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【pjcs2024予選抜け】コーチングテツノイサハ【熱血指導】


[はじめに]

本稿はpjcs2024予選を突破し、本戦でも使用したコーチングテツノイサハ軸構築の紹介記事です。構築記事を書くのは初めてなので見るに堪えないかもしれませんがよろしければお付き合いください👋

戦績
【pjcs2024第二回予選】
22勝5敗
レート1744.029(128位)
【pjcs2024本戦】
11勝9敗
レート1534.934

[構築]

予選時はブリジュラスのテラスが電気でした
(バトメモで作成、見やすくてオススメです)

トルネ中心の素直な追い風展開とテツノイサハのコーチングで物理エースを通す展開の2プランを持ち、特にSブーストカミ、チョッキ持ちのタケルライコで追い風を対策しているスタン構築に対して後者のプランを通していくことを強く意識した構築です。実際スタンへの勝率がとても高く、これが第二回予選環境下で有利に働いたと感じます。
本戦ではスタンと当たる機会が少なかったのですが、レギュFは強い並びが異様に多いルールであり全方向に対策を貼ることは難しかったため「相手にあまり左右されずに押し付けられる勝ち筋を持ちつつ、スタンには勝てるようにする」という構築の組み方をした人が多く結果本戦で「スタンメタvsスタンメタ」が頻発してしまっていたのかなと個人的に考えていて、改めて難しいルールだったなあと感じます。

[構築経緯]

トルネロス×水ウーラオスのいわゆる「トルネウーラ」から構築を組み始めました。理由はパワーが高いからです。

ズッ友感ある

この二匹に加え、レギュFはガオガエン、ゴリランダー、炎/水オーガポン、タケルライコ、ウーラオス、化身ランドロス、ハバタクカミ等のポケモンを中心としたスタン構築の存在感が強かったため、これらポケモン達の多くに優位を取りやすいセグレイブを採用し続けていました。
高い数値と水草電気への耐性がこれらを相手取ることにおいてとても優秀で、ドラゴンタイプには珍しく炎技が等倍という欠点はあれど雨乞い持ちトルネロスの存在と特性「ねつこうかん」の圧力からあまり気になりませんでした。(純粋な晴れパはめちゃキツい)

なんだかんだずっとエースだった男

このトルネウーラセグレイブ@3の並びは非常に好感触だったのですが、試合運びがとても単調で読まれやすかったためいっそサポーターをもう一体採用しトルネの追い風展開とは別軸の、特にタケルライコやSブーストカミなど追い風対策で選出されることの多いポケモン達に強く出られるプランを用意しようと考えた結果……………コーチング戦術に注目し、テツノイサハを採用するに至りました。(俺もまさかこのポケモン使うとは思ってなかったよ)
コーチングイサハを中心にしたプランに沿う形でウーラオスはドレインパンチを採用したチョッキ型に、セグレイブをクリアチャーム地面テラ地震型に設定。後はトルネウーラセグレイブの補完枠として元々考えていたポケモン達の中から構築の穴を埋められそうなポケモンを選んでコーチングイサハ展開にも合うように調整し直し、結果パワフルハーブブリジュラスタスキハバタクカミを採用して構築が完成しました。 

[個体紹介]

【トルネロス@ゴツゴツメット】

「ランドの氷テラバ」を受けるトルネロスくん
なぜかいつも笑いを生む男

実数値[181-*-112-166-110-132]
B:特化ウーラオスのテラ水流耐え、テラ暗黒強打耐え
C:ゴツメ×3+等倍こがらしでAS水ウーラを93.75%で倒せる、ゴツメ+こがらし(抜群)でAS悪ウーラ確定
D:C169メガネカミのマジシャを98.83%で2耐え

相手のウーラオスがコーチングで上げたBを貫通してくる関係上、持ち物含めかなり対ウーラオスを意識した調整になっています。イサハ展開から後投げで追い風をする試合が多いため初手のサポート性能をあまり意識していません。後発から浮いてる追い風枠を出していけることで地面テラ地震型のセグレイブをとても活かしやすかったです。
「にらみつける」はウーラオス、セグレイブの物理エース達へのサポート技としてかなり優秀で、いたずらごころにより先制で打てるため礫のリーチをかなり引き上げてくれたりもします。
余談ですがやたらとギャグセンスが高くなにかと試合を盛り上げてくれるおじさんだったのでNNをコメディアンとしていましたが予選から急にやる気を出してくれました、えらい!

