや新たな顧客体験を創出することが可能となる。

#DXビジネス検定 #DX人財育成 #生成AI #GPTs

ーーーーーーーーーーーーーー
検定問題を作ったことがあれば分かると思いますが、問題作成は地獄です。調査から論理性、解きやすいか誤解されないか、、、この問題は以前なら教育会社が作るレベルです。人のチェックはいりますが、驚きの出来です。

「生成AIが自分の仕事をディスラプトする」そう思うとき、自分が勤務するJTC大企業が1人法人によってディスラプトされる可能性を否定できないと震撼しました。それを述べていこうと思います。


1. コスト競争力の変化

従来、JTC大企業は人的資源が豊富なため、スケールメリットを活かしてコストを抑えられました。しかし生成AIにより、個人でも高度な作業が可能になるため、人件費の優位性が薄れます。ソフトウェア開発、マーケティングなど、さまざまな業務で個人事業者の競争力が高まります。

2. アイデア創出力の変化  

JTC大企業では、多くの人材を集めてアイデア創出を図りますが、人的資源が限られる1人法人や個人事業者は不利でした。しかし生成AIにより、小規模な人的資源でも、革新的なアイデアを生み出す機会が増えます。様々な視点から発想を行えるようになり、新規事業の立ち上げが容易になります。

3. スピード競争力の変化

JTC大企業では意思決定に時間がかかり、新しいビジネスに素早く対応しづらい面がありました。しかし生成AIにより、個人事業者はスピーディーに新サービスを企画・実行できるようになります。大企業の新規参入がさらに困難になる可能性があります。

では、これを受けてJTC大企業はどうすれば良いでしょうか?

1. AIツールの積極活用

個人事業者の優位性を認め、自らもAIツールを最大限活用することが重要です。業務の効率化、新規事業企画におけるAI活用で、個人事業者に対抗する必要があります。

2. オープンイノベーションの推進

優秀な個人事業者やスタートアップとの連携を強化し、新しいアイデアを取り入れていくことが不可欠です。資金力と人的資源を生かしてオープンイノベーションを推進し、個人の力を取り込む努力が求められます。

3. 既存事業の強化

AIが代替できない、大企業ならではの強みを持つ分野に経営資源を集中させることも重要です。物流網、製造拠点、ブランド力といった既存の競争優位を最大限生かし、個人には真似のできない価値を提供し続ける必要があります。

まとめ

生成AIの台頭により、個人事業主的立ち位置の人の生産性が飛躍的に向上しています。それに伴い、コスト、アイデア創出力、スピード面で大企業の強みが揺らぐ可能性があります。しかしJTC大企業も、自らAIを武器に取り入れ、個人の力を活用するオープンイノベーションを積極的に推進することで、優位性を保てるはずです。

さらに既存事業の強みを最大限に生かすことで、個人とは違う価値を提供し続けることが重要です。JTC大企業のアセットを使って、個人事業的ビジネスを大きくスケールさせるような「JTC大企業と個人が相互に影響を与え合う時代」が到来、お互いの長所を最大限に生かしながら共存していくことが必要です。前述のDXビジネス検定は筆者の会社でスケールさせていく事が可能です。そういう個人→JTC大企業でスケールさせるような動きをしたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?