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自作の詩や詩にかかわる文章を掲載します。 自身が気付いたこと、他の人の表現からインスピレーションを得たもの、など、つぶやきを詩のような形にしました。
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2025年1月の記事一覧

【詩】イヤリング

君の耳元で ゆらゆらと ときには とびはねるみたいに 君が笑うたびに 君が歩くたびに 君が振…

しおん
3週間前
13

【詩】指先(No.18)

吾に触れし 君の指先 戀ふる肌 熱く染まりて 秘められもせず フォロワーの“ミズノさん”…

しおん
4週間前
8

【詩】心あちこち(No.17)

星々の煌めきに 心は奪われる 緑の雫の瑞々しさに 心は潤う 花々の匂い立つ香りに 心は染め…

しおん
4週間前
8

【詩】“接吻”ロダンとカミーユ

唇を求めて 身体は縄のごとく 糾う 決して離れない 決して離されない 人びとの 眼差しに さ…

しおん
1か月前
12

【詩】くちづけ(No.15)②

唇に 触れし指先 交差させ 瞳見つめし 十六の恋 フォロワーの“ミズノさん”が、自らの執…

しおん
1か月前
10

【詩】くちづけ(No.15)①

貴方は 言葉を吐息に包み わたしの耳に くちづける ずっと、番号順に公表していたけど、今…

しおん
1か月前
11

【詩】まなざし(No.13)

吐息が わたしを包むと 帷が 霧のように降りる 耳朶は 赤く透け 項は 白く光り 囁きは 鼓膜の内を 青く満たしてゆく 手は 肌を目覚めさせ 胸は 鼓動を伝え合い 歯は 痛みを甘やかに刻み 腕は 縄の如く纏わり 脚は 花園を開け放ち 指は 戒めを解くように 花芯を奏でる 溢れる蜜に 惹き付けられるように 唇が寄せられ 濡れた舌に 鮮やかに息づくものが 捉えられると 撓る背は 波しぶきを上げ 柔らかな乳房は その頂の蕾を固く絞り上げ 震える子宮は 

【詩】振り向かせたい(No.12)

帰り道 君は前しか 見ていない せめてこのまま 横に居させて フォロワーの“ミズノさん”…

しおん
1か月前
11

【詩】手を繋ぐ(No.11)

我が子とて 手を繋ぐるは 昔日の 汗と温もり 振りほどかれて フォロワーの“ミズノさん”…

しおん
1か月前
7

【詩】蠢く

旋律の重なりに 音が蠢く 彩りの重なりに 色が蠢く 波の重なりに 風が蠢く 木々の重なりに …

しおん
1か月前
12

【詩】静まる(No.10)

喧騒の 街を行き交う 人群れに 君を見知るや 音ぞ消えゆく フォロワーの“ミズノさん”が…

しおん
1か月前
10

【詩】凍星 二篇

積もらねば 冷気は道に 沁み入りて 薄氷踏む 凍星の夜    * 凍星に  凍り尽くせと…

しおん
1か月前
8

【詩】降る(No.8)②

冬空に 降るは何の 便りかと 伸ばす手のひら 溶けゆく言葉    * 天から降る 虹に降…

しおん
1か月前
9

【詩】あなたを想う時間

わたしは何かしながら あなたを想う時間が好き たとえば 音楽を聴きながら たとえば 映画を見ながら たとえば 絵の前に佇みながら たとえば 料理中につまみ食いをしながら たとえば 美味しいお酒を飲みながら たとえば 口遊みながら たとえば 交差点を渡りながら たとえば 電車に揺られながら たとえば 窓を拭きながら たとえば 鍋を磨きながら たとえば 花に水を遣りながら たとえば 雨音に耳を傾けながら たとえば 小鳥に話しかけながら たとえば 猫と戯