モバエム最終日を病院のベッドの上で迎えた話
※安心してください、ポジティブな入院です
※故にプライベートな内容が含まれます
※抜けてた部分追記しました(3月5日20時)
サービス停止告知を自分の目で見たのは自宅の最寄りの駅
TLで交流のあるP達が嘆き悲しんでいるのを見て心を決めモバエムを開いた
その日は突発的な集中豪雨に見舞われ歩道を歩いていた自分に車が水飛沫を浴びせ全身がびしょ濡れで、駅で告知を読み１つ２つ呟いてからフラフラと歩き出した空はいつの間にか雨が止んでいた
夕焼けから夜に移りゆくグラデーションがとても綺麗で、私はこの景色をずっと覚えてるんだろうなとぐっしょりと濡れた服に不快感を覚えながら帰路についた
モバエムとの出会いと過ごした日々と葛藤の話
福利厚生の手厚い友人PのプレゼンでSideMとお前の好きそうなやつはこれ！(意訳)と担当を勧められアニメを観て始めたのがモバエムだった
最初は手探りでやっていたもののコツコツと出来るのが性に合ったのと、担当の雑誌やイベストを読み漁りどんどん魅力に引かれていった
初めてまとまった額の課金をしたのもこれが初めてだった、ガシャは良くない文明
友人P曰く「そこまでになるとは思わなかった
」との事
このことはこれから先も許さないからな！ありがとう！とことあるごとに宣言をしている
タイミングがちょうど悪く箱イベも担当上位も全然来なかったのも良い思い出だ、嘘、そこは許せていない、私は許すがコイツは許すかな(例の画像)
他にも円盤の上映会やライビュという文化にも初めて触れてSideMがとても楽しかった
コラボも沢山あって通販や現地にも足を運んだ
今現在、現地に行けたのはアニサマと去年のプロミのみで、いつかエムだけのライブの現地にも行きたいと思っている
そんなこんなで楽しんでいたモバエムがサービス停止の告知
本当に本当に絶望的だったし家についた途端に少し泣いた
その日のうちにコナモノを食べに行って自分をどうにかなぐさめたし、なぐさめられた
それでも生きていかなきゃいけないんだよなぁと激重感情を抱き、次の告知を待つ日々が始まる
ところがどっこい、まぁ告知が来ない来ない
復刻があるかも！と最後のイベントでアイテムを溶かすこともなくひたすら続報を待つ
合間に挟まったライブもどんなキモチで観れば良いのか葛藤はしたが、素晴らしい公演でまた泣きながら担当を拝み居間の最前列から全力でペンライトを振った
絶対に演者側はやりにくかったと思うのにそれでもあれだけのパフォーマンスを見せてくれてどんなに救われたか
それでもライブが終わればモバエムはどうなるんよ…とすぐに引き戻される
この放置期間は普通に辛かった
もしかしたらという希望と駄目だったらどうしようという絶望がバランスを崩しながら自分に襲いかかり、体調が良くないときは涙が溢れ出た
どこに出してもヤバい奴になりかねないなと日常は普通に過ごすようにし、内心は労働してる場合じゃないんですよヤダー！と床でのたうち回り泣いて泣いて過ごしたい気持ちでいっぱいだった、多少は我慢出来る大人で良かった
そんな日々を過ごして再度具体的な告知があったのはそれから2ヶ月後
届いた通知の文章からは完全なサービス終了しか読み取れずここでと思わずまた泣いてしまうのだった
自分の話
ここからはだいぶプライベートな話となるのでそんなんいらんのよという方がいらっしゃったら、コイツはなんかしらんけどサ終日は入院してたんだなって情報だけ持って次の見出しまでスクロールして頂けますと幸い
サービス終了日が2023/1/5
つまり315に合わせてくれたんだなという気持ちとだからどうした！終わるんやぞ！！という気持ちで生まれたての子鹿くらいプルプルして安定しない情緒にも程がある自分には１つの懸念材料があった
やばい、出産予定日が近い
※追記※
なのでサービス停止＆サービス終了告知は胎教に悪いベスト3に入ることがおわかりいただけただろうか
どうせ眠れない日々になるのだから起こされて降ろせない時には、片手でも出来るバー農業となんならイベント走って気を紛らわそうと思っていたのに私は何を支えにしたら…と何重にもショックだった
※追記終了※
人生色々あるよね、ってんでそのイベント(？)を控えている自分には様々な意味でどうしようかと悩んだ
厳密に言えば予定日は10日ほど後だがどうせ早まるし何が起こるか解らない
なので下手をしたらサ終の瞬間は分娩台か手術台の上という語り継げてしまうレベルのものになってしまう、し、帰ってこれない可能性も勿論ある
もしそうなったとして無事に帰ってこれたのなら絶対にレポート提出しようと心に誓うなどした
なるべくその日より前かその後に出てきてね〜と優しく優しく話しかけた結果、3日に入院し色々と酷くなるまではモバエムのデータを残すためにスクショや動画を撮ったり、自カプの作品を読んだりしながら決戦に備えた