【ウーラオス(連撃)@とつげきチョッキ】

雪パにやたら強かった
雪の中の武闘家、達人感があってイイネ

実数値[189-185-121-*-95-134]
A:あまり
B:鋼テラでパオカイの最大神速不意打ち確定耐え
D:C169メガネハバカミのテラマジシャ最高乱数以外耐え、C特化電気テラライコの迅雷耐え
S:準速80族+2、追い風下で最速テラス草オーガポン抜き

チョッキウーラにコーチングしたら最強やん(笑)実質ビルドレチョッキ(笑)
と考えこの型となりました。実際強かったですが威嚇をそのまま通してしまうことや守るがないことが気になりガオガエン入りに対してはイサハの隣にセグレイブを置くことが多かったです。
アイススピナーではなく冷凍パンチを採用した理由は、イサハで展開したエレキフィールドを壊さないようにするためです。
考察する時間がなく採用を見送りましたが、この枠をイイネイヌにすることも少し考えていました。今思うと毒テラどくづき採用でもよかったような…

【テツノイサハ@ブーストエナジー】

就活頑張ってます

実数値[195-150-108-*-133-169]
D:カミのメガネシャドボを意識し少々厚めに(C実数169程度ならば8割くらいの確率で耐える)
S:最速100族+2、ブースト時準速レジエレキ抜き

誰がなんと言おうとMVPです。
草エスパーという弱点の多いタイプがネタにされがちですが、サイドチェンジがある上でエース2体とはテラス込みで考えても横の相性補完が良く、何より貴重な非格闘のコーチング枠であることでハバタクカミのマジカルシャインに対してエース側でテラスを切れる点がとても強かったです。
これに加えて高い素早さ+Sブーストにより多くの展開で上からコーチングを通すことができ、変化技の選択肢も豊富かつ強力なものが揃っているのはイサハならではの強みだと思います。

鋼テラウーラとの相性関係は特に良かった

技の採用意図
・コーチング…これがないと始まらないので確定
・リーフブレード…速いサポート枠としてタスキは潰せるようにしたかったが、サイコブレイドではタスキの多いパオジアン、悪ウーラオスに無効化されてしまうためこちらを採用。
・サイドチェンジ…コーチングを受け火力、耐久の上がった隣と位置を入れ替える動きが強力なので採用。1ターンでも多くエースを動かせれば試合が変わるし、コーチングでBも上がる関係上「入れ替えても結局耐えられない」場面が少ないため相手視点だと非常にケアしづらい。前述の通りエースとの相性補完が良くそれも活きる。
・エレキフィールド…水ウーラがバレルを呼びやすいことや、「ディンルーヘイラッシャ」のあくびに対して有効な動きを構築単位で持てていなかったことから採用。セグレイブの地震をゴリランダーのグラスフィールドに邪魔されずに通すこともでき、ワイドフォースを中心とした構築にも刺さっていた。地味にブリジュラスのエレクトロビームのリーチも伸ばせる。

【セグレイブ@クリアチャーム】

マジでかっこよかった!

