浜松旅行②
浜松旅行①に続いて、②(2日目)を書いていきます。
ヤタローアウトレットストア
概要
・ヤタローグループが事業展開している一つに、治一郎があるため、治一郎の商品も置いてある。
・パンやお菓子、野菜などの訳あり商品が正規品より安く買える。
・治一郎のバウムクーヘンやラッカ、RUSCOなど地元の銘菓も買える。
ヤタローアウトレットへ
9時30分開店の少し前に店に着きました。平日にも拘らず、店の前には15人以上が並んでいました。
店に入ると、入り口から入ると左側に野菜が売っており、右側には有名なバームクーヘン切り落としが山積みになっていました。バームクーヘンそのままの円状のものと、食べやすい大きさに切っているものがあり、どちらも120円/100gで売られていました。その横とさらにその向かい側に、デニッシュ食パンや胡桃あんぱんといったパン類が並びます。
奥に行くと冷蔵食品があり、牛乳寒天やプリンバウムなどがありました。
先に進むと、カステラパンのカステラが18g/100g、食パンのみみ、フランスパンのみみ、全粒粉パンのみみがそれぞれ大量に入って31円と破格の値段で売られていました。
また、行った時は見かけなかったのですが、ロールケーキのみみというのがクリームたっぷり入ってて108円/100gか120円/100gぐらいで買えるためかなりお得に感じました。まあ、流石にクリーム系は持ち帰れないですけど。
ヤタローの商品として、HPに載っている商品は
・きみのまま(バームクーヘン)
・RUSCO(カラフルなラスク)
・雪解けバームクーヘン
・らっか(ピーナッツ餡入り最中)
・Tsuki-三日月みかんのチーズケーキ
・胡桃あんぱん
・カステラパン
・クリーミーブレットエクストラ(デニッシュ食パン)
・メイプルブレット(デニッシュ食パン)
などがあります。
買った商品は
・カステラパン
・胡桃あんぱん
・メイプルブレッド
・フランスパンのみみ(青梅)
・カステラパンのカステラ
です。
カステラパンはカステラにりんごと苺のジャムをのせぱんで包んだもの。1つ170円くらいしましたが、かなり大きさがあり、1つで700kcal越えでした。味は想像通りで好きな味でした。
胡桃あんぱんは普通のパンのサイズのものが4個入っています。胡桃とアンコは相性がいいですね
メイプルブレッドはデニッシュ生地の中にメープルが入ったものです。大きさは普通食パンの1斤サイズです。
フランスパンのみみは、ラスクのようにフランスパンを輪切りにしており、30個ぐらい入っていて31円とできやすでした。最初食べた時は青梅が気になりましたが、フレンチトーストにして食べると気にならずに食べられました。
カステラパンのカステラは、薄くなったカステラが3枚入っており、41円とコスパが抜群でした。
完全に写真を撮るのを忘れており(唯一袋に入った状態のバームクーヘンを記事のために撮りました)、切り落としバームクーヘン以外、消費期限が購入日の翌日か翌々日だったから食べるか、冷凍してしまいました。
安いですが、パンやロールケーキといったあまり日持ちしないものが多いため注意が必要です。
参考資料: ヤタロー工場直売店 (y-outlet.jp)
炭焼うなぎ あおいや
概要
南区飯田町にある、炭焼うなぎ あおいや は、2022年食べログうなぎ百名店に選ばれた店です。
食べログの評価が3.77(2023.7.18)と、鰻店が多い浜松市内において三番目に高いです。
次からは旅行の内容とは関係なく、長いので読みたい人だけ読んでください。
うなぎの養殖について
うなぎのことを調べると、浜名湖が鰻養殖発祥の地と浜松市のHPに書いてあり、浜松のことを調べるとそれ以外でもこの表記を見かけました。
しかし、日本養鰻漁港協同組合連合会というサイトには、1879年に服部倉次郎が東京深川で鰻の養殖を試みたのが最初とされています。(*1)
また、先ほどの浜松市のHPによると1897年に浜松市西区舞阪での養殖が最初(これも服部倉次郎)とされていますが、それ以前にも東京深川以外に、1896年に三重県桑名市や愛知県神野新田(豊橋市)で養鰻が始められています。(*1)
