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私たち理学療法士がやるべきこと

はじめに


はじめまして!回復期病院勤務の理学療法士 
西と申します。
このノートでは専門学校時代の同級生3人と日々感じたことや勉強したことを発信していくアカウントです。

四年目の経験からお話しすることもあるので何かご意見ありましたらコメント残していただけると嬉しいです。

回復期病院では在宅退院する方もいれば施設に退院する方、さまざまです。

在宅退院するにあたっては直接自宅に伺い家屋環境の調整やご家族に対して助言を求められることもあります。

私たち理学療法士は病院での生活だけでなく、退院後の生活も考えて介入しなければならないのですがその中で疑問に思うことがあります。

理学療法士の役割

会話の中で、、、、
(○○さんのご家族には能力的に在宅生活は厳しいとお話ししました)とか

(バランスが悪いから家の外でのガーデニングはやめたほうがいいと思います)など
私自身も言っていたし思っていました。

でも、本当は転ぶ姿が想像できたり、もし転んだらどうしようという理学療法士の心理があると思います。

ただ、



あくまで私たちリハビリ職は家族、患者様が安心、安全に暮らせるような提案をする立場だと思います。


そこには患者様、ご家族の意向が第一にあり、いくら私たちが提案したところで最終的に決断されるのは患者様、ご家族様であるべきです。

こう気付けたのは先輩OTと患者様の家の家屋評価に行ったのがきっかけでした。

その先輩はご家族様に対しての言葉遣いや気配りがとても丁寧で的確に環境整備を進めていました。またご家族様やご本人の不安に対して的確にアドバイスをしていました。

訪問が終わり病院に車で帰りながら、、

〇〇さんってとても丁寧にご家族様にアドバイスしていましたね、、何か心掛けてることありますか?と聴きました。
すると一言
リハビリ職はあくまで提案しかできないからね、、笑と。
ハッとしました。

仮に外は歩かないでくださいと言ったとすると
家の中での生活になります。
ICFでいう活動の制限になり、、、私たちが制限してしまうのです、

ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)は、WHOによる健康、機能、障害を総合的に評価する分類体系です。身体機能、活動、社会参加、環境要因、個人要因を評価し、リハビリテーション、研究に利用されます。

ICIDHと異なるのはポジティブ面とネガティブ面の両方を評価していることです。

話がそれました、、


患者様は

なんでそんなこと言われなきゃいけないのか?と、感じると思います。

もし本当にバランスが悪くて危険だとしたら、
、、ガーデニングはやるべきではないのかもしれませんが本当に患者様の幸せになるのでしょうか??? 
例えば、、、

(ガーデニングでのしゃがみ動作では転倒のリスクがあります。なので高めの椅子に座り植木鉢などを台などに置いた状態で作業されることをお勧めします。)などなど、

ですがそもそも、転倒を防ぐ為に身体機能を向上させ安全に暮らしていただくことと、リハビリ職として患者様の幸せを考える。似てるようですが一歩間違えると患者様の不利益につながるな〜と感じてしまいました。

さいごに


私自身もこのような考えで提案できてたわけではありませんが理学療法士は人を幸せできる可能性がある仕事だと感じます。
怪我や病気によって出来なくなってしまったことに対して目標を立て、体の機能を良くしていき、再びできるようになることで患者様やそのご家族と一緒に喜ぶことができると思います。

#理学療法
#作業療法
#言語療法
#家族

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