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【詩】歓びの朝には

苦しい時は
もっと苦しくなれ、と願う

幸せな時は
今だけを切り取りたい、と祈る

悲しい時は
ただ底なしの沼に沈むことを、請う

楽しい時は
この時が繰り返されることを、夢見る

怒りの時は
全てを巻き込む渦になることを、欲する

歓びの朝には

窓辺に踊る光の粒が
温かに頬を濡らすことを

知る








この詩を、もうすぐ、大切な人と大切な時間を過ごす、わたしの大事な友に贈ります。

何事にも真っ直ぐで一生懸命のあなたが、
歓びの朝を迎えられますように。




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