しかし浜名湖うなぎ 丸浜によると、1897年に服部倉次郎が養殖うなぎの事業化に成功したとあります。(*2)
1879年の東京深川では、同じく服部倉次郎が養鰻池を作り、鰻の養殖を'試みたとされる' 、とかなり不確定の書き方であり、商業的に鰻養殖を初めて始めたのが浜名湖ではないかと考えます。
これは「白熱電球を初めて開発したのはエジソン」と同じことです。実際はそれ以前に開発した人がいる(最初の発明者はジョセフ・スワン)ものの、フィラメントに竹を用いるなど改良を重ね、実用化に成功しました。その為、正しくは「実用的な白熱電球を初めて開発した人物」というのが正確です。
ウナギの生産量について
うなぎといえば浜松というほど有名ですが、生産量ではどうでしょうか。 実は都道府県別にみると鹿児島県が1位で、2位愛知県、3位宮崎県、4位静岡県となっています。(*3)鹿児島県だけで全体の4割以上、1位~4位までで全体の9割以上を占めます。正直、鹿児島にウナギのイメージはなかったのですが、鹿児島県がウナギの生産量が多い理由として
・気候が温暖なこと
・シラス台地の為、良質な地下水で生育できること
・ウナギの稚魚が捕獲しやすい(黒潮にのってやってくるため)
というのが地理的な理由として挙げられていました(*4)。もちろんそれに加え養殖、生産技術の高さがあります。
今まで上げてきたのは養殖ウナギの生産量ですが、ウナギの漁獲量(すなわち天然ウナギ)ではどうでしょうか。2019年のデータですが、1位は茨城県と島根県となっており、3位岡山県、4位愛媛県、5位大分県となっており先ほどのランキングとは全く違った結果となっております(*5)。しかし生産量を見ると養殖ウナギが2020年(令和2年)で16887トンに対し、天然ウナギは66トンしかなく、天然ウナギは養殖ウナギのわずか0.4%に過ぎません。また茨城県は、(*3)では「ー」となっており(-と×の意味の違いは分かりませんが)、もっぱらウナギを取るだけということもできます。
ウナギは天然でないと、という人もいますが、1960年代では3000トンを超えていたのが、2019年では66トンまで下がっており、養殖ウナギとの量の差を考えるとかなり貴重だと言えます。また二ホンウナギが2014年に絶滅危惧種に指定され、この先さらに天然ウナギが希少となっていくでしょう(*6)。
(*1)日本養鰻漁港協同組合連合会ウナギ養殖の歴史 - 日本養鰻漁業協同組合連合会 (wbs.ne.jp)
(*2)浜名湖うなぎ 丸浜 浜松にうなぎ養殖地がある理由 – 浜名湖うなぎ丸浜 (unagi-maruhama.jp)
(*3)日本養鰻漁港協同組合連合会統計資料 都道府県別ウナギ生産量 - 日本養鰻漁業協同組合連合会 (wbs.ne.jp)
(*4)株式会社鹿児島鰻 鹿児島鰻の特徴 | 株式会社鹿児島鰻(うなぎ) (kagoshimaunagi.jp)
(*5)食品データ館 【都道府県】ウナギの産地・漁獲量ランキング (urahyoji.com)
(*6)SEFI SEFI|うなぎの現状
あおいやへ
平日でしたが、人気店ということで10時30分過ぎに店の前の紙に名前を書きました。このとき4組目でした。
11時少し前に店の前に行くと、うなぎを焼くいい匂いがしていました。
11時になり、1巡目で入れました。
・うな重 3600円
・しっぽ(切り落とし) 300円
を注文。しっぽは3人で来ていたのでシェアします。
それから15分ほどしてうな重が運ばれてきました。
浜松は関東と関西の間にあり、関東風の蒸したふっくらとしたうなぎと、関西風の焼いたうなぎの両方の店があります。ここは写真でもわかる通りや黄色がしっかりついた、関西風の鰻。
しっぽは、調理中に出た商品にならない部分のため、安く食べることができます。
