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マッチングアプリ備忘録

今日、アプリで出会った人とお別れした。
お別れと言っても、付き合ったわけでもないし、会ったのも数回だけど。


その人はアピールポイントと称して、何度も私に言った。


「駄目なところが一つもないって元カノに言われたよ」
「僕ほど優しい人に出会ったことないっていわれたことある」
「僕はずっと一途だよ」


確かにそうだった。
遊びに行くとなれば必ずお店を予約しておいてくれて、会話の節々でたくさん褒めてくれた。
なおかつ真面目で、浮気とかもしないんだろうな。と会うたびに、話すたびに思っていた。


浮気しない人がいいし、優しかったし、話も盛り上がったし、とにかく浮気しない人がいいし!!!
これはもしかするとこの人と付き合うのかも?
とか思っちゃったりしていた。
まぁとにかく浮気しない人がいいし。

だけどその人は会うたびにいそいそと次の約束を取り決め(それが翌日だったりする)、会えない日は電話をかけてきて、「会いたいね」と言ってくる。
(なんて返せばいいんや。)


大事なことなので一応言っておくと、付き合ってない。

最初は本当にもっと話したいな、次が楽しみだな。などと思っていたが、段々もう分からなくなってきて、話を合わせたり、嘘をついたりしてたら結構すぐに限界が来た。


最後に会った日のアピールポイントの時間に
「あなたのダメなところは、人に余白の時間を与えてくれないところ」
と言いかけたけどやめた。

多分、この人に意味を分かってもらうことは出来ないだろうし、なんせ私にはそんな度胸はない。

余白の時間をくれないのは大罪だ。
何してるかな、と思う前に返信が返ってくるし、
話したいな、と思う前に電話が鳴る。

ある程度の関係を築く前にこうなってしまうと気付いた時には疲れ切って、もう存在すら嫌になってしまうのだ。

あと、楽しいだけが理由でいつまでも一緒にいたい、話したい、と思えるフェーズは終わった。
もう若くない。

お互い自分の時間を大事にしようよ、お互いのことが大事だからこそさ。

と送りかけて、いや、もう意味がないな。と気が付いて

もう会えない。

とだけ送った。
なんせもう若くないから。

色んなことがあって、歳も取ったりして、気になる人、好きな人に無限の可能性を見出してた10代後半の私のままではいられなかったな。



ま、次行こ次!!!!

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