実数値[209-216-120-*-108-112]
S:追い風下準速スカーフウーラオス抜き
耐久方面は適当

構築の大エースです。A+1巨剣突撃はナーフ前ザシアンの巨獣斬よりも火力が高く、地面テラ地震の範囲火力と合わせて敵をサクサク倒していく様が見ていて爽快でした。
化身ランドロスやテラスのないカイリューを意識するならばつららおとしほどの火力は必要ないこともあり、氷技にはかなり迷いましたが結局先制技を持つ価値のほうが高いと判断したため「こおりのつぶて」を採用しています。パオジアンの礫採用が本戦で多かったことからもこの技自体需要が高かったのだなと思います。
味方を巻き込む地震、リスクのある巨剣、通常氷技を切っての礫採用と特殊な技構成なため慣れるまでは使いにくさも感じるかもしれません。

【ハバタクカミ@きあいのタスキ】

「おねむなハバタクカミ」
なのに基本起きてるような気がする

実数値[131-*-75-205-155-187]
CSタスキでトリル封印するだけです。ガチガチのトリル構築とかなり前のめりなアグロ構築の極端なS操作組に弱い構築になっていたためこの型を採用しました。タスキの行動保証と耐久に割かないことによる火力を併せ持っているため後発としても安定して強かったです。

【ブリジュラス@パワフルハーブ】

あほくさ

実数値[165-*-151-194-85-137]
無理やり行動保証その2
頑丈CSでとにかく対面性能が高くなるようにしました。予選時は電気テラスでしたが、先発から追い風雨展開でエレクトロビームを連打…という展開に持ち込むことが少なかったこともあり本戦ではステラで使用していました。対ガチトリルでカミと合わせて初手に出す以外は基本後発です。

似たような枠としてタケルライコの採用も考えたのですが、第一回予選後トルネウーラブリジュラスが流行った事でこの三体がいると「ウーラオスはおそらく水だろう」と皆考えるようになったため、トルネウーラに相手の意識を向かせることができ選出面でかなり優位に立ちやすかったです。

[選出]

汎用

先発:テツノイサハ+ウーラオスorセグレイブ
後発:トルネロス+何か

vsガチトリル

先発:ハバタクカミ+ブリジュラス
後発:相手に合わせて
(普通のトリルはコーチングのB↑でなんだかんだ耐えることができたり、鋼テラチョッキウーラオスがかなり刺さっていたりするのでトリル展開に持ち込む以外の勝ち筋が見えないような極端なトリル構築相手にのみ)

vs極端なアグロ

先発:ハバタクカミ(トリル)+なにか
後発:ウーラオス、ブリジュラス、セグレイブのアタッカーを中心に選出

vsホムラ構築

先発:テツノイサハ+セグレイブ
後発:お好み
(ホムラ構築に採用されやすいポケモンは地震のあるセグレイブに弱点をつかれやすく、クリアチャームによりワイドブレイカーのAダウンを受けないためセグレイブの優先度が高い。)

他トルネ+アタッカーがあまりにも刺さっている、ということがあれば初手トルネロスから入りますが、まだそのあたりの選出は詰められていません。
ガチガチの晴れパ、一部寿司には相性が悪くこれといった解答が見つかっていません。

[レンタルパーティ]

質問等あればX内のDMで受け付けています。
軽い雑談レベルの話でも大歓迎です👍
記事最下部にリンクがあるのでそちらからどうぞ〜
ちなみに4/22 11:00時点のイサハくん
ちょっと上がったりしたら嬉しい

[感想]

難しいルールだと言われてきたレギュレーションFで予選を勝ち抜けることができたこと、去年の予選初参加から練習を重ね今回初の予選抜けを達成できたこと、「珍しいポケモンで活躍する」という一度は夢見る体験ができたこと、構築をほとんど一人で完成させたこと、ずっと欲しかった「相棒枠」「代名詞」のようなポケモンができたこと…今大会で得たものは多く、とても幸せな時間を過ごすことができました。本戦は残念な結果に終わりましたが、来年こそは…!
これからイサハを使う機会があるかはわかりませんが、最初で最高の相棒としてずっと胸に刻みたいと思います。イサハネタは擦り続けます。

ここまで読んでくださった方はありがとうございます。良ければXアカウントもフォローしてね
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