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2024年6月13日_未就学児のいじめの実態調査を国に求める意見書の賛否(幹事長会)
本日の13:30からの幹事長会にて、会派から提案した未就学児のいじめの実態調査を求める請願について、各会派の皆様の賛否が出ました。
渋谷区では、議員提出の意見書は全一致でなければ提出できず、仮に多数派をとれていても、全一致にならなければ取り下げなければいけません。
今回、会派の中でも、特に私のほうで力を入れて本意見書案の作成にかかわらせていただきました!
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結果ですが、本当に残念で失望しました。自民党と公明党だけが反対し、ほかの会派の皆様は賛同いただけたので多数決なら多数は賛成してくださった内容ですが、全一致にならなかったので、やむなく、本提案はとりさげました。
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未就学児のいじめの実態調査を求める意見書(案)
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反対理由
自由民主党・ならびに公明党の反対理由は、前定例会にて渋谷区では未就学児のいじめに関する請願が全会派一致で採択されました。この渋谷区で請願を採択したばかりなので、渋谷区の様子を見て、効果検証してからだ。というような意見で反対されました。
私の感想
本区では区長が実態調査をまだしない、と発言されました。それなのに、本区の動向を見守ったり効果検証を待つ、との発言を反対理由にすることは
ただの議論の先延ばし、問題の先送りに過ぎません。私には、今回の理由では、反対のために、反対されたと感じました。
未就学児のいじめという重大な問題に対して、実態調査を行わないままに様子を見るという姿勢は極めて無責任です。子どもたちのことを第一に考えるべきで、さらに、実態調査を渋谷区だけでなく国全体で行うことが子供のいじめ防止や対策を推進するのに大切なことは、よく考えれば理解できることかと思います。
国が未就学児のいじめの実態を把握し、効果的な対策を講じることによって、初めて地域ごとの取り組みも有効に機能するのです。渋谷区としても、自らの実態調査を行うと同時に、国にも調査を求めるべきです。
今回、意見書はとり下げとなってしまい、本当に残念でしたが、
今後も引き続き、未就学児のいじめの問題についてしっかり取り組んでいきたいと思います。
2024年3月に提出された渋谷区の請願を紹介します。
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こちらの請願は、昨年から請願者の方から、本件の相談を受けており、
会派では文教委員所属が治田議員だったため、一緒に未就学児のいじめの相談に対応させていただいていました。
請願者の方は、私以外にも渋谷区の区議会議員や都議会議員に複数相談をされていたそうで、複数の議員が本件のお話をうかがっていたそうです。
この請願は、会派の幹事長小田議員が紹介議員を引き受けてくださり、文教委員会の委員長の尽力などもあいまって、全一致で採択されたものです。
今回、第三回定例会で、会派の代表質問で増田議員が、区長に
「未就学児のいじめの請願が採択されたが、渋谷区では実態調査など行われるか?」と質問したところ、
区長「実態調査を行う予定はありません」
とのやりとりがありました。
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新聞でも、本件、取材をいただきました。
東京新聞
東京新聞の記事より抜粋(私のコメント)
父親の請願提出を支援した桑水流(くわずる)弓紀子渋谷区議は「幼稚園や保育園でも、いじめは起こりうる。制度のはざまで見過ごされ、苦しい思いをしている子どもたちを考えると、請願は大切な指摘だ。区内の実態調査など、未就学児のいじめ防止対策の強化を区に求めていきたい」と話している。