XDRとは? Extended Detection and Responseの解説メモ
ITセキュリティのXDRとは、Extended Detection and Responseの略で、エンドポイント、ネットワーク、クラウド、サーバーなどの複数のセキュリティレイヤーからデータを収集し、分析することで、サイバー攻撃を検知・対応するセキュリティソリューションです。
従来のセキュリティソリューションは、エンドポイントやネットワークなどの単一のセキュリティレイヤーに焦点を当てていました。そのため、マルウェアやその他の脅威が複数のレイヤーにまたがって侵入した場合、検知や対応が困難でした。
XDRは、複数のレイヤーからデータを収集し、分析することで、マルウェアやその他の脅威を包括的に検知・対応することができます。
XDRの主なメリットは、以下のとおりです。
* マルウェアやその他の脅威を包括的に検知・対応できる
* セキュリティ運用の効率化を図ることができる
* インシデント対応の迅速化を図ることができる
XDRは、企業のセキュリティを強化するために、今後ますます注目されるセキュリティソリューションです。
XDRの具体的な機能としては、以下のようなものがあります。
* マルウェア検知
* 侵入検知
* 異常検知
* 脅威インテリジェンス
* 分析・可視化
XDRは、複数のセキュリティレイヤーからデータを収集し、分析することで、これらの機能を実現します。
XDRは、以下の3つのコンポーネントから構成されます。
* **センサー**
センサーは、エンドポイント、ネットワーク、クラウド、サーバーなどのセキュリティレイヤーからデータを収集します。
* **データコレクター**
データコレクターは、センサーから収集したデータを収集し、統合します。
* **分析エンジン**
分析エンジンは、統合されたデータを分析し、脅威を検知します。
XDRは、企業のセキュリティを強化するために、今後ますます注目されるセキュリティソリューションです。
XDRのソフトウェアとしては、以下のようなものがあります。
* **CrowdStrike Falcon**
* **Microsoft Sentinel**
* **Palo Alto Networks Cortex XDR**
* **Symantec Endpoint Detection and Response (EDR)**
* **Trend Micro TippingPoint XDR**
これらのソフトウェアは、いずれもエンドポイント、ネットワーク、クラウド、サーバーなどの複数のセキュリティレイヤーからデータを収集し、分析することで、サイバー攻撃を検知・対応する機能を備えています。
また、これらのソフトウェアは、クラウドベースで提供されているものが多く、導入や運用が容易であるというメリットもあります。
以下に、各ソフトウェアの特徴を簡単に説明します。
* **CrowdStrike Falcon**
CrowdStrike社が提供するXDRソリューションです。エンドポイント、ネットワーク、クラウドなどの複数のセキュリティレイヤーからデータを収集し、分析することで、サイバー攻撃を検知・対応することができます。また、クラウドベースで提供されており、グローバルな展開にも対応しています。
* **Microsoft Sentinel**
Microsoft社が提供するSIEMソリューションです。Microsoft Sentinelの機能を活用して、XDRを実現することができます。また、クラウドベースで提供されており、グローバルな展開にも対応しています。
* **Palo Alto Networks Cortex XDR**
Palo Alto Networks社が提供するXDRソリューションです。エンドポイント、ネットワーク、クラウドなどの複数のセキュリティレイヤーからデータを収集し、分析することで、サイバー攻撃を検知・対応することができます。また、クラウドベースで提供されており、グローバルな展開にも対応しています。
* **Symantec Endpoint Detection and Response (EDR)**
Symantec社が提供するEDRソリューションです。Symantec Endpoint Detection and Response (EDR)の機能を活用して、XDRを実現することができます。また、クラウドベースで提供されており、グローバルな展開にも対応しています。
* **Trend Micro TippingPoint XDR**
Trend Micro社が提供するXDRソリューションです。エンドポイント、ネットワーク、クラウドなどの複数のセキュリティレイヤーからデータを収集し、分析することで、サイバー攻撃を検知・対応することができます。また、クラウドベースで提供されており、グローバルな展開にも対応しています。
企業のニーズや要件に合わせて、適切なXDRソフトウェアを選択することが重要です。