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【詩】暗い誘惑

やっぱり
潰してしまおう

身体も心も
単なる容れ物にすぎないのに

それなのに

わたしのことを苦しめるから

やっぱり
壊してしまおう

思い出も今も明日ですら
過ぎ去るものでしかないのに

それなのに

わたしのことを苦しめるから

潰してしまえば
壊してしまえば

わたしを苦しめるものたちの姿を
はっきりと見定められるだろうか




ごめんなさい。
心の中を取り出すと、こんなに暗くて、不穏な詩になってしまいました。
こんなこと書いて公表できるぐらい、元気なのだと思ってください。

「〈連作詩一〉 ざわざわの形6」で、痛みも苦しみもちゃんと…できているかはわかりませんが、わたしなりに回収します。



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