うなぎは元々高いですが、値段が上がり続けており(あおいやで2007年時点では、うな重1995円、しっぽ105円でした)、スーパーの安い中国産の鰻(あくまで鰻としては安い)でもなかなか食べる機会がなかったですが、国産鰻をこれだけの量食べることができたのが嬉しいです。
表面は焼き色がまあまあついていますが、身がふっくらとしていて美味しかったです。
しっぽの方は、ご飯がすすみそうな味の濃さでした(もちろんいい意味で)。しっぽを食べるのはなかなかないことだと思うのでいい経験をさせてもらいました。
ただ、一枚目の右上の瓢箪の形のものに山椒が入っていたようですが、それを知らず何もつけず最後まで食べてしまった為、そこは後悔しています。
竜ヶ岩洞
概要
・東海地方最大級の鍾乳洞。総延長1046m(一般公開約400m)。
・洞内の年間平均気温18度。
・竜ヶ石山(標高359.1m)の南麓に位置。
・2億5000年前の地層である秩父古生層からなる。
・入場料 大人1000円。
・1981年6月、戸田貞雄による竜ヶ岩洞開発が始まる。
・1983年9月全洞が開通。同年10月8日全洞がオープン(8月8日に仮オープン)。
秩父古生層とは
ことバンクによれば、
秩父、とついているものの古生代の地層の総称で(初期に研究が行われた場所が秩父地方のため)、さらに最近になり、中生代も含まれているため呼び名も変わってきたというわけです。
しかし、この言葉を検索するときに秩父帯という言葉がよく出てきたので先ほどと同じくコトバンクで調べてみると、
つまり、秩父古生層は地層のことを言っており、秩父帯はエリアのことを言っているということができます。
しかし、山口大学理学部 地球科学標本室・ゴンドワナ資料室のサイトによると8.秩父帯・黒瀬川帯のところに、
他のサイトでも、秩父帯と秩父古生層を同じものとする記述が多くありました。おそらく意味が近く、地層の事とエリアの事両方言っているため使い分けが曖昧になったり、または秩父帯は実際は中生層が多く分布しているため、秩父帯という記述に変更したのではないかと思います(秩父古生層よりも秩父帯という表現が多くあったような気がします)。
このサイト
5.日本列島の地質構造区分と主な地質体 | 山口大学理学部 地球科学標本室・ゴンドワナ資料室 (yamaguchi-u.ac.jp)
を見ると、秩父帯は糸静線から九州南部まで日本を横断する形で広がっており、南部の四万十帯とは仏像構造線を境界に分かれています。また図で見るとかなり狭いエリアを指すことが分かります。
地質体の分類
〜東北日本と西南日本の境界は?〜
日本の地質を分類すると、まず棚倉構造線を境に、東北日本と西南日本に分類できます。
西南日本はさらに、中央構造線を境に、北側を内帯、南側を外帯に分類できます。これは日本列島がユーラシア大陸東端にあったとき、北側は内陸にあったため内帯、南側は外側にあったため外帯というわけです。
棚倉構造線では山形県酒田~福島県棚倉(たなくら)~茨城県水戸北方通るため、この名前がついています。
ただ、ここでフォッサマグナマグナじゃないの?と疑問に思う人もいると思います。ただ、東北日本のwikipediaによると、フォッサマグナ発見当初はそのように考えられていましたが、研究が進むとフォッサマグナにも東側にも西南日本と同じ構造が見られ、棚倉構造線で地下構造が変わることが分かったためだそうです。
ただし、2つ上の画像もそうですが、今でも東北日本も西南日本の境界をフォッサマグナや糸静線とすることもあるようです。
参考
・大鹿村中央構造線博物館 日本列島の骨組みを組み替えた大断層 | 大鹿村中央構造線博物館 (mtl-muse.com)
・山口大学理学部地球科学標本室・ゴンドワナ資料室 5.日本列島の地質構造区分と主な地質体 | 山口大学理学部 地球科学標本室・ゴンドワナ資料室 (yamaguchi-u.ac.jp)
・東北日本 東北日本 - Wikipedia
竜ヶ岩洞へ
話がだいぶずれてきたので本題に入ります。
なんと表現すればいいかわかりませんが、昔の感じ?が懐かしいですね。平日ということもあり、ほとんど人はいませんでした。
