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第9回 noteで行う星空ツアー:秋の星座 その①
夜空を見上げた時、
「あの星は〇〇だ♪」と分かるようになったり、
星に関する物語を知ることで
より星空浴を楽しんでいただきたいと
思いを込めた“noteで行う星空ツアー”
星や宇宙の楽しさを
少しでもお届けできればと思います。
第8回は、夏の星座 第3弾ということで、
いて座♐️、いるか座🐬、や座
を紹介いたしました。
前回、
みずがめ座♒️、うお座♓️、おひつじ座♈️の方、
お楽しみに!
と前回、記載しましたが、
すみません🙇。予定変更させてください。
第9回は、
ペガスス座、やぎ座♑️、みずがめ座♒️、みなみのうお座
を紹介したいと思います。
なお、予告ですが、
第10回は、
ケフェウス座、カシオペア座、アンドロメダ座
第11回は、
うお座♓️、ペルセウス座、おひつじ座♈️、くじら座
を紹介したいと思います。
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① ペガスス座
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159533553/picture_pc_34735f82d015bc39ba8b2db69cbfb4c1.png?width=1200)
夜空高く見上げてみると、
正方形に近い四角い星の並びが見えます。
これが、秋の四辺形
冬は、大三角やダイヤモンド
春は、大三角や大曲線
夏は、大三角ですが、
秋だけ、四辺形なんです。
頭の真上付近に
四つの星が四角に並んでいるので
「確かに四辺形🤔」
となるはず!
この四辺形、
2等星が3つと 3等星が1つですが、
周りに明るい星がないので
分かりやすかと思います。
この四辺形、
日本では「枡形星(ますがたぼし)」
と呼ばれていたそうです。
また、この四辺形、
「ペガススの四辺形」
とも呼ばれており、
その名の通り、ペガスス座の一部です。
“ペガスス”と聞いて、
羽の生えた馬“ペガサス”を思い浮かべる方も
いるかと思いますが、正解です! が、
なぜ “ペガサス”ではなく“ペガスス”なのか?
星座名はラテン語で呼ばれるのが一般的
だからです。
夏の星座でご紹介した“ヘルクレス座”
“ヘラクレス”ではないのも、
ラテン語読みだからです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159535902/picture_pc_96cfb4dd8fdd751e9140be80d5a684a0.png)
この ペガスス座、
胴体から前の部分のみの星座となっています。
しかも、頭が下で 前足が上。。
上下、ひっくり返っていますが
これもまた ペガスス座の特徴として
覚えましょう😊。
星に詳しい方は、
ここまでで “ムムッ”となっておる方もいるかと思います。
実は、この四辺形の左上の星 “アルフェラッツ”は
アンドロメダ座の一部なのです。
しかも、アンドロメダ王女の顔の部分。。
詳しくは次回のお話で。。
② やぎ座♑️
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159537812/picture_pc_8b3b49c6bb9497c714a10d75cf8cef3e.png?width=1200)
黄道12星座の1つ、やぎ座
見つけ方は、
こと座のベガとわし座のアルタイルを繋げた先、
もしくは、秋の唯一の1等星である
フォーマルハウトの西側にあります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159560937/picture_pc_b2592bc09e00c17fa25ced9f80470e42.png?width=1200)
この やぎ座、
上半身はヤギ🐐、下半身は魚🐟。。。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159561964/picture_pc_0aae33ec0e45b230cf55a0f07b501f9f.png?width=1200)
描かれているのは 羊飼いと羊の守り神です。
ナイル川の辺りでオリンポスの神々が集まって
宴会をしているところに
巨大な怪物 テュフォーンが現れます。
これに驚いた神々は、
動物に姿を変えて逃げ出します。
その際、あまりにも慌てていた為、
上半身はヤギ🐐、下半身は魚🐟と
変身が中途半端に。
それを面白がったゼウスが
その姿を星座にしたとか。。
ゼウスさん、そりゃないよ😅。。。
③ みずがめ座♒️
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159564270/picture_pc_42b3ba61e11a86249352f6e6bb2dc981.png?width=1200)
黄道12星座の1つ、みずがめ座。
みずがめ座の場所は、ペガスス座の下で
秋の唯一の1等星フォーマルハウトの上。
みずがめを持ったガニュメデスの姿とされています
ガニュメデスは稀に見る美少年
宴会でお酌をする役目の人を探していたゼウスは
この美少年の噂を聞きつけ、
大きなワシ🦅に姿を変えて
ガニュメデスをさらっていきます。
そう。わし座のワシは、ゼウスなのです。
しかし、お酌をさせるのに連れてくるって。。。
このガニュメデス、
木星のガリレオ衛星の1つであるガニメデとして
木星の神 ゼウスに今でも仕えています。
ちなみに、このお酌のお酒は、
不老不死の神の酒 “ネクタル”。
不二家ネクターの語源ということです。
ジュースつながりで、
みずがめ座の以下の部分は
“三ツ矢マーク”
と呼ばれています。
(こちらは、三ツ矢サイダーが先です)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159574015/picture_pc_8d3d9193a2243a79de34c87273e4933b.png?width=1200)
さらに、みずがめ座をラテン語で言うと
“アクエリアス”
そのまんまですが、
あのアクエリアスの語源です。
④ みなみのうお座
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159573713/picture_pc_acc8756b01664b7595b9226ed917d941.png?width=1200)
みなみのうお座は、みずがめ座のすぐ下にあり、
秋の夜空唯一の1等星であるフォーマルハウトの
ある星座です。
フォーマルハウトはアラビア語で、
“魚の口”
逆さまになって、口を開けて
不老不死の神の酒 “ネクタル”
をゴクゴク飲んでいるようです😆。
いかがでしたか?
秋の星空ツアーの第1弾。
第2弾、第3弾も お楽しみに!
それでは、
『夜空を通じて みんなで幸せに』
良い星空浴を✨