神様になったいたずらタヌキ⑱
サクサクどっこい種をまけ!
サクサク どっこい種をまけ!
サクサクどっこい種をまけ!
留吉どんは、一生懸命に種をまきます。
留吉どん!がんばれ!
朝は、もうそこまで来ています。
ポン太は、いつのまにか留吉どんを応援していました。
あれほど明るく輝いていた星が、白くなった空に溶けて消えてしまいました。
それでも畑は、まだ闇の中です。
留吉どんの掛け声だけが、聞こえてきます。
ゆっくりやって来る、日の出前の寒さは、我慢できないほどです。
サクサクどっこい種をまけ!
サクサク どっこい種をまけ!
サクサクどっこい種をまけ!
「留吉どん!よくやったな!」
ポン太村長さんは、心からそう思いました。
「はい!ありがとうございます!」
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