見出し画像

パートシャッフルの意義と挑戦—成長の機会をみんなに

おはようございます。英国式金管バンドImmortal Brass Eternally(通称IBE)でeuphonium,baritone hornを吹いていますモアイです。

IBEでは、一緒に活動をしていく仲間を随時募集しています。
詳細はホームページをご覧ください。




ブラスバンドはパートが細かく分かれており、ユーフォバリパートでも4パートとも全く違う譜面を演奏しています。

通常、それぞれのパートの専門家としてメンバーが在籍し、席が固定のバンドがほとんどなのですが、私の所属するIBEでは、演奏会ごとにパートのシャッフルが行われます。

(勿論パートのメンバーの状況、パートリーダーの考え方等でシャッフルが行われない時もあります)

賛否両論あることだと思うのですが、自分の考えを纏めてみようと思います。


経験を積む場を作りたい


ほとんどの理由はこれに尽きます。

世界のトップバンドを見ていると、下位のバンドでソリストを経験したリーダー格だった人や、他のバンドではプリンシパルをしている人が二番手三番手で演奏していることも少なくありません。

日本のバンドではそのような経験をしたメンバーを集めることは難しく、また自分がIBEのプリンシパルの席で得難い経験を沢山させていただき成長してきたので全員に共有したい。
成長の場になってほしい。との思いがあります。

「ソリストとして勉強したければ他のバンドに行け」とならないようにしたいです。

メンバーそれぞれの事情を考慮できる柔軟さを持っていたい


今ブラスバンドの意欲が高まっていて、どんどんチャレンジしてみたい。
逆に色んな事情が重なってソリストとして演奏会に乗るのは厳しい…
等々…

パートの入れ替わりがスムーズにできないと、しんどい人にソロが回ってきたり頑張りたい人の不満がたまってしまったりします。

「いつでもソリストにチャレンジできる」「しんどければ任せられる仲間がいる」という状態にしたいです。

年功序列ではなく実力主義で勝ち取ったソリストでありたい


自分のエゴですが、長く在籍しているから任せられたソリストではなく

メンバー全員がプリンシパルができる。

そのうえで信頼を得て勝ち取ったプリンシパルでありたいという思いがあります。
なのでメンバーに求めるものは仲良しな仲間というよりはいつ刺してくるかわからないライバルです(仲良しにこしたことはありません)

常に刺激のある本番を求めて


同じパートで固めてても刺激のある本番はできるって?正論ですね。

ただいつもと違う役割の楽譜。いつもと違う席に座って聞こえてくる周りの音。その中で求められる高水準の音楽。

そういったものを経験して普段の席に帰ってくると普段得られない成長を感じることができます。

私自身、色んな楽器を演奏する経験があるため、「チューバも吹いてみたら?」「テナーホルンも吹いてみたら?」とパートの人間を煽っているのもそのためです。
いつものパートしか吹いたことのない状態とは違う粘り強さの様なものが生まれると感じます。

まとめ


IBEは常設の他の金管バンドへの所属を禁止しています(企画バンドや他のバンドが困っているときのエキストラは除く)

ではモアイが引退するまでみんなプリンシパルできないの?
それがみんなのためになるとは思えません。

あと2ndバリトンが吹けない人用の席みたいに思われるのも我慢なりません。あの席一番重要で一番難しいんやぞ!

すみません取り乱しました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。気が向いたらBrassBand愛を発信しています。スキとフォロー、していただけると嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!

石田モアイ🗿Brassband
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!