石が種類ごとに展示されてましたが、暑かったのでスルー、というより鍾乳洞が目的のため鍾乳洞に向かいました。
大人1000円で入れます。
中に入ると、コウモリが何十匹もおり、1日2回餌やりをする時間に行けば、コウモリの食事シーンが見れます。まあ、行った時はやってませんでしたが。でも普段コウモリを見る機会はなく、コウモリが飛んでいるのを見れる貴重な機会だと思います。その横にはコウモリの顔はめパネルがあり、最近見かけないので逆に新鮮ですね。少し先に進むと、ようこそ竜ヶ岩洞 と書かれた看板があり、実はまだ鍾乳洞の見学地まで来てなかったようです。
そこを通ると一面鍾乳洞となります。洞内の見学ポイントは50ヶ所あり、所要時間は約30分となっています。
水が時々、上から落ちてくました。下も水が溜まってる場所があるため注意しながら行く歩いていました。
また写真でもわかる通り、照明の色がオレンジっぽいところや青っぽいところなどがありました。水神様のところは青い照明で、黄金の富士のところは
オレンジっぽい照明を使い場所によって使い分けているんでしょう。
鍾乳洞の見学時間は35分ぐらいでした。
鍾乳洞の見学の先に洞窟資料館があり、竜ヶ岩洞ができるまでの説明や鍾乳洞や鍾乳石のでき方などの説明、化石や鍾乳石などを展示しています。
前にnoteで記事にした、京都府宇治市に行ってきた① 京都府宇治市に行ってきた①|アサ (note.com) でも出てきました、さざれ石。調べると伊吹山東麓が主要産地であり、岐阜県揖斐川町には「君が代」の歌詞の由来とする説から「さざれ石公園」が整備されているようです。 さざれ石 - Wikipedia 地図で見たところ、かなり山中にあるため車がないといけないでしょう。
洞窟資料館はスペース自体は小さいながら様々な展示があり、これを見た後に鍾乳洞を見るとまた違った見方ができたかもしれません。
洞窟資料館を進むと、売店があり、石や工芸品、竜ヶ岩洞関連商品などがあります。
また、季節によっては鮎狩りをしたり、竜ヶ石山をハイキングしたりと、違った楽しみ方ができます。
ハイキングコースでは、洞窟資料館のパネルでも出てきた、カレンフェルトを見ることもできます。
参考資料: 竜ヶ岩洞(りゅうがしどう) ミステリアスケイビングリゾート 静岡県浜松市北区引佐町の洞窟・鍾乳洞 (doukutu.co.jp)
はままつフラワーパーク
概要
・浜松市西区館山寺町にある植物園。
・浜松市制施行60周年事業の一環として、1970年9月10日開園。
・館山寺町には、浜名湖パルパルや浜松市動物園(浜松フラワーパークと隣接している)、秋葉山舘山寺と言って観光地が集まるエリアでもある。
・入場料や開園時間は季節により変動し500円~1000円だが、7~8月は無料(駐車場代は200円かかる)
・東京ドーム6.4個個分の面積である、30万平方メートル、植栽3000種。
フラワーパークへ
竜ヶ岩洞に行った後、浜松フラワーパークにつきました。上に書いた通り入場料は無料ですが、駐車場はかかります。平日の昼間ということもありますが、駐車場に止まっている車が少ないですね。
入口を通過し、左側に行くと浜松フラワーパークです(右側は浜松市動物園)。入口すぐにある花壇に何種類も花が咲いていましたが、作業している人が何人かいたので写真は撮れませんでした。
パーク内は花があまり咲いておらず、道の両側に青々とした木々があるだけです。木々には植物の名前が書いてありますが、桜の本数と種類が多くありました。もちろんこの季節には咲いていませんが、3月後半から4月ごろだったらこの辺が桜並木となっているのかなんて考えながら歩いていましたね。歩いている途中に池(水鳥の池(ハナハスの池)というらしい)にハスが一面に咲いていました。
咲いている花は少ないものの、道の途中にところどころ花が咲いていました。また回転式のスプリンクラーで植物の水やりをしていました。ただそれ以上に自分たちのほかには花を見に来ている人に出会わないということが気になりました。パーク内で働いている人はいましたが、それ以外の人には出会えません。
