見出し画像

唐揚げの聖地巡礼と福沢諭吉のふるさとを訪ねる旅

今回の、ふらっとこっそり旅は、大分県中津市に向かいます。
大分県中津市と言えば、唐揚げの聖地であり、いろいろな唐揚げの食べ比べができるほどのお店があります。それともうひとつ、福沢諭吉のふるさと(福沢諭吉の生まれは大阪)に慶応に通った者として、一度行ってみたかったこともあり、6月の平日に時間が取れたので、行ってまいります。

まずは中部空港セントレアから、大分空港にむけてのフライトです。7:25セントレア発のIBEXエアラインズ IBX65便に搭乗します。機材は、カナダ BOMBARDIERのCRJ700です。ANAのコードシェア便として登場しましたが、私にとって、IBEXエアラインズ運行のフライトは初めてでした。

機内サービスはドリンクのみ
搭乗したBOMBARDIER CRJ700

セントレアから大分空港までのフライト時間は70分、ほぼ定刻に到着です。
大分空港は今後来ることがあるのだろうか、いやないかもれない、ということで空港ターミナルビル内をしばし散策します。

到着ロビーには足湯が(準備中でしたが)
大分空港ターミナルビル屋上の展望デッキ

その後、空港から中津市に行くわけですが、この大分空港の最寄りの特急列車が停車する駅である杵築駅までは、タクシーで。バスも出ているし、なんだったら中津駅まででもバスで行けるのですが、ちょっと所要時間が長すぎるので、タクシー+鉄道となりました。

JR九州の杵築駅の駅前広場

JR九州の杵築駅は想像以上に人っ気がなく、駅舎も古めかしく、ここに特急が停車するのかという趣のある駅でした。杵築駅からは9:35発のソニック16号に乗って、中津駅に向かいます。

杵築駅に入線するソニック16号

10:04に中津駅に到着し、中津駅構内にある、中津耶馬渓観光案内所のレンタサイクルを借り、サイクリングマップをもらい、まずは福澤諭吉旧居・福澤記念館へサイクリングです。
旧居のある中津駅北口に出てみると、駅前広場には、さっそく福沢諭吉の銅像が立っていました。

中津駅北口の福沢諭吉像

福澤諭吉旧居・福澤記念館へ向かう途中、さっそく一軒目の唐揚げ屋を(株)豊国畜産の「ぶんごや」を発見、寄り道がてら、唐揚げを購入します。

(株)豊国畜産 ぶんごや

このお店は、基本的には精肉店であり、店内の一角に唐揚げやとんかつなどの総菜もおいてあるといったお店です。この、ぶんごやでは、まずはスタンダードな唐揚げをということで「骨なし」を100g購入しました。

ぶんごや の 骨なし

ただの精肉店なので、店内にイートインコーナーのような食べられるスペースなどはないので、お店の前に自転車を止めて、路上で唐揚げをいただきます。購入最小単位が100gなので、唐揚げの個数としては3つほど、さくっと食べて、ふたたび福沢旧居へ向かいます。

ぶんごや の店内 精肉店の一角で唐揚げが販売されている

(株)豊国畜産から自転車漕ぐこと数分、福澤諭吉旧居・福澤記念館へ到着です。平日の昼間で、修学旅行生のような団体客もいないため、来場者はおらず、貸し切りでした。ここでは入場料が必要ですが、この後行こうとしている中津城の入場券とセットになったチケットが売られており、それを購入して入館します。

福沢諭吉旧居

福沢諭吉は、ここ中津藩の下級藩士の子として、大阪の中津藩屋敷で1835年に生まれました。しかし福沢が1歳6か月の時に父と死別し、その後母と兄弟で中津に里帰りし、その後19歳で蘭学を学びに長崎に出るまでの間、この旧居で幼少期~青年期を過ごします。
この施設は、旧居と同じ敷地内に立つ記念館からなり、記念館のほうには、写真や遺品をはじめ、資料が保管・展示されています。

中津城天守閣

福澤諭吉旧居・福澤記念館をあとにし、次は中津城に自転車で向かいます。
中津城は黒田孝高が築城し、細川忠興が完成させ、その後城主は小笠原家を経て、奥平家が城主となっています。福沢諭吉が幼少期に中津に住んでいたころの城主も奥平家です。
現在の天守閣は、戦後昭和39年に再建された建物で、さらに平成26年に、NHK大河ドラマが黒田如水を題材とした「軍司官兵衛」が製作されることが決まると、中津城は再整備がなされました。
福沢旧居で購入したチケットで中津城に入ると、天守閣にも登れて、城下町である中津市内を一望することができます。同時に、この中津城は中津川の河口にあり、周防灘も望むことができ、ほぼ海に面したお城であることがわかります。

