第1回 noteで行う星空ツアー:冬の大三角
夜空を見上げた時、
「あの星は〇〇だ♪」と分かるようになったり、
星に関する物語を知ることで
より星空浴を楽しんでいただきたいと思いを込めた“noteで行う星空ツアー”
星や宇宙の楽しさを少しでもお届けできれば
と思います。
ちなみに、“星空ツアー”をキーワードにAIに絵を自動生成してしてもらうと以下が出てきました。
すごい時代です。
第1回は1月に発信する予定でしたが、
遅れに遅れてしまいましたが😅、、、
記念すべき第1回は、
冬の大三角
定番すぎて「知ってるよー🧐」という方もいらっしゃるとは思いますが、
冬の時期にこれをスルーすることは出来ません。
オリオン・おおいぬ・こいぬ🐶の話をお楽しみください😉
① オリオン座
言わずと知れた冬を代表する星座
ギリシャ神話では
オリオンは海の神ポセイドンの子で
傲慢だが、腕良い狩人🏹
海の上を歩くことが出来たと言われています。
さすが、ポセイドンの子😆
月と狩の女神🏹アルテミスに出会い、
一緒に狩りをするようになり恋仲に。
アルテミスが心配となった双子の兄であるアポロンはアルテミスを海岸に連れて行き、
遠くの海に見える光を指差して言います。
「いくら腕の良い狩の達人でも、
あの小さな光を射抜くことは出来ないだろう?」
そうやってアルテミスをけしかけ、
実は海の上にいたオリオンを射抜かせてしまいます🏹
アルテミスはオリオンの死を悲しみ、
大神ゼウスに頼んで星座にしてもらったということです🥲
月🌕がオリオン座の近くを通る時は
この二人の話を思い出していただければと思います☺️
オリオン座を形成する星たちはというと、
オリオンの右肩にある赤く輝く冬の大三角のひとつ ベテルギウス
左足にある白く輝くリゲル
共に1等星⭐️
これに加えて、2等星が5つもあります。
通りで目立つわけです。
日本ではそれぞれ、
平家は旗の色が赤だったのでベテルギウスは平家星
源氏は旗の色が白だったのでリゲルは源氏星
とよばれていました。
この他にもベテルギウスとリゲルは対照的な点があります。
ベテルギウスは
星の一生のうちの後半で赤色超巨星
表面温度は約3000℃で太陽の半分程度
大きさは太陽の800〜1000倍で、
太陽の位置にすると木星に届くくらい大きい
一方、リゲルは
若い星
表面温度は12000℃で太陽の倍
大きさは太陽の70倍
ちなみに“リゲル”はアラビア語で、
「巨人の左足🦵」という意味があるそうです。
そのまんまやん!
オリオンの腰あたりにあり3つ星
その下に縦に並んでいる小三つ星も
可能であれば見てみてください。
この小三つ星の真ん中は
M42 オリオン大星雲
ここで星が生まれてるんですね✨
まさに、星のゆりかごです。
② おおいぬ座
全天で最も明るい恒星シリウスのあるおおいぬ座
一説には
狩人オリオンが連れている猟犬🐕ということです。
狩人オリオンの足元にあるので、
そのように見えますね🐕
シリウスは
ギリシャ語で「焼き焦がすもの」という意味を持ち、中国では天狼星と言うそうです。
また、エジプトでは日の出の直前にシリウスが東の空にのぼってくる頃が夏至で、
ナイルの氾濫の時期をおしえてくれる星として崇められていたそうです。
③ こいぬ座
シリウスほどでは無いものの
全天で8番目の明るさを誇るプロキオンのあるこいぬ座。
ギリシャ神話では
狩人アクタイオンが連れている猟犬🐕です。
アクタイオンは山の中をさまよっているうちに水浴びをしているアルテミスを見てしまったことでアルテミスに鹿🦌に変えられてしまいました。
すると連れていた猟犬メランポスがそうとも知らずに鹿となったアクタイオンに噛みついたということです。。
メランポスはいく日もご主人のアクタイオンを待ちますが、帰ってくるはずもありません。
涙に暮れるメランポスを哀れに思ったゼウスが
メランポスを空にあげてこいぬ座となったそうです。
ちなみにプロキオンは
ギリシャ語で「犬に先立つもの」という意味を持ち、おおいぬの前という意味だそうです。
④ 冬の大三角
オリオン座のベテルギウス
おおいぬ座のシリウス
こいぬ座のプロキオン
これら3つの星を繋げると、
冬の大三角
これら3つの星は全天でもトップ10に入る星たちなので、分かりやすいかと思います☺️
いかがでしたか?
冬の夜空は1等星が多くてとても賑やか。
暖かくして この賑やかな夜空をお楽しみください😊
それでは、
『夜空を通じて みんなで幸せに』
良い星空浴を✨