撮った写真が少ないですが、文章だけも読む方も書く方も辛いので写真を載せておきました。咲いている花は紫や黄色の花が多かったです。
この辺りで園内を走る、フラワートレインを見かけ、一応乗っている人もいました。
その先を進むと飲食スペースがあり、そこにも数人いました。それでも浜松の観光地として紹介されている場所でもこの時期だと、人が少ないんですね。
また、行っていませんがパーク内には大温室もあるようで、HPのスタッフブログによれば、「温室内はシェードがかかっているし、風が送られているので、意外と屋外より暑さはやさしく感じます。」とのことです。ブログを見るとそこで熱帯の植物を見れるようでまた行く機会があれば行ってみたいですね。夏は温室!|スタッフブログ|はままつフラワーパーク【公式サイト】 (e-flowerpark.com)
参考資料: はままつフラワーパーク【公式サイト】~世界の花のテーマパーク~ (e-flowerpark.com)
舘山寺
概要
・舘山寺は館山(たてやま)に開かれた寺から、館山の寺という意味で付けられた
・810年に空海(弘法大師)により、真言宗の神社として創建。
・戦争で焼失したが、1187年に源頼朝により再建。
・1870年に神仏分離令により廃寺となったものの、1890年に秋葉山・秋葉寺(しゅうようじ)の住職、牧泰禅(まきたいぜん)を招聘し、秋葉寺の出張所を持ってくる名目で再興。
山号も中嶺山(ちゅうれいざん)から秋葉山(あきはさん)に。
また、真言宗から曹洞宗(そうとうしゅう)となった。
・ご本尊は、福一万願虚空蔵菩薩(ふくいちまんがんこくうぞうぼさつ)と秋葉三尺坊大権現(あきはさんじゃくぼうだいごんげん)。
前者は、知恵と福徳を授けてくれる仏様
また、丑年と寅年の守り本尊でもある。
後者は、火を操る力をもつ火伏せの神様。
・鎮守は秋葉三尺坊大権現(あきはさんじゃくぼうだいごんげん)
舘山寺へ
浜松フラワーパークからは2~3kmほどと近いため、車だとすぐです。
ただフラワーパーク同様、人も車もほとんどいません。舘山寺のメイン通りである、舘山寺のメイン通りである門前通りでは、飲食店や旅館が軒を連ねるエリアですが、平日の3時過ぎ、さらに暑さもあってか人や車には全く出会わなかったです。
舘山寺に一番近い舘山寺参拝者用の駐車場に止めましたが、ここは30分まで無料で、1000円以上飲食をすれば2時間まで無料になります。30分のみ無料というのがネックですが、舘山寺のすぐ目の前にあるため、舘山寺のみを利用するならば便利でしょう。駐車場の目の前には浜名湖が広がります。
駐車場前にあるかなり急な階段を上ると舘山寺に行けますが、そこを上りたくないなら駐車場を出てすぐのところに階段があります。この鳥居をくぐり階段を抜けると愛宕神社(あたごじんじゃ)へ行けます。
舘山寺の横に別の神社である愛宕神社がありますが、概要で明治に神仏分離令が出されたと書いたため、神社と寺が隣同士にあるというのは違和感を感じますね。
愛宕神社の祭神は火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)です。火の神様です。愛宕神社、舘山寺とも火に関する神を祀っていますね。
愛宕神社を左に行くと山に入りました。結構急な坂を登り、階段を登ると舘山寺聖観音菩薩 があります。
坂も階段も急でしたが、階段の登る途中で像が見えてきます。
高さ16mと坐像と立像の違いはあれ、東大寺盧舎那仏像(つまり奈良の大仏、座高14.98m)より高いです。
また、顔立ちが安倍首相に似ているということで一部のメディアに取り上げられたそうです。 「顔そっくり」安倍首相と舘山寺観音像:中日新聞しずおかWeb (chunichi.co.jp)
よーく見ると確かに少し似ているかもしれません。
菩薩の下に白い象がいますが、調べてもなぜかわかりませんでした。
