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神様になったいたずらタヌキ⑯
いつの間に準備したのでしょう、
ポン太村長さんのそばに、大きな袋がありました。
「これは麦だ!これを今耕した畑にまくのだ!」
留吉どんはなんのことか、よく分かりません。
「は?どういうことでしょうか?」「麦は、今まけば来年の田植えの前に収穫できるからな」
ポン太村長さんは、袋から麦を出して見せました。
「罪ほろぼしだよ!わかるか? 留吉どん!」
「はい!わかります!」
「お前さんも、村のみんなが喜ぶ顔が見たいだろう?」
「そ、それはもう村のみんなが喜んでくれるなら」
留吉どんは、袋を抱えて畑に入って行きました。
「留吉どん!あの星が消えたら、まもなく朝だぞ!」