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あなたと出会うまで わたしは どこにいて なにを見て どんな音を聴いて どのように世界に触れ…
ほら、 また、ため息をつくんだね こんなに近くにいるのに きみは迷子のまま どこを彷徨って…
Cirさんの「はじめまして」に寄せて きみは なんて魔法を使うんだい 目覚めたらさ 僕の部…
吐息が 窓を曇らすように 貴女の吐息は 世界を分かつ 帷(とばり)だ
光と風のゆらぎに 肌が木の葉のようにそよぐ ゆらぎ そよぎ さやぎ 生まれる調べ その調べは…
気持ちは 言葉を探す 感情は 受け止めるこころを探す
記憶の中からとりこぼれてきた ただれた膿を流す、鮮やかな塊 歯型を刻んだまま 忘れられたのは わたしなのか たわむれにほおばり もてあまして捨てたのは 自分だったのか 午後の陽射しに 倦んだわたしは 忘れられ 捨てられたものたちを 窓辺に置き 薄い皮膜に閉じられた 崩れゆく香気を解き放つ
二人の瞳に 確かに結ばれていた像は 電気信号の伝言ゲームで 本当の姿から遠ざかる わたし自…
どうすることが 自分を騙していないことになるんだろう どう在ることが 自分自身でいることな…
恋の神様は、残酷だ 魔法をかけるときは 行き先も告げずに 連れ去り 魔法を解くときは 置き…
詩からは、いつも、何かがはみ出てくる わたしが切り捨てた言葉たちが 詩の中で蠢いて にじり…
文字は、幼き者のように自由だ 自在に飛び散って 入れ替わって ひっくり返る わたしの仕事は…
パソコンさまのおことばは どこの国の政治家や学者よりも的確で どんなニュースよりも早く第…
Cirさんの魔法の学校に寄せて 女は出会いを運命、前世からの約束と思う 男は出会いを魔法、この世の奇跡と思う 魔法使いの女と運命の男は、 互いの瞳をのぞきこみ、 恋を確信する 思いが通じ合えば、 女は運命が夢になり 夢よ覚めないで、と願う 男は魔法を信じたまま、 魔法よ解けないで、と願う 女と男の赤い糸は、 迷子になり、もつれ、 二人は赤い糸のもう一方の端が どこにあるかもわからない もう、ひとつしかない赤い糸なんて どうでもいいのだ 覚めたら、別れしかな