板長の素材日記vol.1 「白魚(しらうお)」
今日は早春を告げる白魚が入ったので、板長に白魚について聞いてみました!
「やっと白魚がきました。今日は三重県、桑名の白魚です。
白魚は年々減ってまして、数が少ないです。本当は宍道湖産がいいんですが、宍道湖は入りません」
きれいですね
「きれい。」
これってどうやって食べるんですか?
「いろいろ食べ方があります」
生では食べれるんですか?
「ん〜食べれんことないけど、美味しないなぁ」
現地では生で食べるんですか?
「いや、生では食べないんちゃうかな、食べてる人もおるやろけど」
網とかですくってとるんですか?
「【シラウオすくい】ゆうてね、独特な漁ですくうねん」
ヘぇ〜独特なんですね!
宍道湖と桑名以外でもとれるんですか?
「茨城やら色々全国にいたんやけど、どんどん減ってきてるね」
これで成魚ですか?
「ちょっと小さいけど、大体これくらいやね」
あんまり日持ちしなさそうですね
「せえへん」
めちゃくちゃ透明ですもんね!
白魚、絵手紙に書いたらいいかなぁ?
「3匹くらい書いたら?」
春っぽいもんね
「そう、ほんま春や」
板長は白魚好きですか?
「好きです。揚げて食べるのが一番好きです」
ということは今夜も揚げちゃうんですね?
「揚げます!」(嬉しそう)
今が始まりですか?
「メインが3月やね、4月も。年によるねぇ」
今年は多いでしょうか、少ないでしょうか?
「今年は少ないね。宍道湖激減してる。ここ2年くらい特に。宍道湖の白魚はもう一回りでかいねん。京都の由良川なんか、漁師が一人しかおらん。幻になってしもうた。播州赤穂とかもめちゃくちゃ旨いんやけど、とれんって。残念。」
貴重な食材になってしまったんですね。