長野県の地元資本スーパー
今回のぷらっと旅は、長野県の南信州エリア。行政区で言うと駒ケ根市や宮田村、伊那市周辺。ただ、投稿する内容については、旅についてというよりも、地元資本のスーパーマーケットについてをメインに書いていきます。
地元資本のスーパーマーケット
本来、スーパーマーケットというものは、その地に住んでいる住民が日常の食料品や日用品などを買い出しにいくために存在し、旅行者が行くものではないところとなり、旅行者はお土産屋さんなどで買い物をするのが一般的ではあるのかもしれません。
しかしながら、だからこそスーパーマーケットに行けば、その土地の日常生活を垣間見ることができる場所とも言えることができるわけで、私の場合、国内外問わず、旅先では時間さえあればスーパーに行ってみることにしています。地元資本でなくとも、地物が多めのところや、逆に地元資本でも大手食品メーカーのものばかりを取り扱うところももちろんあるので、一概には言えないのですが、基本的には、地元資本のスーパーマーケットに行くようにしています。
長野県のスーパーマーケット
さて今回の旅行先、長野県には県内全域に点在する地元資本系スーパーとして、デリシアとツルヤとがあり、そのふたつが、二大巨頭となっており、それぞれの特徴などを私なりに書いていきたいと思います。
デリシア
まずデリシア。デリシアは、長野県でバスやタクシーなどの交通業を営み、本社を松本市に置くアルピコグループが、県内で62店舗のスーパーマーケットを展開しています。逆に長野県外には1店舗も無くすべて県内にあるようで、そのため長野県の主要な街には、だいたいあります。
品ぞろえとしては、地場の野菜や果物などの青果コーナーがおそらくどの店もありますが、どちらかと言うと大手食品メーカーのものが多めな印象です。
価格帯としては普通か、もしくは中の下ぐらいかと思います。
ツルヤ
そしてツルヤ。ツルヤは長野県小諸市(創業時の明治25年当時はは北佐久郡小諸町)で元々は海産肥料商をルーツとして、その後戦後にスーパーマーケットを開店させたのが始まりで、長野県と一部群馬県に店舗展開をしており、現在の店舗数は78店舗となっています。こちらもデリシア同様、ほとんどの店舗が長野県内にあるため、県内主要な街にはだいたいあります。
品ぞろえとしては、地場の高原野菜や果物などの青果に加え、ルーツが海産商なだけあって、長野は海なし県と言えど、鮮魚コーナーも充実しています。精肉コーナーも地物をそろえているというよりは、全国からの流通品ですが、店内に加工場がある店が多いようです。
価格帯はデリシアと比べると少し高め、一般的に見ても中の上、もしくは上の中ぐらいではないかと思います。
ツルヤのPB商品
そしてなによりもツルヤはオリジナル商品、つまりPB商品が大変充実しています。ツルヤオリジナルとして売られているPB商品に加えツルヤプレミアムとしてすこし高級なラインのPB商品もあります。また、PB商品の点数も多く、軽井沢の丸山珈琲とコラボしたコーヒーなどもあり、ツルヤのホームページを見ると、毎月のように新商品が開発され、力の入れようがうかがえます。長野県でしか買えない(群馬県にも店舗はありますし、なんだったらオンラインストアでも買えますが)ということもあり、ジャムやお酒、ジュースなどの常温ものはお土産にもいいんじゃないかと思います。ちなみに私のおススメは野沢菜とハムです。
ツルヤの店舗
ツルヤの店舗は大きいです。平均的なスーパーと比べても、店舗の陳列在庫も多めで、圧倒的な物量があります。そもそも建屋自体が大きく、店舗内の通路も広いです。街自体がちょこまかしている世田谷にルーツがある成城石井やKALDIなんかは狭い通路に背の高い棚にびっしりと商品を積んでいるのに対し、ツルヤは、長野には土地があると言わんばかりに広々としています。
ではデリシアか、ツルヤか
地元民であれば価格や立地で使い分け、私のような旅行者であればツルヤとなるのではないかと思います。しかしながらデリシアも軽井沢などの別荘地や、本拠地のある松本などはは少し趣の違う店構えのようなので、それぞれいった時々で、寄ってみたいと思います。