[ 今日の出来事 ] No.13

9月1日午前6時(日本時間正午)、ポリオのワクチン接種を実施するため、イスラエルとハマスの間で一時的な戦闘休止期間が始まりました。世界保健機関(WHO)とイスラエル当局の合意に基づき、中部・南部・北部の順に、それぞれ3日ずつ午前6時から午後3時まで実施される見通しとのこと。ロイター通信によると、合意期間に先立つ8月31日にはガザ南部ハンユニスの病院で先行的に接種がおこなわれていたみたいです。

8月13日、子どものための文学・文化を研究する団体として、英語圏児童文学会理事会(会長 : 川端有子)、絵本学会理事会(会長 : 水島尚喜)、日本児童文学学会理事会(会長 : 浅岡靖央)の三学会が「パレスチナ・ガザ問題に関する共同声明」を出しました。ようやく日本でも、こういったものが出されるようになったのだと、遅すぎではありますが、素直に良かったと思います。これから日本中で声を上げる団体が増えることを期待したいですね。

今まで国連でのパレスチナの座席位置は1番後ろでしたが、国連総会の新たな会期が10日から始まった際、前方に移され、各国と同じ扱いに格上げされました。

10月5日、フランスのマクロン大統領は、イスラエルに武器を輸出しないよう各国に求めました。フランスは現在もこうした武器を輸出していないとし、公共ラジオのインタビューで「今の優先事項は政治的解決に戻ることであり、ガザでの戦闘に使用される武器の供与を停止することと思う」と述べました。イギリス政府は9月、ガザでの戦闘に使用される武器のイスラエルへの輸出許可を停止すると明らかにしています。

イスラエルとハマスの衝突から丸一年が経った2024年10月7日の日に、ベイルート南部で大規模な爆発が起きました。

10月10日現地時間正午ごろ、ガザ中部デルアルバラフの学校が空爆を受け、JVCのパートナー団体であるAEIのスタッフ7名のうち2名が死亡し5名が負傷しました。

これら国境地帯で停戦監視にあたってきた国連の平和維持部隊に参加するインドネシアやイタリアなど40か国は「最近の平和維持部隊への攻撃を強く非難する。このような行為は今すぐ停止すべきだ」とする共同声明を発表。

2024年のノーベル平和賞に選ばれた日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の箕牧智之代表委員が記者会見で「ガザで子どもが血をいっぱい出して抱かれている。80年前の日本と重なる」と心ある言葉を話されました。しかし、この発言に対して、イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使が「ガザと80年前の日本との比較は不適切で根拠に欠ける」と非難。どこが不適切なのでしょう。毎日のように子どもたちが亡くなっているのに。ガザ南部のヨーロピアン病院で4月に2週間ほどボランティアとして勤務されていた米国人外科医フェローズ・シドワさんは、治療を続けている中で、子どもたちの皮膚に1〜2ミリの小さな穴が開いているだけなのに対し、体内では筋肉や内臓が引き裂かれ、大怪我をしていることに気付いたのだそうです。「銃弾ではそんなに小さな傷口にならないし、普通の破片では体内に大きな損傷は起きない。異常だった」と、また毎日のようにこうした怪我人が運び込まれ、体内からは直径1ミリ程度の粉状の金属片が見つかり、何かの破片ではなく、「明らかにその形に鋳造されたものだった」と推測されています。こんな事になっているのに、よくも不適切で根拠に欠けるなどと言えますね。

イスラエル議会がUNRWAの国内での活動を禁止する法律を可決したことについて、外務省は談話を発表。

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