ヨルシカ画集【幻燈Spotify edition】についての感想
今回ヨルシカの2年ぶりの作品として、音楽画集の「幻燈」が発売された。 その幻燈の発売記念としてSpotifyの中でヨルシカの2人と音楽ジャーナリストの方のインタビューが配信されている。
こちらのインタビューと、配信用に発表されている音楽についての個人的な感想をファンの方々と共有したかったが、私の周囲にはインタビューを全部聞いたりするようなファン仲間が居ない為noteにて書き連ねる(それしか選べなかった。)
①幻燈という形式について。
まず今回の画集という形は、サブスクリプションサービスでは全ての曲を聴くことが出来ず、また曲を聴くために画集の絵をスマホで読み取る事により、絵と音楽を楽しむといった新しい形へのアプローチになっている。
個人的な感想としては、正直めんどくさい。ただn-bunaさんが危惧している音楽を消費していくような現代の流れとは逆行しており、音楽が”消費されていない”という感覚はある。インタビューの中でも現代のCDは、ファンのものは買うけど聴くのはサブスクという行動がほとんどだ。その中でハードの”画集”という媒体を買わない限り聴けない上に、読み取るという手間も増える今回のアルバムには賛否があると思うが、音楽の芸術的価値という点において革新的だし、より噛み締めて音楽を聴くという行為に没頭できるのでは無いかと感じる。ただ、読み取るのはやはりめんどくさい。でも聴きたい。
②インタビューの感想
上記のSpotifyのサービスを聞いた方が見ていただければ何か共感できる所があるかもしれないが、n-bunaさんがの話がかなり難解(というか天才?)で、suisさんの真っ直ぐさが非常に対比となるインタビューだったと思う。n-bunaこ言葉は聞き漏らすと理解が遅れてしまうと必死に聞いてるのに対して、suisさんは凄く感情に対して素直な言葉を発する為、通り抜けていく風のように心地よく、でも心に残る言葉を残す。n-bunaさんが思考に思考を重ねた詩を、どこまでも素直な気持ちで読み解いて表現するsuisさんの歌。そんな2人の関係がこれだけの魅力的な作品を作っているんだなと感じた。
③まとめ
この作品では実際の文学作品のオマージュの作品がコンセプトとして作られており、n-bunaさんが私たちリスナーへこの作品をオススメするために集めた構成ともなっている。作品を知る前と後とでは見え方、聞こえ方、また画集を見る前と後で様々な姿に変わっていく。「幻燈」を皆様の感想も含めて、私も楽しんでいきます。
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