【歌詞】動物にバカにされる
(1)
猫が仲良くしてくれない
犬が仲良くしてくれない
鸚鵡が何も言ってくれない
猿が手に噛みついて離れない
(2)
猫が撫でさせてくれない
たまに撫でられる奴は砂まみれ
犬が散歩に行ってくれない
行けば近所の犬と大喧嘩
(3)
ハムスターが巣箱から出てこない
餌だけ食ったら巣箱へ逆戻り
金魚は水槽を洗うのが面倒臭い
パクパク 水槽の大きさまででかくなる
(4)
いんこはジージージージー文句言う
文鳥は隙さえあればすぐ逃げる
鳩が道を塞いで歩いてる
いつも俺の車にフンを落とす
(5)
山羊は電池のフタみたいな目をしている
馬が壁を向いたままで進まない
牛に脇の下を舐められて
いつまでたってもシャツが乾かない
(6)
エミューが餌を紙コップごと食い散らす
ラクダが唾を吐き散らして威嚇する
もしも 砂漠に不時着したとしても
狐は なついてくれない
(終)
動物が仲良くしてくれない
俺と仲良くしてくれない
人間がこの世から居なくなれば
その方が地球としては持続可能
※メロディは一応あります
※現代詩手帖8月号「動物と読む現代詩」を一文字も読まずに作成。
ちなみに後から読んだ中では、岸田将幸さんの農業の話「カネについて」が一番面白かったです。
2024/9/3 大村浩一