また、近くに不思議なものがありました。人によっては気持ち悪いと感じるかもしれません。
また、像の横には変わった岩があります。特に3枚目と4枚目は黒い岩の上に赤い小さな石が乗っていますが、誰が乗せたのでしょうか。なんの意味があるのかわかりません。
菩薩を右側に行くと再び山に入ります。かなり狭い道を抜けると、富士見岩に着きました。
上のような天気だっため、富士山は見えませんでしたが浜名湖が見えます。柵がないため、風が強い時は岩の上に座るのが怖そうだなと思います。
また、舘山寺の見所に赤い岩があるため、地面が赤っぽいところが気になりました。
この辺りの地層は酸化鉄を含んだ赤いチャートが多いんでしょうね。
見所はこの他にも多くありますが、駐車場が30分のみ無料のため、戻りました。
本堂横にある、御守授与所では壁一面(それだけでなく天井にも)お守りだけでなく、有名人が訪れた時の写真やサインがびっしりとありました。
本堂西側には、伊藤博文が寄贈した梵鐘の複製があったり、母から一休宗純(いわゆる一休さん)に当てた手紙が保管してあったりと見所はまだまだあります。
参考資料: 曹洞宗 秋葉山 舘山寺 (kanzanji.net)
中田島砂丘
概要
・南北に約0.6km、東西に約4kmの大きさで広がる砂丘
・天竜川の砂が堆積することで形成。
・アカウミガメの産卵地として知られる。
・映画やPVの撮影地としても利用される
・強い風が吹くことで、風紋と言われる模様が見られることがある
・2021年にはJAXAが月探査計画で使用する予定の月面ロボット試作機のテストを行なった。
・以前はラクダがいたこともある
中田島砂丘へ
中田島海浜公園の駐車場(無料)に車を止め、砂丘に向かいます。
中田島砂丘の北側にさざんか通りと言う通りがありますが、そこの南側(つまり砂丘側)には飛砂防備保安林として松の木が植えられているため、車からは砂丘が見えません。
中田島砂丘砂丘前という信号を渡ると「中田島砂丘」と書かれた石があります。
ここまで来ても、砂丘が見えないため、砂丘があるという実感はありませんが、地面がやや砂っぽくなっています。
階段を登り砂丘が見えてきました。砂丘に初めてきたのですが、文字通り「砂の丘」ですね。一面砂丘のためかなり広く感じます。
ところどころにこのような堆砂垣(たいさがき)と呼ばれるものが設置されています。これは飛砂を防ぎ、砂丘が痩せるのを防ぐためのものです。近年は、天竜川上流なダムが建設されたことで、供給される砂が減少しています。そのため砂丘を維持するために設置しているのですね。
砂丘はかなり歩きにくいです。歩き方にコツがあるのでしょうが、歩くだけで普段よりもずっと体力を使います。
とりあえず2枚上の写真にある「丘」の頂上を目指します。丘の部分は進めば進むほど角度が急になっていき、頂上にかなり近いはずなのにあまり進んでるのをあまり体感できないぐらい進まないです。
上写真を見ると砂丘といっても緑も目立ちますね。これには先ほど書いたダムの建設の影響もあると思いますが、世界最大の砂漠である、サハラ砂漠も5000万年ほど前には緑で覆われていたわけで、地球環境の変化であっという間に姿が変わることもあるでしょう。しかし今後もこの姿が残ってほしいですね。
海岸に近づくと砂の量が減り、歩きやすくなりました。ここまで来ると砂丘なのか砂浜なのか区別がつきません。また、いつもなのかわかりませんが波が次々と押し寄せる、音がかなりしていました。
午前とは打って変わって空が黒っぽくなってきたので、その影響もあるのかもしれません(ここから1時間足らず後に、突然雨が降ってきました)。
砂丘の入り口付近まで戻り、靴に砂が入ったため、靴をひっくり返すと思った以上に砂が出てきました。もちろん靴下の中にも入っていました。砂丘に行く時は、靴選びをしっかりした方がいいでしょう。
参考資料: 中田島砂丘 | 中田島砂丘観光協会 (nakatajima-sakyu.org)
中田島砂丘 - Wikipedia