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母との時間

今日は父が通院するため、家に来てほしいと弟から連絡があり
朝の8時ごろに実家へ着くと、父はすでに病院へと向かっていた。

母はというと、椅子にチョコンと座っていた
私が来ることを弟は伝えていなかったみたいで
母は父が帰ってくるまで
一人でトイレに行くのにどうしたらいいか
必死に考えていたみたい・・・

いつも、重ね履きしているズボンにスパッツ?
プラスもう一枚か二枚ぐらい重ねて履いているものを
一枚減らしてみたり・・・
ちょっとでも、トイレに近いほうがいいと椅子に座ったり
していたよう。

昼頃になると
なんだか、母の瞼が腫れあがっている

お母さん、眼どうしたん?
めっちゃ腫れてるけど・・・

母:「あんたが、来てくれてほんまに助かってんで」
  「ひとりで、どうしようかと思って」
  「ずっと涙がでてくんねん」と・・・

眠っているかと思っていたら
ずっと、タオルで涙を拭いていたんですね

母も、ずっと長い時間
いろんなことを我慢していたのでしょう

がまんすることが当たり前とがまんはするけど
思い通りにならないから、爆発して
ずっと、その繰り返し

もう、がまんしなくてもいいんだよ・・・と
母の足の裏をアロマオイルでマッサージ

背中もカサカサしていたので、ちょっと元気になるように
オレンジの香りのアロマオイルでマッサージ

ながーい ながーい間
母との間の硬く硬く固まったしこりのようなものが
溶け始めたように感じる時間でした。

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