第9回 noteで行う星空ツアー:秋の星座 その①
夜空を見上げた時、
「あの星は〇〇だ♪」と分かるようになったり、
星に関する物語を知ることで
より星空浴を楽しんでいただきたいと
思いを込めた“noteで行う星空ツアー”
星や宇宙の楽しさを
少しでもお届けできればと思います。
第8回は、夏の星座 第3弾ということで、
いて座♐️、いるか座🐬、や座
を紹介いたしました。
前回、
みずがめ座♒️、うお座♓️、おひつじ座♈️の方、
お楽しみに!
と前回、記載しましたが、
すみません🙇。予定変更させてください。
第9回は、
ペガスス座、やぎ座♑️、みずがめ座♒️、みなみのうお座
を紹介したいと思います。
なお、予告ですが、
第10回は、
ケフェウス座、カシオペア座、アンドロメダ座
第11回は、
うお座♓️、ペルセウス座、おひつじ座♈️、くじら座
を紹介したいと思います。
① ペガスス座
夜空高く見上げてみると、
正方形に近い四角い星の並びが見えます。
これが、秋の四辺形
冬は、大三角やダイヤモンド
春は、大三角や大曲線
夏は、大三角ですが、
秋だけ、四辺形なんです。
頭の真上付近に
四つの星が四角に並んでいるので
「確かに四辺形🤔」
となるはず!
この四辺形、
2等星が3つと 3等星が1つですが、
周りに明るい星がないので
分かりやすかと思います。
この四辺形、
日本では「枡形星(ますがたぼし)」
と呼ばれていたそうです。
また、この四辺形、
「ペガススの四辺形」
とも呼ばれており、
その名の通り、ペガスス座の一部です。
“ペガスス”と聞いて、
羽の生えた馬“ペガサス”を思い浮かべる方も
いるかと思いますが、正解です! が、
なぜ “ペガサス”ではなく“ペガスス”なのか?
星座名はラテン語で呼ばれるのが一般的
だからです。
夏の星座でご紹介した“ヘルクレス座”
“ヘラクレス”ではないのも、
ラテン語読みだからです。
この ペガスス座、
胴体から前の部分のみの星座となっています。
しかも、頭が下で 前足が上。。
上下、ひっくり返っていますが
これもまた ペガスス座の特徴として
覚えましょう😊。
星に詳しい方は、
ここまでで “ムムッ”となっておる方もいるかと思います。
実は、この四辺形の左上の星 “アルフェラッツ”は
アンドロメダ座の一部なのです。
しかも、アンドロメダ王女の顔の部分。。
詳しくは次回のお話で。。
② やぎ座♑️
黄道12星座の1つ、やぎ座
見つけ方は、
こと座のベガとわし座のアルタイルを繋げた先、
もしくは、秋の唯一の1等星である
フォーマルハウトの西側にあります。
この やぎ座、
上半身はヤギ🐐、下半身は魚🐟。。。
描かれているのは 羊飼いと羊の守り神です。
ナイル川の辺りでオリンポスの神々が集まって
宴会をしているところに
巨大な怪物 テュフォーンが現れます。
これに驚いた神々は、
動物に姿を変えて逃げ出します。
その際、あまりにも慌てていた為、
上半身はヤギ🐐、下半身は魚🐟と
変身が中途半端に。
それを面白がったゼウスが
その姿を星座にしたとか。。
ゼウスさん、そりゃないよ😅。。。
③ みずがめ座♒️
黄道12星座の1つ、みずがめ座。
みずがめ座の場所は、ペガスス座の下で
秋の唯一の1等星フォーマルハウトの上。
みずがめを持ったガニュメデスの姿とされています
ガニュメデスは稀に見る美少年
宴会でお酌をする役目の人を探していたゼウスは
この美少年の噂を聞きつけ、
大きなワシ🦅に姿を変えて
ガニュメデスをさらっていきます。
そう。わし座のワシは、ゼウスなのです。
しかし、お酌をさせるのに連れてくるって。。。
このガニュメデス、
木星のガリレオ衛星の1つであるガニメデとして
木星の神 ゼウスに今でも仕えています。
ちなみに、このお酌のお酒は、
不老不死の神の酒 “ネクタル”。
不二家ネクターの語源ということです。
ジュースつながりで、
みずがめ座の以下の部分は
“三ツ矢マーク”
と呼ばれています。
(こちらは、三ツ矢サイダーが先です)
さらに、みずがめ座をラテン語で言うと
“アクエリアス”
そのまんまですが、
あのアクエリアスの語源です。
④ みなみのうお座
みなみのうお座は、みずがめ座のすぐ下にあり、
秋の夜空唯一の1等星であるフォーマルハウトの
ある星座です。
フォーマルハウトはアラビア語で、
“魚の口”
逆さまになって、口を開けて
不老不死の神の酒 “ネクタル”
をゴクゴク飲んでいるようです😆。
いかがでしたか?
秋の星空ツアーの第1弾。
第2弾、第3弾も お楽しみに!
それでは、
『夜空を通じて みんなで幸せに』
良い星空浴を✨