第11回 noteで行う星空ツアー:秋の星座 その③
夜空を見上げた時、
「あの星は〇〇だ♪」と分かるようになったり、
星に関する物語を知ることで
より星空浴を楽しんでいただきたいと
思いを込めた“noteで行う星空ツアー”
星や宇宙の楽しさを
少しでもお届けできればと思います。
第10回は、秋の星座 第2弾ということで、
ケフェウス座、カシオペア座、アンドロメダ座
を紹介いたしました。
秋の星座 第3弾の完結編である第11回は、
ペルセウス座、くじら座、うお座♓️、おひつじ座♈️
を紹介したいと思います。
おひつじ座♈️の方、
1年間、お待たせいたしました。
なんせ、私も おひつじ座です🐏。
さて、まずは、前回の振り返りから。
ケフェウス王のもと、
愛娘を自慢するカシオペア王妃、
鎖に繋がれているアンドロメダ王女。
この辺りから紐解いていきましょう。
なぜ、アンドロメダ王女は
鎖に繋がれているのか?
その答えは、
カシオペア王妃の言葉にあります。
「海の妖精ネレイドも アンドロメダの美しさに及ぶものはあるまい」
海の妖精ネレイドとは、
海の神 ポセイドンの孫娘にあたる妖精
この言葉がポセイドンの怒りをかい、
王国は 巨大な海の怪物に襲われます。
そこで怒りを鎮めるため神に助けを求めたところ
「アンドロメダを生贄として捧げよ」と
告げられます。。
その結果、アンドロメダ王女が
鎖に繋がれているのです。。
いつの時代も 口は災いの元ですね😅。
① ペルセウス座
カシオペア座とアンドロメダ座
その隣にいるのが
ペルセウス座
生贄として鎖に繋がれたアンドロメダを
助けたのが、
ペガサスに乗って 通りかかった
この ペルセウスです。
“通りかかった”って。。
そんなことある?
ペルセウスは 帰り道だったのです。
メデューサ退治の。
そう。
髪の毛の1本1本が蛇のメデューサ。
このメデューサの首を怪物に突きつけ、
アンドロメダを助けたということです。
“メデューサの首を持ってた”って、
そんなことある??
ちなみに このペルセウス
8月の中旬の流星群である
“ペルセウス座流星群”のペルセウスです。
② くじら座
先ほどの話に出てきた
“巨大な海の怪物”こそ
この くじら座です。
この くじら座には
特徴的な星があります。
変光星の“ミラ”です。
このミラ、
「不思議なもの」という意味があり、
ラテン語で「ビックリ」という意味です。
こっちもビックリ😳です🫢
変光星とは、
周期的に明るさを変える星
このミラは、
332日周期に 2等から10等級まで
明るさを変える脈動変光星です。
③ うお座♓️
南から見て くじら座の北側にあるのが うお座♓️
黄道12星座の1つ
ただ、明るい星がなく、見つけにくい😢
ので、秋の四辺形を目印に
その四辺形を挟み込むようなV字を探しましょう。
この うお座♓️
2匹の魚が紐で結ばれているように描かれています。
第9回で紹介した やぎ座を思い出してください。
このやぎ座、
ナイル川の辺りでオリンポスの神々が集まって
宴会をしているところに
巨大な怪物 テュフォーンが現れ、
これに驚いて逃げた時の姿と紹介しました。
この宴会に
美の女神 アフロディーテと
その息子で愛の神 エロスもいました。
同じように慌てて逃げるこの親子は
魚に姿を変えてナイル川に飛び込みますが、
流れが早いため、はぐれないようにリボンで
結んだということです。
④ おひつじ座♈️
黄道12星座の1つ
こちらも明るい星がなく
見つけるのは難しそうです。。。
ギリシャ神話では、
黄金の羊として描かれているようです✨
2024年2月から始めた『noteで行う星空ツアー』
今回で、春夏秋冬 四季の星空の紹介が完結
となります。
お付き合いしていただきました皆様、
本当にありがとうございます🙇♂️。
この一年で積み上げてきたものが、
これからの星空案内人としての活動を
後押ししてくれるものとなること確信しています。
一旦、これで春夏秋冬 完結とはなりますが、
毎年、少しづつかもしれませんが
ブラッシュアップしてお届けできればと
思っていますので
その時はまたお付き合い下さい🙇♂️
一旦の区切りとして、
1年間、本当にありがとうございました!!
それでは、
『夜空を通じてみんなで幸せに』
良い星空浴を✨