結果はこの日記を書いているので言わずもがな、無事にK.O勝ちをキメてその日のうちになんとか帰ってこれた
どうでもいい話だが痛みに負けぬ様にサブスク解禁されたのを良いことにSideMつよつよリストを作った、だけれど微塵も聞く気力も余裕もなかった、人は痛みの前には無力である
当日までの話
3日に入院し一騒動を終え、サ終日は病院で迎えることが確定した
幸いにも呼び出し時間も終了時間と被ることはなさそうで、当日までは暇さえあればモバエムのスクショや動画を引き続き残した
なんと更に幸いにも個室の病院だったので音を出しても気を使わなくて済む、ありがとう個室、勿論サ終に備える気なんて微塵もなかったけれど
呼び出しの合間を縫って記録を残しながら
本当に終わるんだろうか
誰か嘘だって言ってくれ
いいよ、やっぱりプラットフォーム移動にするね！アイテムとカードはごめんね！ﾃﾍﾍﾟﾛ！してもいいよ
だからさ、いなくならないでよ、側にいてよ
と時折泣きながら繋がりづらいモバエムと格闘した
サーバーがここまで少なくされてるのは薄々感じてはいたがあまりに酷い繋がらなさっぷりで変な笑いを浮かべたのも良い思い出だ、嘘、許せていない(２回目)
撮れなかった数々のものはアーカイブに絶対に絶対に絶対に残すんだぞと遺憾の意を込めた
サ終前日、夜の回診で「何か困り事や不安な事はありますか？」と問いかけられた
「明日で大大大好きなゲームが終わってしまうんで困っています」
「大号泣すると思うのでとても不安です、どうしたらいいですか？」
なんて言えるはずもなく気丈に大丈夫です！と元気に答えた、看護師がワンチャンPで有ることに賭けても良かったかもしれない
その日の夜
明日で私の知っている担当は居なくなってしまう
あの事務所にいる皆はもう居なくなってしまうもうこの世の中の何処にも彼らはいなくなるのだ
だってさ
諦められないよ
諦めたくなかったよ
まだずっとずっとずーーっとプロデュースしたかったんだ
と、自分でも引くくらい嗚咽を堪えながら泣いた
ありがとう個室、ビバ個室、リアルマニーがかかりすぎること以外は感謝しかないよ、病院に選択肢がなかったんだ、ありがｻﾝｷｭｰ
この日もギリギリまで残す作業をして担当のお気に入りのマイデスクに置き台詞の１つ１つを噛み締めて枕を濡らし寝た
当日の話
とうとうこの日を迎えてしまったと朝の回診を終えてすぐに記録を残す作業に戻る
だけれどさすがに最終日、事務所から追い出されまくった
なんで自分の事務所にすら入れんのだ、と怒りまくったのも良い思い出だ、嘘、許せていない(３回目)
そうしているとサ終の数時間前に看護師が申し訳なさそうに病室に入ってきた
「クリーニングの業者が入るので、ワックスや清掃が終わるまで病室の外で待ってて貰っても良いですか？」
え？私病室からすら追い出されるの？？？？
このまま物理的にも追い出されたままサ終を迎えるのか？と何周も回って面白くなりながら笑顔で了承し外のソファで作業が終わるのを待った
その間は少しでも新しく読み込もうとしたのなら担当の顔すら見れなくなる状況で、慎重に慎重にモバエムをなんとか隅々まで見て回った
マイデスクはお気に入りのカードで埋めてリダカは１回目の18人ガシャで来てくれた奇跡的なカードにして、感謝のツイも沢山沢山した
お礼を言っても言い足りない
最後のマイデスクの台詞は
「今回の役を通じて､自分自身もまた成長することができた気がするｯｽ!」
だった
本当はこれから先の成長もずっと見ていたかった
この世界で見ていたかったんだよ
この世界の担当が、この円城寺道流が自分を師匠で居させてくれたのだ
その誇らしさはずっと忘れない
ありがとう、本当にありがとう
そうして物理的には無事に入れた病室のベッドの上で、サービス終了の瞬間を迎えた
そのあとお世話になっていた同時多発フルーチェタグに投稿し食べたフルーチェ(シュークリームの姿)は、ちょっとしょっぱくて美味しい
演者のツイに涙腺を破壊されつつ救われもしたその日の夜は、担当の始まりの曲を聞きながら寝た
ありがとうモバエム
とりとめなく書き散らした日記(のようなもの)を読んで頂きありがとうございました！
あれか２ヶ月経ちましたがバー農業してない自分にもパネミを倒していない自分にもイベントを走っていない自分にも慣れてるんだか慣れていないんだか…
モバエムだったからこそここまでSideMにハマれた部分が沢山あって、更には今で読む専門だった自分が二次創作をするまでになりました
沢山の思い出を貰いましたしこれからもモバエムの事を沢山沢山話していくと思います、アーカイブ早く出てくれ明日出てくれ頼むぅ
これから先もモバエムが、担当がずっとずっと大好きです！