中津城天守閣から中津市内を望む
天守閣から中津川河口と周防灘を望む

中津城の見学を終えたあとは、唐揚げ食べ比べを再開です。
二軒目の唐揚げ屋さんは、「中津総本店 からいち」です。ここはメディへの露出も高く、からあげグランプリのようなイベントにもまめに出店しているので、全国的にも知名度が高そうです。今回訪問した時間帯もお昼前ぐらいであったこともあり、観光客っぽいお客さんが店内のイートインスペースに、数人見うけられました。

中津総本店 からいち

このあともあることなので、からいちでも100gだけ、ここでは「骨なし唐揚げ(もも)」をいただきます。一軒目の「ぶんごや」と比べると、味が濃く、たしかに、唐揚げグランプリで金賞が取れそうな味がします。またここは精肉店ではなく、弁当屋で唐揚げを販売している業態であることにも違いがあります。

からいち の 骨なし唐揚げ(もも) 100g

ふたたび自転車を漕いで、駅のほうに引き返します。
三軒目の唐揚げ屋さんは、「中津 彩鶏々~イロトリドリ~」へ。駅から徒歩でも数分程度の近さで、比較的新しめの、明るい内装で、テイクアウトの唐揚げ専門のお店です。たぶん若い人がやっているんだろうな。

中津 彩鶏々~イロトリドリ~ 駅から近く、隣はビジネスホテル ルートイン


彩鶏々は、店内は明るめ若めのテイクアウト専門唐揚げ屋さん

このお店では「せせり(塩)」をいただきます。お店の推しメニューがこのせせりとVチキンといういうことで、骨があって食べづらいVチキンでなく、せせりのほうにします。もちろん最小購買単位の100gです。せせりなのでお肉自体がグニュっとやわらかく、ジューシーであるので、この唐揚げもまた同様にやわらかジューシーで現代っぽいお味です。

彩鶏々の せせり(塩)100g

さて次は線路の南側、お城と反対のほうに繰り出します。はじめは歩きでいいかとも思ったのですが、何軒か回るとなると、時間が足らなさそうなので、レンタルサイクルをしましたが、これからが自転車の本領発揮となり、駅から2Kmほどの「元祖中津からあげ もり山 万田本店」へ。ここのお店はファミリーマートでも監修された唐揚げが販売されていたり、大分以外にも店舗を出店しているような、全国区で有名な唐揚げ店です。万田本店を訪問したときは、お昼時でもあったので、唐揚げよりもお弁当を買い求めるお客さんが多かったです。

元祖中津からあげ もり山 万田本店

骨付きであることもあって、個数は少なく、そろそろもたれが来そうな胃にもやさしめ。老舗ではありますが、全国区展開しているだけあって、醤油やにんにくの味付けが濃く、古くさい感じは全くありません。

元祖中津からあげ もり山 万田本店 の 骨付き(ぶつぎり)

その後、中津駅への帰り道の途中、「チキンハウス 中津本店」に立ち寄りました。ここの唐揚げ店は、唐揚げを中心としたレストランで、その一角でテイクアウト用に販売するコーナーと、イートインができる場所も用意されており、唐揚げ屋さんにしては比較的店舗は大きめです。

チキンハウス中津本店
チキンハウス中津本店 の骨なし100g

ここでは、もっともスタンダードな、骨なしを100g購入しました。そろそろおなかもいっぱいなので、イートインコーナーもありますが、ここでは食べずに持ち帰り、中津駅に戻ります。

中津駅(南口)

中津駅からは、特急 ソニック32号でまずは小倉駅まで、行きます。

特急 ソニック32号

特急 ソニック32号は、そのまま乗車していれば、博多駅まで行きますが、それだと搭乗予定のフライトに間に合わないので、山陽新幹線に乗り換えて、博多駅まで、そしてさらに福岡市営地下鉄に乗り換えて、福岡空港まで向かいます。

のぞみ23号

福岡空港に到着すると時刻は15:25。フライトは16:00なので、そう時間はありません。ただ私は2014年からスターフライヤーカードを持っており、専用保安検査レーンを使えるため、からANAラウンジに入れるので、わずかな時間ではありますが、一応は立ち寄り、ソフトドリンクぐらいは頂きます。

福岡空港 ANAラウンジ

福岡空港から、中部空港は、NH3864に搭乗。ANAが運航するフライトで、使用機材はBoeing737でした。中部空港は、それほど大きい空港ではないので、国内線のメジャー空港までは、だいたいBoeing737で乗りなれた機材です。16:00に福岡空港を出発した飛行機は、17:20に中部空港に到着、この旅は終わりました。




いいなと思ったら応援しよう!