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野呂山GRANDヒルクライム 2024 年代別4位

昨年年代別優勝させてもらった野呂山が今年もやって来ました。(実質)第1回大会というネームバリューの薄さとネットタイムによる騙し討ちで掠め取った前回王者の肩書を固持できるのか。いやエントリーリストの時点でやべえな。無理だこれ。

準備編

前日まで

広島に引っ越してから1年半、野呂山は20回以上登っているのでコースレイアウトは頭に入っている。やれることと言えば減量くらい。
標準体重68kgに対し、2kg減の66kgで臨むことを決意したのが約1カ月前。結果的に見事71kgで当日を迎えることに。なんで?????

せめてもと前日の食事は暴食を控え、米を中心とした消化重視のラインナップでまとめた。

機材

アスリート、ましてやヒルクライマーとしてあるまじき駄肉を抱え挑む野呂山は、粗めの舗装が売りの1つ。
普段の決戦用タイヤはMAXXISのHIGH ROAD SL 25C(CL)だが、直前でパナレーサーのアジリストFAST 28C(CL)へスイッチ。振動吸収性とトラクションの掛けやすさを考慮した選択。チューブはいつものTPU。

あとはガルファー仕込んだり。

当日

9時半出走、3時間前にあたる6時半を目安におにぎり3つと餡パン2つをねじ込む。
7時過ぎに会場へ到着し準備開始。8時を回ったタイミングで缶コーヒーとキューピーコーワゴールドαドリンク、カフェイン錠剤、β-アラニン、2RUN、腰痛対策のロキソニンを投入。更に開会式中にACTIVIKEのスピードジェル。大丈夫?寿命削れてない?

レース開始

整列

カテゴリー毎にパックとなり、スタート地点まで2km100mUP程登る。ここで昨年ゴールを争った福岡のYくんと再会。遠いところ来てくれて嬉しい。

整列していると、想定外の晒し上げ。前年1位の自分と2位のYくんが呼び出され、強制的に最前列へ。
自意識過剰かもしれないが、ただでさえ周囲の視線を感じるのに勘弁してくれ。マークされる程の人間じゃないんだ俺は。余計なエネルギーを使わせてしまうことに申し訳無さすら感じる。
とりあえず昨年のような不義理を犯さずに済むことには安堵。

前は同時出走のチャンピオンクラス。
人間を辞めてしまった方々。

出走

定刻通りにスタート。クリートキャッチは及第点。
オープン参加のヴィクトワール2名を含むチャンピオンクラス、中高生クラスと我らが20代が混走。

チャンピオンクラスを早々に見送り、集団はYくんが先頭。3番手でもおおよそ5倍、瞬間的には6倍が見える強力な牽引。

こんなの耐えられるかと思い、1km程経過した地点で自主的に先頭へ出てペースメイク。空力的には悪手だが、延々と開幕のかち上げに付き合うよりはマシと判断。4.8倍前後で落ち着かせる。

7月の鉢巻展望台。
本番は雲一つ無い秋晴れでした。

集団は6,7人くらい?ローテは諦めて淡々と鉢巻展望台まで牽くと、少し緩んだ箇所で1名がアタック。優勝候補の12番。広島クリテで格上なのは分かっているが、何もせずに見送るのも勿体ないのでYくんと2人で反応。様子見だったのか斜度が上がる前にペースダウン。ここまでヒルクラの走り方じゃない。

なんとか平坦区間は喰らいついたものの、岩海ヘアピンまでの登坂でじわりと加速される。中切れを起こしてしまうので観念してドロップを宣言。現れたのはYくんではなく、中高校生2人を引き連れた9番の選手。ノーマークだったが、その佇まいから強さを感じる。なんとか最後尾にジョインしようとするがこれも厳しい。じわじわと離され、一人旅になってしまった。

こうなるともう踏めない。後方に気を遣る余裕もなく垂れ始め、気付いたら直登区間でYくんに追い抜かれる。表彰台が零れ落ちていくのを感じながらも追従できず、単独でロータリーへ進入。

ラスト1km。9番からドロップしたと思しき中高生2人を連れたYくんの背中が20m先に見える。
ロータリーで数秒休んだ脚に鞭打ち、6倍超で踏み込む。が、僅かな差しか詰められず、結局白旗を上げ終戦。

最後だけちょっとスプリントした。

結果

リザルトは31分39秒で年代別4位。これでも昨年より50秒近く速い。ロータリーまでのいつもの区間で見てもPRを更新。つまりは単純に力不足。やはり昨年のように甘くはなかった。まだまだ修行が足りないようだ。

ゴール後Yくんと記念撮影。

ところで周囲の話を聞くと、自分のパワメ(アシオマ)が下振れしているかもしれない疑惑が。今回のNPは310W(約4.4倍)。いくらエートスが軽いとはいえ、この程度で出せるタイムでは無さそう。

ローラーとアシオマとで乖離している感覚も無いので、どちらも下振れしているのだろうか。たしかに長らくゼロ調してない。
体重計が上振れしてる可能性もあるな。正直こっちの方が嬉しい。

総括

ベストも更新し、とりあえず今の自分にできる最大限の力は出せた。昨年のは運が良かっただけ。
ベースメイクをしたりと、脚のあるうちは頭を使った走りもできた。
ローテを回したかったのは確かだが、そんな雰囲気でも無かったので仕方ない。
今回も楽しい苦行でした。

おまけ

帰宅後、Yくんと市内の居酒屋へ繰り出すことに。酒カス日本酒好きの彼のお眼鏡にかなう店選びができたか不安だったものの、ご満足いただけたようで何より。

普段から飲み歩いていて良かった。

体系立った解説を聞きながら飲むと、馬鹿舌なりに解像度が上がった気がして楽しい。
大星山でまた会いましょう。まだ何の案内も届いてないけど大丈夫?エントリー出来てる?

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